2023/10/15
うさちゃんとおとーちゃんの
『楽しいながらも貧しい我が家』
『梅しそ巻』
「で、パソコンはどうなったの?」
ああ。 なんとか復旧できたよ。
「これから、というときに終わっちゃったわよ?」
いやあ、なかなか大変で、写真撮ってる余裕がなかったんだよ。
「お小遣いを減らしたくない一心ね。」
減らすどころか、まともに修理出したら足りない。
「月賦でもよかったのに。」
月賦、は古い言い回しだな。
「なにっさー!!」
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よし。お料理に戻るぞ。
「時間稼ぎしてたのね?」
新メニューを考案中だったんだよ。
「で、今日は何?」
ちょっと前だけどTVで『梅しそ巻』のCMやっててね。
「ああ、あのリンガーハットの浜勝のやつね。」
そうそう。 それそれ。
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「自分だけどんなものか食べに行ったんぢゃないでしょうね?!!」
行ってないよ。
「実物を知らずに作れるの?」
料理は想像力だ!!
「違うと思うわ・・・。」
たぶんこんなんじゃないか料理、でいいだろ。
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「昔は、食べて美味しかったからお家でもできないか?だったのにね。」
もはやお店に行く余裕がない。
「びんぼー!!」
その分、材料費にまわせるからいいじゃないか。
「さらに安売りになるタイミングを狙ってるわね。」
そこだな。
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豚ロースの薄切りに紫蘇を引いて、梅をたっぷり。
「これを巻いていくのね。」
うん。 そこはうさちゃんにまかせよう。
「くるくるくるくる・・・。」
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「こんなもんかしら?」
ああ、いいんじゃないか?
「これに衣を付けて揚げるのね?」
なんか面倒になってきたから、このまま焼いたり?
「美味しいもん作るのに手間を惜しんぢゃダメよ!!」
そうだな。 そうだよね。 ジュウジュウ・・・。
「待ちなさいっ!!」