2022/7/3
うさちゃんとおとーちゃんの
『楽しいながらも貧しい我が家』
『神の海老フライ』
今日はすごーく豪華な料理を作ろうと思う。
「豪華♪豪華♪」
まあ、我が家にとって、だけどね。
「なに? ピザ屋のピザ? ほか弁の特製幕の内?
ケンタッキーのパーティパック?」
まあ、我が家の豪華なんてそんなもんだな。
「どれ?」
いや、作る!!って言ってるだろ?
「有名どころの出来合いのものは、そうそう外さないけど、
材料が豪華なものは失敗したら後が痛いわよ?」
あいたたた。
「大丈夫なんでしょうね?」
まあ、料理そのものはよくやってるから、大丈夫・・・かな?
「かな? はやめなさいよ!! かな? は!!」
じゃんじゃじゃーん。
「海老みたいに見えるけど『広告品』っていう海産物なのね。」
違うよ。 『広告品』っていう種類の海老だな。
「そうなんだ。 ブラックタイガーとかと同じ品種名だったのね
・・・って、ボケにボケで返すんぢゃないわよ!!」
え?
「ダメだ、こいつ。ホントにぼけてる。」
コイツ言うな!!
「そっち!!」
「世間のエビフライって、尻尾とその前の殻は剥かないんだけど
我が家のは全部剥いてるのね。」
まあ、剥かないほうが見た目はいいけど、尻尾の前は硬くて
食べるときにめんどくさいんだよね。
「なんというめんどぐさがり屋。」
最初に手間かけて、後で楽したいんだよ。
「まあ、皿に食べガラがのこらないのはいいけどね。」
「なんとなく真っすぐになってきたぢゃない?」
うん。 ポイントポイントに横に切れ目を入れておくと、
丸まらないようだよ。
「でも、なんかヨガやってるのもいるわよ。」
体が柔らかいんだろうな。
「切れ込みを深く入れすぎただけぢゃないのさ!!」