2021/4/11

うさちゃんとおとーちゃんの

『楽しいながらも貧しい我が家』

 

 


『うさちゃんに叱られ・・・た』

 

 

 

 

「おとーちゃんっ!!」

お? なんだ?

「これはいけないわ!!」

何怒ってるんだ?

「お料理するのはいいんだけどさあ・・・。」

おう。 日々、創意工夫を重ねて頑張ってるぞ。

「ダメね!!」

いきなりのダメ出しだな。

「料理以前の問題ね。」

なに?

「これ見てみなさいよ!! これが許されると思ってんの?!!」

 

 

 

 

まな板がどうかしたのか?

「なに? これ!! 黄ばんぢゃってるぢゃないのさ!!」

見えんぞ。

「こんなもん、人目にさらせる訳ないぢゃないのさ。」

うさちゃんガードだな。

 

 

 

 

「こっちはお野菜で使う方。」

裏はお肉用で・・・何が描いてあるんだっけ?

「どっちもおかーちゃん作の・・・ごまちゃん。」

「きゅー!!」

裏はもう薄くなって、消えかかってるけどね。

「本人の存在感と同じね。」

「ぎゅー・・・。」

キャベツはともかく、きゅうりやにんじんを切ると、すぐに洗っても

色素が残っちゃうんだよね。

「確かにそうだけど・・・そのうちにだんだん黄ばんでくるのよね。」

洗剤では一生懸命洗ってるんだけどね。

「だから、コレ、買ってきたわよ。」

 

 

 

 

『キッチンハイター』か。

「うさちゃんバージョンよ♪」

チコちゃん、だろ? 詰め替え用セットか? 高かったんじゃないか?

「バーゲンだったから。 それに、どーせおとーちゃんのお小遣いだから。」

天引きか・・・。

 

 

 

 

「ほら。 こんなにきれいになったわよ。」

ツンとくるにおいが苦手だって言ってなかったか?

「昔に比べて、においが残らないようになってるわね。」

これぐらいだったら大丈夫だな。

 

  

 

 

 



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