『Dear フランキー』DEAR FRANKIE(2004年・英)
監督:ショーナ・オーバック。
スコットランドの南西部、グラスゴーに近い海辺の町。リジーは一人息子のフランキーと母とこの町に越して来た。彼女は夫から逃げるためにスコットランド中を何度も引越し、転々としていた。しかしその理由はフランキーには伝えず、彼の父親は船乗りで世界中を旅しているのだと教え、父親のフリをしてフランキーと手紙のやり取りをする。しかしこの手紙はリジーにとって耳の不自由なフランキーを近くに感じられる唯一の手段でもあった。そんなある日フランキーに父親が乗っている船だと教えていた「アクラ号」が彼女たちの住む町の港に寄港するという。父親に会えると喜ぶフランキーに真実を告げられないリジーは嘘の父親役を探すことに・・・。 2005年8月22日(OS劇場C・A・P) |
『SAYURI』The Memoirs of Geisha(2005年・米)
監督:ロブ・マーシャル。
貧しさから、幼くして祇園の置屋に売られた千代は、自分がそこにいる理由も芸者の意味さえもわからず、ただ同じく家を一緒に連れ出され今は女郎屋に売られてしまった姉を探すことだけを考えていた。不思議な瞳ゆえに売れっ子芸者の初桃に苛められながら辛い下働きの日々を送る千代はある日、姉と出会い共に花街から逃げ出そうとして失敗し、芸者にはなれず一生を下働きとして置屋に奉公しなくてはならない身となる。辛い毎日に耐え兼ねて1人涙する千代に優しく声をかけてくれた一人の紳士。「会長」と呼ばれ芸者たちと共にいた彼に惹かれ憧れる千代は彼にもう一度会いたい。その思いでひたすら辛い置屋での生活を耐え忍ぶ千代に、別の置屋の売れっ子芸者で初桃のライバルでもある豆葉から芸者として育てたいとの申し出があり、芸者としての道が開かれる。そして芸者「さゆり」の運命が始まる。 2005年12月12日(アポロシネマ) |
『16ブロック』16blocks(2006年・米)
監督:リチャード・ドナー。
夜明けまでの張り込みを終え、帰宅しようとしていたジャック・モーズリーは上司に呼び止められ今から囚人のエディを16ブロック離れた裁判所まで送り届けるように命じられる。徹夜明けだと文句を言うジャックだが「15分もあれば済む仕事だ」と説得され、しぶしぶ仕事を引き受けるが、護送中突然何者かに襲われる。なんとかバーに逃げ込んだ二人の前に現れるジャックのかつての相棒フランク。そこで彼はジャックにエディは警察の不祥事を目撃していて、彼が証言するということはフランクたちを窮地に立たせることになるのだと打ち明け、エディを置いてこの場を立ち去るように言うが、ジャックはそれを拒否し、エディを連れ彼らを振り切り裁判所を目指す。NY市警を敵に回した最悪の護送が始まる。 2006年10月30日(動物園前シネフェスタ) |
『007 カジノ・ロワイヤル』CASINO ROYALE(2006年・英)
監督:マーティン・キャンベル。
イギリス諜報部MI6の諜報部員に与えられるコードネームの頭の「00」は殺しのライセンス。そのライセンスを与えられるために必要なものは能力と二人の人間を殺したという実績。その実績を積み「007」のコードネームを与えられたジェームズ・ボンドはテロ組織から依頼を受けたとされる爆弾魔を追ううち、テロリストたちから預かった金を株の空売りやギャンブルで増やすことを生業としているル・シッフルにたどり着く。そして株の空売りで資金を増やすために彼らが爆破しようとしていた飛行機はすんでのところでボンドに阻止されたル・シッフルが次に選ぶのはギャンブル。そのギャンブルでのル・シッフルの勝ちを阻止するために政府が用意した1500万ドルを手に監視役である財務省の役人ヴェスパー・リンドと共にカジノ・バー“カジノ・ロワイヤル”にボンドは乗り込む。 2007年1月6日(アポロシネマ プラス1) |