2024/5/19
うさちゃんとおとーちゃんの
『楽しいながらも貧しい我が家』
『困ったときの貧乏豆腐』
「おとーちゃん・・・?」
どうした?
「タイトル・・・。」
あ、ああ。 メニューに困った時にはこれで助かるんだよ。
「そっちぢゃないわよ!! 貧乏豆腐ってなによ?!! 貧乏豆腐って!!」
あれ? 前からそう言ってなかったっけ?
「麻婆豆腐でしょ!!」
『うさちゃんの乱暴豆腐』だったっけ?
「なにっさー!! 『おとーちゃんの健忘豆腐』ぢゃないのさ!!」
うん。やっぱりなんとなく聞いたことのあるフレーズだ。
「・・・。」
「やっぱり赤札ね。」
当然だ。
「一応、麻婆の素にもお肉入ってるぢゃない?」
あれだけだとちょっと寂しいし、なにより、お肉がとーちゃんまで回ってこないじゃないか。
「それは問題ないわ。」
異議あり!!
「却下!!」
いや、それは・・・。
「はい。いつもの。」
これは問題ない。
「でもこれもちょっと値上げされてない?」
まあ、そうだけどまだ許せる範囲だな。
「足したのはお肉だけぢゃないのね?」
キャベツの外葉と芯も炒めて混ぜた。
「外葉と芯・・・。」
芯はしっかり炒めると甘くなって美味しいんだ。
「まあ、食感もいいわね。」
うさぎ島の子分たちにも人気だったよ。
「おとーちゃん人生最大のモテ期が来た!!と思ったら、
モテたのはキャベツだった、ってやつね。」
ああ、残念だ・・・。
ミニおたまもちゃんとあんたの子分だよ。
「子分♪子分♪ !!あんた、言うんぢゃないわよ!!」
これだけ、というわけにもいかないからもう一品。
肉だんご。
「鶏肉だからつくねだんごね。」
これで鶏団子スープを作ろう。
「スープはどうするの?」
これだ!!
「ワンタンスープに鶏団子をぶっこむのね。」
そうだよ。 あっ!!
「どうしたの?」
出来上がりの写真撮るの忘れた・・・。
「ダメだ、コイツ。」
コイツ、言うな!!