名水の里 生地を訪ねて

2006年2月18日(土) 名水で知られる富山県黒部市の生地へいってきました。
昨年同僚のO(オー)君から教えていただき、それ以来何度もいっています。
糸魚川からは片道1時間ほどです。生地のことはインターネットで検索するといろいろなホームページで詳しく紹介されています。今更僕が説明をする必要はありません。訪ねてみるとすばらしさを実感できます。
いつも家族を誘っていくことにしていますが、今日は家内は出勤日。母(77歳)に声をかけたら「天気もいいしいってくるか」ということになりでかけました。

国道8号線で黒部の手前のあたりを右折しバイバスに入ると交通量が少なく早く着きます。これもO君から教えていただきました。遠くに立山連峰が見えます。水田にはまだ雪が残っています。気温は4度でした。天気はいいですがまだまだ寒いですね。
バイパスの終点です。ここを右折してしばらくいけば生地に到着。左へいくと魚津・富山方面となります。
到着しました。
黒部漁港です。時間は午後1時30分頃。漁船の行き来はなく港は静かでした。港と立山連峰。きれいですね。
港では漁師の方のじゃまにならないよう注意しています。
こちらは海の方の景色です。漁船はここを通り海へ出ていきそして帰ってきます。運河のようです。町のなかに港があるのです。
こちらは清水庵の清水(しょうず)です。北アルプスから流れてきた名水が湧出ています。生地にはこのような清水が何箇所もあります。詳しくはインターネットで検索してみてください。それぞれ地元の方が出資をして設けられたのではないかと思います。そして大切に管理をされています。
実はこちらに来るたびに水をいただいていきます。いつもは地元の方が野菜を洗ったり、水を汲みにきたりしています。米をといでいる方もいます。そのようなときは必ず「こんにちは水をくませてください」とあいさつをします。もし汲んでいるときに他の方がくれば先をお譲りするようにしています。地元の方とお話しをするのも楽しいです。
母は湧出る水をみて開口一番「もったいない」。
なお自動車の置く場所には十分注意しましょう。
こんなに汲んでしまいました。同僚のO君は4つ汲むとのことです。
清水庵の清水の正面にこのような場所が設けられています。暖かい季節はゆっくりとくつろぐのもいいですね。ここの横には清水庵の清水を共有されている地元の方のお名前が掲示されています。
地元のおかあさんが橋の手すりにぶらさげてあった小魚の干物を「よいしょ」と言って引き上げていました。ラーメン屋さんののれんが見えます。ここへは僕も何度か入りました。庶民的で懐かしい昔を思わせる雰囲気のお店です。常連のお客が多いようで、常連さんはラーメンとおにぎりをセットで注文していました。O君も何度か入ったとのことです。
清水庵の清水からから150mほど歩けば富山湾です。天気がよければ能登半島が見渡せます。
昨日職場の送別会があり、お酒を飲んで帰ったので風呂に入らないで寝ました。清水の近くに温泉旅館あったのを思出し、温泉に入ろうと思ってタオルを持ってきました。旅館の受付へいくとおじさんが出てきました、おじさんの富山弁と僕らの新潟弁がアンマッチして意味不明の会話状態になりました。何とか2名分の料金1000円をお支払いし温泉に入ることができました。この温泉にも清水があるとのことです。風呂場にそれではないかと思われるものがありました。しかし水は出ていなかったので違うのかもしれません。
温泉ですっきりして外へ出たら、海面に冬の太陽の光がキラキラと反射していました。相変らずほのぼのとしています。背の高い船のために時間を決めて橋の方向が変ります。
町の入り口に「魚の駅」があります。ここでも名水が湧出ています。
このような案内板があります。
お店のなかには鮮魚、刺身、干物、お土産ものなどがあります。母は夕飯のために富山名産「ます寿司」と「ぶり寿司」を買っていました。
たくさんの干物が並んでいます。種類も豊富です。僕はたらの干物を2本買いました。ごはんや弁当のおかずに最高です。
黒部川を通過して帰途につきました。
今日も名水をいただいて大変ありがとうございました。またよろしくお願い申し上げます。

                                                   (06.02.19)
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