2024/6/9

うさちゃんとおとーちゃんの

『楽しいながらも貧しい我が家』

 

 


『ビッグエビフライ』

 

 

 

今日はエビフライで行こうと思う。

「エビフライ好きね。」

エビフライが嫌いな子供っているのか?

「だれが子供よ?」

途中で折り返してるからいいんだよ。

「何回よ?」

今日のはちょっと違うぞ。

 

 

「何が違うの? いつものバナメイぢゃない?」

ちょっと大きいだろ?

「言われてみればそんな気もするわね。」

いつもはグラム売りだけど、今日のは匹売りだから。

「いつもの中からちょっと大きいやつを集めて、ちょっと高めで

売ってるとか?」

そ、それは言わない約束で・・・。

 

 

「どっちにしろ殻剥いたら小さくなっちゃうわね。」

まあ、それは悲しい現実だな。

「むきエビも売ってるんぢゃない?」

やっぱり手間の分だけ高いんだよ。

「金をかけずに手間かける、ね。」

金はないがヒマはある。

「でも、自分で殻剥いたほうが美味しいような気がするわよ、なぐさめで。」

ありがとう・・・なぐさめで、はいらんけど。

 

 

とりあえずパン粉つけた。

「なんか違うのも混じってない?」

これは、驚け! 蟹だ!!

「はい、はい。かまぼこね。」

ま、まあ、そうだが。

「甲殻類好きね。」

だね。

「ダンゴ虫も甲殻類だって。」

それは遠慮しとく。

 

 

「また何か増えてるわよ。」

なんせ二日分だから、いろいろと種類は多いほうが飽きないし。

「都度ぢゃめんどくさいとか言うのね。」

それもあるが・・・。

 

 

「わかっってるわ。 油と電気代がもったいない、っていうんでしょ?」

フライヤーの電気代ってどれぐらいなんだろ?

「エコ電力計でもつけてみる?」

絶対そっちの方が高くつく。

「これ、コロッケ? すごく面倒なんぢゃない?」

 

 

そこはそれ、こういう便利な味方がついている。

「佐賀牛・・・ほんとかしら?」

Aコープで買ったから、さすがに偽装はないだろ。

「昔、C〇〇Pが×××××ビーフを『十勝牛』って偽って

売ってたことがあったわね。」

ずいぶん昔の話だな。

「食い物の恨みは怖いのよ。」

牛肉なんてめったに買わないのに、あんときに限って買っちゃったから。

「おとーちゃんの引きの弱さは最高レベルね。」

引きなのか・・・。

 

 

 

 



貧しいメニューに戻る
トップページに戻る