2020/1/12
うさちゃんとおとーちゃんの
『楽しいながらも貧しい我が家』
『素鵞社(そがのやしろ)磐座(いわくら)』
足かけ二年、出雲の旅、再開。
「遠かったのね。」
時間距離がね。
「我が家の時差も輪をかけてるわね。」
まあね。 で、どこまで行ったっけ?
「稲佐の浜までよ。」
そうだったな。 じゃあ、あの浜の砂を少しもらって
大社へ帰ろう。
「砂持って帰ってどうすんのさ?」
行った先で説明しよう。
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本殿の裏にある『素鵞社(そがのやしろ)』というお社。
「スサノオノミコトを祭ってあるのね。」
ここの床下をのぞいてみると・・・。
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「砂が置いてあるわ。」
さっきの浜から持って来た砂をここの砂と交換してもらうんだ。
「砂なんかもらってどうするの?」
持って帰って家の四隅に埋めると、家を守ってくれるんだって。
「マンションだと大変ね。」
お守り袋に入れて持ち歩いてもいいんだって。
「専用のお守り袋も売ってるみたい。」
買うか?
「要らない。 ごりやく、ぢゃなくて、ごりえき、頂戴!!」
ここが面白いのは他にも理由がある。
「なんか、マニアックおかーちゃんのにおいがするわね。」
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このお社の裏は『八雲山』という山なんだけど、その山がすぐ裏まで
迫って来てる。
「岩ぢゃないのさ?」
そう。 これが『磐座(いわくら)』とされている。
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「自然崇拝ね。」
神様の依り代とされてるね。
「人や神の感情が入らないから、こっちの方がいいんぢゃない?」
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「なんか置いてあるわよ?」
あれ? なんだったっけ? 『立入禁止』とか『登るな』だったかな?
「ちゃんと覚えときなさいよ。」
ここはパワースポットとして有名で、人によってはすごいパワーを
感じるとか?
「全然感じないわよ。」
それは・・・うさちゃんのパワーのほうが強いからに違いない!!
「まあねー。」