2023/7/30

うさちゃんとおとーちゃんの

『楽しいながらも貧しい我が家』

 

 


『夏のお花見』

 

 

 

よし! お花見行こう!!

「ちょっと待ちなさいよ!!」

なに?

「いくら時差があると言っても4ヵ月はひどいんぢゃない?」

そうか? それほどでもないんじゃないか?

「・・・言われてみれば、そんな気もしてきたわ。」

しかーし!! 今日はほぼリアルタイムだ。

「お花見が今の時期、リアルタイムなわけないぢゃないのさ。」

花といっても桜だけとは限らない。

「あっ! そういえば以前もあったわ。 アレね。」

あれだ。

 

 

「♪港に沈む夕陽がとても〜きれいですね〜♪」

いや、港じゃないし。

「♪お堀に沈む夕陽がとても〜きれいですね〜♪」

いや、朝陽だし。

「♪お堀に昇る朝陽がとても〜きれいですね〜♪」

綺麗というほどのものでもない。

「なにっさー!!」

 

 

「やっぱり蓮の花だったのね。」

んだ。

「でも、なんかお花、なくない?」

うーん。

 

 

「ほら。もうじょうろになってるわよ。」

高級ホテルのシャワーヘッドだな。

「ハチの巣・・・は恐いわね。」

今年は暑かったから、早く咲いちゃったのかな?

「中の実は食べられるわよ。」

うん。昔食べたことがある。

「取って!取って!!」

いや、多分取ろうとしたら、落ちる。

「(ちっ!!)」

あっ!!絶対やるつもりだったな?

 

 

とこーろどころにはまだお花が咲いてるよ。

「取って!取って!! あれ取って♪」

いや、だから・・・。 あんたも一緒に落ちるぞ?

「あんた、言うんぢゃないわよ!! どーせあたし抱いたままぢゃ取れないから

おかーちゃんに避難するわ。」

 

 

うさちゃんだけ、花の上にのせて撮影するってのはどうだ?

「あたしに挑戦する気ー!!」

お釈迦様みたいでいいじゃないか?

「化けて出てやる!!」

そこは極楽浄土じゃないな。

 

 

「つぼみの時はピンク色で、開いたらだんだん白くなっていってなかった?」

そんな感じだったけどね。

「今年はなんか違ってるわね。」

お天気がねえ、なんかちょっと違うから。

 

 

 



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