2022/12/25
うさちゃんとおとーちゃんの
『楽しいながらも貧しい我が家』
『クリスマスケーキ♪』
「早く!早く!!」
なんだ?
「さっさと出しなさいよ。」
出す、って何を?
「何って、クリスマスプレゼントに決まってるぢゃないのさ。」
いや、クリスマスプレゼントは先週渡したじゃないか?
「あれは、あれ。 今日はサンタさんが良い子にクリスマスプレゼントを
持ってくる日なんですもの♪」
先週のはどうした?
「ごちそうさま。美味しかったわよ。」
全部食べちゃったのか・・・っていうか、サンタさんのプレゼントを
なんでおとーちゃんに要求するんだ?
「そこは、大人だから。 無理なことは言わないわ。」
夢見る頃をすぎても・・・か。 どうせそう来ると思ってた。
「出し惜しみしてんぢゃないわよ!!」
これはちょっといいぞ。
「子分♪子分♪」
まあ、100円だけど、ね。
「それ以外は考えられないわね。」
まあね。
「問題は中身よね。 中身がこの子に見合ってるかどうかね。」
食べられちゃってるかもしれん。
「チロルチョコ バラエティーパック♪」
いろんな味が楽しめます。
「27個・・・何か減ってない? 以前は30個とか、キリがよかったと思うけど。」
ここでもステルス兵器が暗躍してるのか。
「まあ、明記されてはいるけどね。」
サンタさんも大変だよ。
「でもね・・・。」
でも?
「こっちのサンタさんも最高よ♪」
そっちのサンタもいるんだよね。
「おかーちゃん♪ おかーちゃん♪」
そういえば以前のモンブランの時に申し込み用紙がきてたな。
何種類かあったよね?
「全部!全部!!」
いや、だからそれは・・・。
「しょーがないわね。 おかーちゃんにお任せしたわ。」
「やっぱりこれよねー♪」
まあ、そうだな。
「いっぺんに食べきれなくても、これだったら、ちびちびいけるわ。」
というほど残らないけどね。
「まあーねー。」