2018/3/

うさちゃんとおとーちゃんの

『楽しいながらも貧しい我が家』


『広島風お好み焼き』

 


さあ、長かった旅もそろそろ終わり。

「ホントに終わるの?」

なんてったって、去年の話だからね。

「ぢゃ、新幹線に乗るために広島駅まで戻るのね。」

その前に、ちょっと行きたいところがある。

「どこ?」

どこでもいいんだけど。

「何よ? それ?」 

本場のお好み焼き屋。 チェーン店とか、お好み村みたいな

観光客相手じゃない、ほんと地元の人たちが行くお店に。

「どこか調べてきたの?」

いや、普通にたくさんあるらしいから、行き当たりばったり。

「大丈夫なの?」

さあ?

 

 

 

 

で、横川という駅でJRを降りて、あとはおかーちゃんの

うまいものアンテナだより。

「こっちよ!こっち!! なんとなく惹かれるわ♪」

と言ってたどり着いたところが、ここ。

「普通にありそうなお好み焼き焼き屋さんね。」

いいねー。

 



 

『肉玉半そば』と『肉玉うどん』。

「美味しそうだわ♪ 手前がそば、向こうがうどんね。」

これは・・・うまい♪

「美味しいわね♪」

いままで食べてきたいわゆる『お好み焼き』とは全然別の食べもんだな。

「モダン焼きとも違うわね。」

となったらやっぱり・・・。

「やっちゃうのね。」

 


 

 

自分で作る!!

「上手くできればいいけどねー。 ちゃんと作り方、観察してきたんでしょうね?」

いや、それが大将、黒いTシャツに銀鎖のネックレスでちょっと怖ったんだよ。

「でも、お店の人は愛想よかったわよ。」

おそらくご家族だと思う。

「結構繁盛してて、アイドルタイムだったのに、常に満席だったわよ。」

ホントだったら、鉄板にかぶりつきで見たかったんだけど。

「でも、大将怖いわよ?」

意外とやさしかったりするんだよ、これが。



 

 

「なんか、似て非なるものになってない?」

鉄板はもちろんないし、ホットプレートもないから、

フライパンで作るとどうしてもこじんまりとしてしまうな。

「味はまあ、最初にしては上出来ぢゃないの?」

ありがとう。 こんどは、うどんだな。

「許可するわ。」

うさちゃんにしては最高の誉め言葉だな。

「お腹減ってるときは、なんでも美味しいのよ。」

 





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