2022/12/18
うさちゃんとおとーちゃんの
『楽しいながらも貧しい我が家』
『クリスマスプレゼント2022』
こそこそこそ・・・。
「おとーちゃんっ!!」
あっ!! な、なんだ?
「何こそこそしてんのさ?!」
いや、いや別にこそこそなんてしてないぞ?
「そんなわけないわよ!! こそこそ、って声が聞こえたから来たのよ?」
あ、心の声が漏れ・・・じゃないな。
「いま、隠したもの、出しなさいよ!!」
あ、いや、これは来週になれば・・・。
「さっさと出しなさいよっ!!」
は、はい。
せっかくサプライズしようと思って準備してたのに・・・。
「ふうん♪ そういうことだったのね。」
でしょ?でしょ?
「まあ、いいわ。 今日だけは大目に見てあげる。」
なんか間違ってないか?
「あたしの辞書に『間違い』という文字はないわ。」
不良品じゃないか。
「なにっさー!!」
これからこの袋に詰めようとしてたところだったのに。
「いつものやつね。」
「オリジナル袋ね♪」
だって市販の長靴やプレゼントは時々いらないものが入ってるんだもん。
「まあ、悪くないアイデアね。」
なにより・・・。
「なにより?」
安上りだ。
「びんぼー!!」
ネタの品も入れられるし。
「なあに?」
おかーちゃんがはまって、全巻揃えちゃったという、これ。
「『金欠の刃』ってやつね。」
痛い!痛い!イタイ!!
「たしか『うさぎ子』っていう娘も出てたわね?」
『ねず子』だ。
まあ、これは我が家の冬の定番お菓子だな。
「定番って言っても、クリスマスの時にしか買わないぢゃないのさ。」
買わない、んぢゃなくて、買えないんだよ。
「・・・。」
有難味が出ていいだろ?
「有難味ぢゃなくて、抹茶味よ。」
そ、そうだな。 あっ!!
「どうしたの?」
こんなところに・・・。
「子分♪ 子分♪」