2022/3/27
うさちゃんとおとーちゃんの
『楽しいながらも貧しい我が家』
『手ぶくろを買いに』
うーさちゃん・・・?
「なによ? 情けない声だして?」
今年の冬は特に寒かったみたいで、おとーちゃんは
しもやけになっちゃったよ。
「それは今年が特に寒かったからぢゃないわね。」
だって、おとーちゃんはいままでしもやけになんてなったこと
なかったぞ? じゃ、なんだって言うんだ?
「それは『経年劣化』に決まってるぢゃないのさ!!」
経年劣化・・・。
「まあ、わかりやすく言えば老化、ね。」
・・・あー・・・。 おててがちんちんするよ?
「それ、盗作ぢゃないのさ!!」
「てぶくろ、を後ろから読むと?」
ろくぶ・・・待て!待て!待て!!
「パン!パン!パン!パ・・・よけるんぢゃないわよ!!」
ろくぶつな、と言おうとしたんだぞ?
「それは、間違ってるから叩かれていいわね。」
ちょっと買ってくる。
「落ち葉は持った?」
違うって。
「黒いの買ってきたら、よくわかんないぢゃないのさ!!
もうちょっとネタを考慮しなさいよ。」
まあ、店が店だけに選択の幅が狭いんだよ?
「当然のことながら、100円ね。」
いや、あまりに薄っぺらだったんで、二枚重ねだ。
手が締め付けられるのが難点だが。
「血行が悪くなって逆効果ね。」
うーん・・・ここはやっぱりカイロかな?
「これは、いまいちね。」
佐賀にもアイリスの工場があるからあまり文句いうな。
「別に関係ないからいいけど。」
じゃ、どこのだったらいいんだ?
「決まってぢゃないのさ!!」
これは・・・。
「ききそうでしょ?」
火傷しそうだな。 いや、する!きっとする!!
間違いなくする、絶対する!!
「なにっさー!!」