2021/8/1
うさちゃんとおとーちゃんの
『楽しいながらも貧しい我が家』
『ふわふわ天』
「今日もリアルタイムで行くわよ!!」
無理。絶対無理。
「あたしの辞書に『無理』なんて言葉、ないわよ!!」
おとーちゃんの辞書には『無理』『無駄』『無能』という言葉しかないぞ?
「『無一文』が抜けてるわよ?」
いや、まあ、無一文、とまでは・・・あっ!!
「どうしたの?」
行くぞ!!リアルタイム行くぞ!!
「うさがお♪うさがお♪」
今年は暑かったから、途中で枯れちゃったのなんかもあって、心配してたけど、
何とか無事に咲いてよかった。
「あたしのうさがおは、少々のことで参ったりしないわよ。」
よし。じゃあ、今日のお料理。
じゃがいも、赤魚、ピーマン、人参、たまねぎ。 下ごしらえ済。
「揚げ物のような感じもするけど、炒め物のような感じもするわね。」
あと、これも。
「はんぺんとカニかま、ね。 いつものヤツぢゃないわね?」
別のお店のものだよ。
「当然、お買い得品ね。」
もちろん。 超お買い得品だから、こっちになった。
「そのまま焼く?」
いや、まずはこれで団子を作る。
紫蘇とカニかまを細かく刻んで、はんぺんと一緒に
こねこねこねこね。
「あたしも、あたしも。」
これに天ぷら粉をつけてカラッと揚げる。
「赤魚やポテトも一緒にね。」
あまったカニカマはそのままカニ天だ。
「悪くはないわね。」
スーパーで『ふわふわ豆腐天』というのを総菜で売ってて、
美味しいんだけどちょっと高いから、我が家で安くできないか、と。
「材料費と手間で、結局高くついてんぢゃないの?」
まあ、遊びも兼ねてるからいいんだよ。
「失敗したらダブルショックね。」
ついでにあんかけも作ったぞ。
「ピーマン、人参、たまねぎがどこ行ったかと思ったら、
こんなところにいたのね。」
まあ、材料と出来上がりが微妙に違ってるのは
よくある話だ。
「失敗した可能性が高い時ね・・・。」