2020/5/31

うさちゃんとおとーちゃんの

『楽しいながらも貧しい我が家』

 

 


『コロナめし 煮豚(後編)』

 

 

 

40分は圧力調理です。

「待たせるんぢゃないわよ!!」

美味しいものを作るのに手間暇を惜しんではいけない。

「単にやることがなくて時間潰してるんでしょ?」

まあ、それもある。

「ぢゃあ、食べましょ♪」

待て!!

「なにっさー!! あたしの腹の虫に挑戦する気ー!!」

腹を立てる虫と腹を鳴らす虫の両方だな。

「とにかく早く・・・。」

まだ、味付いてないぞ?

「・・・。」

 


 

 

さすがに調味料を合わせて作ってると大変なのでこれを使わせてもらう。

「自分で味付けすると、毎回違った味になりそうね。」

そうなんだ。 同じ量で合わせてるはずなのに、違う味になるのは

どういうわけなんだろう?

「いいから、早く!!」

 

 

 

 

これも説明書通りにやると濃かったり薄かったりするから。

「我が家のお好みは、ひたひた、ね。」

これでまた圧力調理で20分程。

 

 

 

 

「ぢゃーん♪」

また、ちょっと脂がでてるけど、いい感じじゃないか?

「あんまり脂っけがないと、ぱさぱさしちゃうしね。」

 

 

 

 

ちょっと早めに作って置いておくと、いっそう味がしみこみます。

「冷蔵庫で一晩寝かせてもいいわよ。」

 

 

 

 

ほら。 もう器から取り出す時にちぎれるくらい、ほろほろになってるよ。

「お年寄りにはいい柔らかさね。」

だれが年寄りだ?

「あんたに決まってるぢゃない。」

あんた、言うな!!

「反論はそっちなのね?」

まあな。

 

 

 

 

「でも、あたしもこの柔らかいの、好きよ♪」

それはよかった・・・って、うさちゃんはベジタリアンじゃないのか?

「あたしは、美味しけりゃ何でもオッケーよ♪」

 

  

 

 



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