2017/3/5
うさちゃんとおとーちゃんの
『楽しいながらも貧しい我が家』
『境界の彼方』
ぜえ、ぜえ、ぜえ、ぜえ。
「今日は一段と息が切れてるわね。」
この階段はきつい・・・。
「走るわよー!!」
無理。
「単なる『丘』ぢゃないのさ?」
いや、甘樫丘じゃなくて、甘樫山とするべきだ。
そして、今朝行ってきた橿原神宮の後ろにそびえてるのが畝傍山だ。
「うねび、ね。」
あそこまで、自転車で戻るのか・・・。結構遠いな。
「帰りの電車に間に合わないと大変だから急ぐわよ!!」
はあ、はあ。
「さすがに、一生懸命こいだらお腹減ったわね。」
いやいや、こいだのはおとーちゃんだ。
「電車までちょっと時間もできたから、なんか食べるわよ♪」
うーん・・・あ、そうだ! じゃ、今朝ちょっと気になったお店へ。
橿原神宮の参道にあるから『サンド』だって。
「お客さんが三度来てくれるように、って言う話もあるわよ。」
昔ながらの喫茶店だね。
「いいわねー♪ オムライスやナポリタンがいい味だしてると思うわよ。」
よし。 じゃあ、これだ!!
「な、なぜ喫茶店で『親子丼』?」
美味しそうじゃないか。
「美味しかったわよ♪ あ、あれは何?」
なんか、作家さんの色紙みたいだな?
「って、知っているのに知らんふりしてるような気がするけど?」
いや、知らない!知らない!!
ここが『境界の彼方』の聖地になってるなんて、全然しらない!!!
みらいたん♪
「あ、あんたって・・・オタク?」
な、何を言う!! これは社会人が一般常識として知っておくべきことだ。
「だめだわ、コイツ。」
コイツ言うな!!
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