2018/4/15
うさちゃんとおとーちゃんの
『楽しいながらも貧しい我が家』
『三池炭鉱 万田坑』
さて、では炭鉱を見学だ。
「まだ使ってるの?」
いや、もうとっくに使われなくなってるけど。
まあ、完全に閉山したのは20年ぐらい前らしい。
「意外と新しいのね。 でも、そしたらわざわざ再建したの?」
それだと、遺産っていうわけにはいかないだろう。
「結局使わなくなってから放置されてたのね?」
そうだろうね。 若干、整備はしただろうけど。
「なに?この先端のないタワーは?」
竪坑櫓といって、あの上の方にロープ掛けて地下に繋がってる穴に、
人が乗ったゴンドラや石炭を積んで上下させるためのもんだって。
「結構いろんなものが残してあるのね。」
作業場なんかも当時の様子で。
「さすがにここらへんは、きちんと整理しなおしたみたいね。」
うん。建物自体がくずれかけてたらしいし。
『ご苦労さん』だって。
「あたしに向かって、えらそうに言うんぢゃないわよ!!」
いやいや。
今でいうところの『お疲れ様です。安全第一』みたいなもんじゃないか?
「トンネルだ♪トンネルだ♪ うれし〜な♪」
石炭で動いてた蒸気機関車の歌だな。
第1坑と第2坑を繋いでたトンネルかな?
「時差、来たわ!!」
3か月か・・・まあ、かわいいもんだな。
上の写真の右側の煉瓦作りの建物の中です。
「これでゴンドラをつるしたワイヤーロープを上げたり、
下げたりしてたのね。」
「おっきいやつや小さいやつが、いくつかあったのね。」
『あげてー』とか『おろしてー』とか、電話でやり取りしてたんだろうね。
「コンピューター自動制御ぢゃないのね。」
だろうねー。
全体はこんな感じだったらしい。
「がおー!!」
『三池炭鉱に謎の怪獣うさちゃんあらわる!!』
「ちっとも『謎』ぢゃないぢゃないのさ!!」
突っ込みどころは『怪獣』じゃないんだな?