新潟の巨木シリーズNo8

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【薬照寺の大カツラ】
薬照寺の大カツラ
県指定天然記念物『薬照寺の大カツラ』

 駐車場脇の山門をくぐり、石段を登り終わると右手に地際から株立した
何本もの幹が真直ぐにそそり立つ巨木、カツラの木がある。
推定樹齢250年、樹高33.4m、根元周囲15.5m、枝張りは東西24.0m、
南北21.0mである。薬照寺の大カツラは安永9年、参拝にきた村人の
ろうそくの火をくわえた鳥がカヤぶき屋根に火を落とし、伽藍が焼失、
その時にこのカツラも焼け伐採された。現在のカツラは、その後に
萌芽枝が生長したもので2代目である。伐採された一部は本堂廊下の
縁下に利用されている。昔薬照寺では香りのよいカツラの葉で線香を
作り、仏前で焚いていたと言われている。この地方では、このカツラ
の木が落葉し終える頃になると雪が降ると言われている。

 所在地:新潟県南魚沼郡塩沢町大字君沢
 


 





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