新潟の巨木シリーズNo5
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新穂村指定天然記念物「安産杉」 延歴11年に創建された牛尾神社拝殿の正面にそびえたつスギの 巨木である。このスギは推定樹齢1,000年、樹高25.2mで 根元周囲10.3m、東西17.7m、南北18.7mに枝葉を広げている。 「安産杉」「孕み杉」と呼ばれ、大杉を抱えたり、 樹皮の煎汁を飲んだりして、子授けや安産を祈る習慣があり、 現在でもしめ縄にお守りが幾重にも下げられている。 『佐渡郡名木抄』(昭和24年)には、「天王さんの胎杉」の 名で「初産婦女子がこの木を抱えると安産すると申されて 居りますが、御利益は経験者でなければわかりません。 医学の発達した今日と言えども、初産婦はよろしく神霊にすがり、 安産を得ることが大切でありましょう」と述べてある。 所在地 新潟県佐渡郡新穂村大字潟上 |