2022/11/27
うさちゃんとおとーちゃんの
『楽しいながらも貧しい我が家』
『サラダちくわプラス』
さあ、先週のつづき。
「まったく・・・材料になかったもんが出来てたり、
はんぺんボールはどこいったの? はんぺんボールは?」
揚げもんするのに、一品だけじゃ、衣やら油やら準備したり、
後始末するのが大変だから、数品まとめての調理となっております。
「本当は失敗したときの保険のために、いくつか作ってんぢゃないの?」
どきっ。
「まあ、揚げものってよっぽどのことがない限り、見栄えは悪くても
食べられないってことはないわよね。」
なんか、おとーちゃんはよっぽどのことに好かれているみたいなんだ。
「それはわかりすぎるぐらいわかってるわ。」
だよねー。
「で、今日の保険は?」
まず、これ。
「おとーちゃん?」
なに?
「思いっきり『時差』が発生してるわよ。」
時差・・・だよな。
「まさかこの消費期限のやつを今調理してるんぢゃないでしょうね?」
さすがにそれはないか?
「疑問形にするんぢゃないわよ!!」
もう一つ。
「 ムネ肉とモモ肉ね。」
料理によって使い分けるんだよね。
「まあ、どっちも牛・豚・鶏で一番安い鶏だけどね。」
ありがたや、ありがたや♪
モモ肉は当然唐揚げだな。
「一応、漬けだれは自分で作ったのね。」
まあ、作ったというか、調合しただけだけどね。
「同じ味は二度と出来ない、ってやつね。」
お店の様に安定してないけど、うまく出来たときは美味しいぞ♪
「うまく出来なかったときは?」
それでも、そこそこ食べられるようにするのが腕、だな。
そしてモモは・・・。
「とり天ね♪ この衣も自分で・・・ぢゃないわね。」
うーん、わかるか。
「だって香りが違うんだもん。」
結構いろんな調味料が入ってるからなあ。
「ちゃんとレシピ、水の分量なんかも書いてあるから、失敗しようがないわね。」
いや、それが肉の量に対する粉の量とか、衣の好みの硬さとか、
いろいろと難しいところもあるんだよ。
「思いっきり予防線張ってるわね。」
「これはどっちなの?」
前回のがとり天で、これが唐揚げだ。
「まあ、色が違うから、わかるといえばわかるわね。」
前回は下ごしらえまでだったはんぺんボールもちゃんと揚げといたよ。
「これは味付けしてないから問題ないわね。」
衣もあってもなくても、特に問題ないからね。