2019/7/14

うさちゃんとおとーちゃんの

『楽しいながらも貧しい我が家』

 

 


『パンダべんとう』

 

 

「意外と可愛かったわね♪」

うん。うん。

「お腹減ったわ。」

突然くるな。

「だって、あの子だって、寝て、食って、遊んで、食って、

また寝て、食ってるんですもの。」

まあ、確かにそうだな。

「あたしたちもご飯にしましょ。 食事処は軽食からレストランまで

結構あったわよ?」

うん。 しかーし!! 全体的に高ーい!!

「びんぼー!!」

ただ、そこらへんはリサーチ済みだ。

ここは持ち込みOKだから、そこらへんのベンチでお食事だ。

「土砂降りぢゃないのさ!!」

大丈夫。入口のエントランスにも休憩スペースがあった。

 


 

 

「なんか泳いでるわよ!!」

ほんとだ。

 

 

 

 

「ペンギン♪」

あんまり近づくと、例によってつつかれるぞ?

「なにっさー!!」

しかし、柵もないのに逃げ出さないんだね。

「飛んで逃げればいいのに。」

飛べない、飛べない。

「きっと・・・お腹減ったわ。」

わかった、わかった。

 

 

 

 

「パンダべんとう♪」

白浜の駅でバスに乗り換えるわずかな時間に買った。

「『特急くろしお』には車内販売がないのよね。」

でも、残っててよかった。残ってなかったら、ご飯抜きになるところだった。

「ありえないわ!!」

 

 

 

 

この子は・・・。

「この子は最初からうちの子よ。」

そうだよね。

「おかーちゃんが横浜から連れてきたんですもの♪」

なぜ横浜でパンダ?

「中華街関連ぢゃないの?」

 

 

 

 

「はやく♪はやく♪」

二人とも食う気まんまんまんだな。

「でも、パンダって、容器だけで中味は全然関係ないわよ。」

まあ、梅唐揚げ弁当、でいいんだけどね。

「けど、この南高梅も美味しいよ♪」

 

 

 

  

 

 



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