2021/10/17
うさちゃんとおとーちゃんの
『楽しいながらも貧しい我が家』
『海老餃子』
さあ、今日もまずは材料の紹介から行こう。
「たまねぎって、見りゃわかるわね・・・何泣いてるのさ?」
いや、今日の料理の最後にちょっと悲しい出来事があってな。
「?」
とりあえず先に進もうか。
「あ?なんかあたしも目がシパシパするわ。」
って、うさちゃん、まばたきできるのか?
「なにっさー!! 玉ねぎ刻んでんぢゃないのさ!!」
お、おう。
お次ははんぺん。
「いつもの安いやつのさらにおつとめ品で2割引になったのぢゃないのね?」
今日は2割引のがなかったから、別のお店で調達。
「これはおなじみバナメイエビね。」
これもちょっと別の店で・・・安かったから。
「同じバナメイエビでも、産地が違うとなんか感じがちがうわね。」
うん。 大きさとか色とか殻の硬さとか、結構違うね。
「まあ、いいわ。これを?」
半分は大きく切って、半分はたたく。
「ぺしっ!!」
おとーちゃんをたたくな!!
これを混ぜる。
「ぐちゃぐちゃぐちゃ・・・。」
ぐちゃぐちゃはやめて!! せめてコネコネとか。
「あ!海老餃子♪」
餃子の皮が余ってたから、これを使うために考えたメニューだ。
「賞味期限が迫ってたのね。」
まあ、自己責任で賞味期限が切れても少しぐらいは大丈夫だろうけど。
「餃子の皮は乾燥してパリパリなっちゃって、うまく包めなくなるわよ。」
まだ大丈夫だな。
「コネコネした具に大きく切った海老をのせて包むのね。」
あとは普通の餃子と同じように焼く。
「まあ、見た目は悪くないわね。」
海老の色が透けて、ちょっとピンク色でいい感じじゃないか。
「いっただきまーす♪ ・・・ ・・・ ・・・ おとーちゃん?」
ん?
「食べてみて。」
・・・ ・・・ ・・・ ちょっと・・・生臭いな・・・。
「これは・・・」
これは?
「責任食いね!!」
いや、いや。これは・・・ゴメンナサイしかないだろ。
「いますぐ『ほっともっと』へ走りなさい!!」