2020/8/1
うさちゃんとおとーちゃんの
『楽しいながらも貧しい我が家』
『広島風お好み焼き』
今日はコロナ以前からちょくちょく作ってたやつ。
「九州では大阪風の、粉に材料を混ぜ込んで焼くやつが多いわね。」
少なくとも、おとーちゃん、おかーちゃんはそのイメージだった。
「出来上がった焼きそばを挟み込む『モダン焼き』っていうのもあったわ。」
焼きそばの麺が入るということで、モダン焼きの延長みたいなものだと思ってた。
「あたしの子分たちの島のついでに行った宮島の帰りに、横川っていうところで
チェーン店ぢゃない地元のお好み焼き屋さんで食べたら、もう、目から広島よ!!」
そこは、うろこだろ。意味不明だし。
「やっぱり20%引き。」
当然だな。
「これもおなじみ『生き生きもやし』。 」
このキャベツの千切りがね、最初コンビニで見て、キャベツ一玉買えば
いくらでも作れるのに、って思ってたんだけど。
「だけど?」
出張でホテル住まいをしていると、妙に野菜が食べたくなって、かといって
野菜サラダは高いし、これとビンのドレッシング買った方が安くて
それなりにベジタブル欲求が満たされるのに気づいて見直した。
「千切りもおとーちゃんにとっては、なかなか大変みたいだから。」
この材料だと下ごしらえがほとんどいらないから楽なんだ。
「ぐっ♪」
ちょうど小麦粉不足の時だったからね。
「おかーちゃんが最後の一個をゲット!!」
しかし、うさちゃん? 親指たてて、グッ!! ってできるのか?
「なにっさー!!」
生地は適当に。
「水っぽくていいわよ。フライパンで作るから、いろいろと工夫したみたいよ。」
鉄板欲しいな。
「無理に決まってるぢゃないのさ!!」
ここから先は例によって、油が飛ぶといけないのでうさちゃん退避。
生地を広げて。
「その上にあの千切りキャベツ。」
さらにその上にもやし。
「味塩コショーを適当にパラパラと。」
本当だったら、この上に豚肉をべろーんと並べて生地をかけて
ひっくり返すんだけど。
「プライパンだとひっくり返すのが大変だから、フライパンの反対側
で肉を焼くのよ。」
肉の方ともやしの上にも生地をかけてから、もやしの方を
肉の上にひっくり返す。
フライパンの空いたところに焼きそば投入。
「焼きそばに焦げ目がついたら、その上に本体をスライドさせるわ。」
さらに空いたところに卵を落として、はい、うさちゃん!!
「ぐちゃ!!」
固まる前に本体を乗せる。
あとはじっくりと焼く。
「さっさとしなさいよ!!」
中のお野菜がしんなりなるのが、いいんじゃないか。
ちょっと見た目はアレだけど、それなりに美味しいぞ。
「まだよ。 最後の仕上げが残ってるわ。」
オタフクソースをかけて。
「ふりかけも、よ♪ いっただきまーす♪」
削り節や紅しょうがはお好みで♪