ひとりごと


 つまりさ、どうもこれないやつが勝ちっていうんです。なんにもないやつに、なんかいう、鏡に映ると同じ。なにどういったって、自分のうぞうもぞうが映ってしまうっきり。
 もう一つ、わたしは自分のこと−現実あるったけをいうだけ、三つのガキとはこれ。他の人はINコンピュ−タ−持ってて、ポンと押しちゃ関連知識やる、そうしてああいやこうやるんでしょう、そりゃたいへんなこってす、しかも三つのガキについて行けない、だってこっちはただの行き当りばったり。

「宝蔵自ずから開けて、受容如意ならん。」なんて、もっともらしいこというんだけど、ロハってこってす。たとえば、
「道元禅師はかくあり−あるべき」
という、そういうのないんです、眼横鼻直にして他に瞞ぜられずなら、そういうことが自分の上に行なわれていることを知って、忘れるんです。

 だから他を説得の自信なんて、まるっきりないんです。でも他がなにかいうと、ちがうっていうかひっかかるっていうか、別ことやってるから、そうじゃないよってやるんです。
 それからわたしのいうこと、きまりきってるってことです。自然界は単純な公式ってね、イッヒッヒ物理学より倍もはっきりしている仏教公式な。たとい傲慢だって、そりゃそっちが傲慢、謙ったり、対話してもって回る、らしいことする、それ偉いからやる。こっちは事実の他なく、痛いとき痛いっていうがきんちょです。
 裏を見せ表を見せて散る落ち葉
 だめもいいも同じこってす。


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