新潟の巨木シリーズNo.16
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両津市指定天然記念物「北小浦の与六郎桜」 佐渡では丘陵地にヤマザクラが、山麓から山腹にかけて カスミザクラが、山腹から山頂にはオオヤマザクラが分布すると 言われている。(伊藤邦男氏の調査)このヤマザクラは、佐渡島北部の 内海府海岸沿いの北小浦集落の裏手の道路上に生立する巨木である。 地元の人から「与六郎桜」と呼ばれ、満開時には全山サクラ色を呈する。 推定樹齢400年、樹高12.0 m、胸高周囲2.8 m(東側太支幹の太さ)、 根元周囲8.2 m、枝張りは東西19.3 m、南北16.0 mである。 佐渡はヤマザクラの日本海側の北限(38°10′)であるといわれており、 その中でも佐渡の北部にあり非常に貴重なものと思われる。 またこの与六郎桜はサクラの巨樹で全国第10位に位置付けられている。 平成12年度内に腐朽支幹部の外科処置等の樹勢回復処置が計画され ている。 所在地:両津市北小浦 |