2018/3/4
うさちゃんとおとーちゃんの
『楽しいながらも貧しい我が家』
『広島風お好み焼き』
さあ、長かった旅もそろそろ終わり。
「ホントに終わるの?」
なんてったって、去年の話だからね。
「ぢゃ、新幹線に乗るために広島駅まで戻るのね。」
その前に、ちょっと行きたいところがある。
「どこ?」
どこでもいいんだけど。
「何よ? それ?」
本場のお好み焼き屋。 チェーン店とか、お好み村みたいな
観光客相手じゃない、ほんと地元の人たちが行くお店に。
「どこか調べてきたの?」
いや、普通にたくさんあるらしいから、行き当たりばったり。
「大丈夫なの?」
さあ?
で、横川という駅でJRを降りて、あとはおかーちゃんの
うまいものアンテナだより。
「こっちよ!こっち!! なんとなく惹かれるわ♪」
と言ってたどり着いたところが、ここ。
「普通にありそうなお好み焼き焼き屋さんね。」
いいねー。
『肉玉半そば』と『肉玉うどん』。
「美味しそうだわ♪ 手前がそば、向こうがうどんね。」
これは・・・うまい♪
「美味しいわね♪」
いままで食べてきたいわゆる『お好み焼き』とは全然別の食べもんだな。
「モダン焼きとも違うわね。」
となったらやっぱり・・・。
「やっちゃうのね。」
自分で作る!!
「上手くできればいいけどねー。 ちゃんと作り方、観察してきたんでしょうね?」
いや、それが大将、黒いTシャツに銀鎖のネックレスでちょっと怖ったんだよ。
「でも、お店の人は愛想よかったわよ。」
おそらくご家族だと思う。
「結構繁盛してて、アイドルタイムだったのに、常に満席だったわよ。」
ホントだったら、鉄板にかぶりつきで見たかったんだけど。
「でも、大将怖いわよ?」
意外とやさしかったりするんだよ、これが。
「なんか、似て非なるものになってない?」
鉄板はもちろんないし、ホットプレートもないから、
フライパンで作るとどうしてもこじんまりとしてしまうな。
「味はまあ、最初にしては上出来ぢゃないの?」
ありがとう。 こんどは、うどんだな。
「許可するわ。」
うさちゃんにしては最高の誉め言葉だな。
「お腹減ってるときは、なんでも美味しいのよ。」