仏像


仏教もちょうどアフガン破壊のガンダ−ラ、ギリシャ人の影響を受けるまで、500年ほどは偶像というものはなかったですよ。たった一つあったのは仏足石でした。
如来お釈迦さんの足型が二つ、つまり一足分あったんです。その上にお釈迦さんが立っている、お釈迦さんてなんだ、な−んにもないではないか、そうさな−んにもないのさ、だから宇宙万物一切、空の雲あり花あり緑あり、家屋あり往来する人あり、馬あり小鳥あり、一切の音声とともにあり、風がふけば風というんです。
そうだよ、君もお釈迦さんになれる、その足型の上に立ってごらん、
「ほうらこのとおり。」
というのが仏足石、唯一の仏像だったです。
日本鎌倉彫刻の最優秀のものは、たとい強烈巨大マッスの仁王像だって、まったく虚空と等価なものがあります、世間知らずたって、中世雪舟と同様にこの事体現して=仏になって描き彫刻した数人があったです。
すばらしいことでした。


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