2022/4/24

うさちゃんとおとーちゃんの

『楽しいながらも貧しい我が家』

 

 


『餃子の皮』

 

 

 

 

さあて、いよいよ本番だ。

「やっと調理に取り掛かるのね。」

というか、まだ材料づくりだけどね。

「さっさと、し!な!さ!い!よっ!!」

まだ、何作るかわかんないだろ?

「餃子の皮、って書いてあるぢゃないのさ!!」

そ、そうだな。

 

 

 

 

とりあえず、寝かせたこねこねを棒状にのばす。

「これは、そのまま団子になるパターンね。」

そんなこと言ってると本当にそうなるじゃないか!!

「結果は経過を正当化するのよ。」

なんでこうなった? じゃないのか?

 

 

 

 

「おとーちゃん?」

う、うーん・・・。

「ぢゃんぼぎょうざ?」

・・・どれぐらい延ばしていいかわかんなかったから、どんどん

大きくなっていっちゃった。

「おまけに、ちっとも丸くないし。」

丸く延ばすのって大変だな。

 

 

 

 

まあ、なんとか包み込んだぞ。

「いつもは具が余るんだけど、今日は足りなくなったわ。」

3個分ぐらいの具が1個に入ってるからな。

「焼くわよ!!」

もちもちっとした、厚皮の餃子を目指したんだが。

「まずかったら当然、責任食いよね?」

や、やむを得んか。

 

 

 

 

焼いたら、なんとなくそれっぽくなったぞ?

「なんか皮が余ってるところもあるわね。」

具が足りなくなったところだ。

「さっき皮だけのやつ、つまみ食いしてたでしょ?」

つまみ食いじゃなくて、味見だよ。

「毒見?」

・・・。

 

 

  

 



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