新潟の巨木シリーズNo.13

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【月潟の類産ナシ】
月潟の類産ナシ

国指定天然記念物『月潟の類産ナシ』

 この木は文政年間に千葉県から苗を求め月潟梨として栽培された
ものの生き残りで、現在残っている類産梨はこの木1本のみである。
推定樹齢190年、樹高3.0m、根元周囲2.4m、枝張りは東西6.6m、
南北6.2mである。
  類産梨は県内で古くから栽培されている早生系赤、長十郎などと
同じ赤梨系統の一品種である。果形は不斉の楕円形から卵形、
果皮は茶褐色、果肉は白褐色である。毎年11月に400個程収穫され、
総重量にして100〜150Kgに達する。果肉はやや酸味があり、石細胞
が多いので「ようかん」などの加工用に使用されている。平成8年に
樹幹部・根系部の外科治療、土壌改良等の内科的処置の結果、
現在樹勢は良好である。

所在地:西蒲原郡月潟村大字大別当




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