2022/6/26
うさちゃんとおとーちゃんの
『楽しいながらも貧しい我が家』
『シマエナガ』
ちょっと話を戻そう。
「ちょっと、ってどこまで戻るの?」
『ゴールデンカムイ』まで。
「本棚は明け渡さないわよ?」
いまさら戻ってくるとは思ってない。
「詐欺の被害者みたいなこと言ってるわね。」
えーっと、その『ゴールデンカムイ』の228話。
「あっ、あの主人公とシマエナガが心を通わせる話ね。」
そう、そう。
「でも、あの漫画に出てきた動物ってほとんど最後は」
待て!待て!待て!! ネタばれはいかんぞ? ネタばれは!!
「もう、ほぼわかちゃってるわよ。」
いや、まあ。
「我が家にもいるわよ? シマエナガ♪」
え?
「ほら、我が家のシマちゃん♪」
うーん、ま、似てるっちゃ似てるか?
「ちょっとスマートだけど、おかーちゃんが『似てるんぢゃない?』って。」
そうか・・・ちょっと出かけてくる。
「自分だけ美味しいもん食べに行くんぢゃないでしょうね?!!」
食事が出来るほどのお小遣いは残ってない。
「ビンボー!!」
・・・
ただいま。
「何か買ってきたわね?」
以前、見かけて気になってはいたんだ。
「子分♪子分♪ でも、無駄遣いしたんぢゃないでしょうね?」
いや、100均じゃない100円ショップだけど、これは100円だったから。
「ステンドグラス風窓シールなのね。 どこの窓に貼るの?」
窓じゃないよ。 これをちょっと加工してだな・・・。
「逃げてー!! シマエちゃん、逃げてー!!」
大丈夫だよ。漫画じゃない。
これで名実ともにシマエナガだ。
「『シマエちゃん号』って名前つけてあげるわ。」
本体にも貼りたかったんだけど、曲面が多いからきっと剥がれちゃうよね。
「いいけど、この子、目まわすわよ。」
たぶん動態視力はいいんだろうな。