新潟の巨木シリーズNo7
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国指定天然記念物「切畑の乳銀杏」 菅名岳の山ろく、切畑集落の観音堂境内に生立するイチョウの巨木である。 推定樹齢1200年、樹高40m、根元周囲長12.5m、枝張りは東西25m、 南北21.5mで県内最大のイチョウである。樹齢1000年を超える巨樹には 樹霊が宿ると言われるが、このイチョウはまさに威厳に満ちている。 樹冠部からは数十本の乳柱が垂れ下がり、俗に「ちちいちょう乳銀杏」 と呼ばれ、樹皮や乳柱を煎じて飲めば母乳の分泌を促すと言われている。 乳柱は一般に雄木に多く見られ、雌木に少ないのは、雌木は結実によって 栄養分を消耗するからだと言われている。切畑の乳銀杏は雄木である。 所在:新潟県五泉市切畑 |