2021/5/16
うさちゃんとおとーちゃんの
『楽しいながらも貧しい我が家』
『ちゃんぽん(前編)』
今日は何を作ろうか困ったときのとっておき。
「まあ、タイトルからすると間違いはなさそうね。」
ちょっと趣向を変えて、途中経過も公開しようと思う。
「材料と出来上がりの写真だけぢゃ、本当におとーちゃんが作ってるかどうか
わからないもんね。」
疑われてるのか?
「あたしは知ってるわよ。 あの雑さは他の人ぢゃないもの。」
雑・・・まあ、そうか。
まずは豚コマ。
「ちょっと脂が多いんぢゃない?」
まあ、小間切れだから・・・っていうか、この脂が必要なんだよ。
「だったら、豚バラの方がいいんぢゃない?」
あっちは高いから。
「激しく納得だわ。」
まず、脂の部分だけをちぎって炒める。 油はひかない。
「ちぎるのに意味があるのね?」
包丁使うのが面倒なだけだ。
「それが雑っていうのよ!!」
これをカリカリになるまで炒める。
「ずいぶん油がでるのね。」
まさにラードだな。 これでコクがでる。
「そういえば佐賀で有名なちゃんぽん屋さんにいったときに
カウンターで見てたら、一斗缶から山のようなラードの塊を
中華鍋に入れて野菜を炒めてたわね。」
そう。それがヒントだ。
油が十分に出たら、残りのお肉本体を炒める。
「ちゃんと色が変わるぐらいに焼いてね。」
うさちゃんはウェルダン派か?
「ステーキハウスでは『焼きはどうしますか?』って聞かれたら、
『一生懸命焼いて下さい。』って言ってるわ。」
いや、ステーキハウスなんて行ったことないだろ?
「ま、まあねー・・・。」
それより、肉食するのか?
「美味しけりゃなんだって食べるわよ♪」
で、次。
「やっぱり20%引き・・・。」
あったりまえだろうが。
「いってみれば、蒲鉾・竹輪の切り落としね。」
ひとつづつ買うより、効率的だな。
「ピンク多めのにしてね。」
「この白いのは?」
キャベツの芯。
「よく炒めると甘くて美味しいのよね。」
生でも、うさぎ島のうさぎさんたちはこっちを好んで食べてたぞ。
「カリカリカリって。」
さすがに、葉っぱよりはかたいので、早めに火を通しておく。
そして、次。
「これはいつものやつぢゃないのね。」
いつもは緑豆の太もやしだけど、今日は黒豆の細もやしにしてみた。
「根が少ないと下ごしらえが楽よね。」
まあ、手間はあんまり変わらないけどね。
「根切りもやし、っていうのもあるわよ。」
あれは駄目だな。
「なんで?」
値段が倍ぐらいする。
「びんぼー!!」