2021/6/13

うさちゃんとおとーちゃんの

『楽しいながらも貧しい我が家』

 

 


『あいあい皿2021』

 

 

 

「おとーちゃん?荷物が届いてるわよ。」

荷物? お中元か? 早いな。

「だれがあんたにお中元をくれるっていうのさ?!!」

あんた、言うな!! でも、まあ、そうだな。 お中元をもらえるような覚えはないな。

「そうよね。 役得も人望もないから。」

人望はないが、びんぼう、はあるぞ?

「それは、ない!!っていうのよ!!」

 

 

 

 

一目でわかるな。

「なに?なに? どん!どん!どん!!」

 

 

 

 

乗るな、乗るな!! 跳ぶな!!

「ちゃんと梱包されてるかどうか、確かめただけよ。」

試し打ちして壊すパターンだな。

 

 

 

 

今回は角皿にした。

「なんか、すごい色ね。」

安い旅館の会席料理で使われそうな皿だな。

「自分で選んどきながら、ひどい言い様ね。」

これは、料理を選ぶか?

「我が家だから、そんなことはどうでもいいけど、

これだったら アレなんかいいんぢゃない?」

アレか?

「そうよ。アレよ。」

そうか。わかった。ちょっと買ってくる。

 

 

 

 

うさちゃんのアレはなんだったんだ?

「これよ。」

本当にアレ、しか言わなかったけど珍しく意見が一致したな。

「いつも、ほぼ一致してるわよ?」

あれは、おとーちゃんがうさちゃんに合わせてるだけだ。恐いから。

「なにっさー!!」

 

 

 

 

根本の方の皮が厚いようだったらピーラーでしゃしゃっと。

「アスパラも時々、筋が残るのがあるわね。」

袋に入ったままじゃわかんないからなあ。

「何かいい判別方法があるかしら?」

では、料理しよう。

「この皿の色でアスパラと言えば、やっぱりアレよね?」

やっぱりあれか。

 

 

 

 

アスパラのバター焼きの出来上がり♪

「正確には、マーガリン焼き、だけどね。」

なんか、ちょっと・・・。

「焼きすぎたわね。」

 

 

  

 

 

 



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