『ノーバディーズ・フール』(1994年)
監督・脚本:ロバート・ベントン
ニューヨーク州、雪に覆われた小さな町ノース・バス。恩師ミス・ベリルの家に下宿し、家族もなく、金もなく、定職もない60歳の土木作業員のサリーは、半年前に工事現場で痛めたひざの傷に悩まされながらも、自分に唯一の信頼をおいてくれているミス・ベリルの雑用をこなし、少しおつむの弱い仕事の相棒ロブの面倒を見、仕事をもらっている建築会社の社長カールに憎まれ口をたたきながら、夜はいつものバーで仲間とポーカーに興じ、毎週万馬券を夢みて同じ馬券を購入し、平凡な日々を送っていた。そんなサリーにこの冬は特別なことが起こる。昔に捨てた息子との再会、はじめて出会う孫。ミス・ベリルの発病。カールの妻トビーとの淡い恋。 |
『ノッティングヒルの恋人』
監督:ロジャー・ミッチェル
ノッティングヒルで旅行書専門店を経営するウィリアムが街角で偶然にぶつかってしまった女性に次第に惹かれ恋に落ちるというラブストーリーなんですが、ぶつかった相手がハリウッドの有名女優のアナというのがこれまたややこしいんですよ。(笑) |
『ニューヨーク最後の日々』PEOPLE I KNOW(2002年・米)
監督:ダン・アルグランド。
ニューヨークのベテランパブリスト(政治家や芸能人をクライアントに持ち、彼らをアピールするための宣伝企画をする一方でスキャンダルのもみ消しなどをする仕事)のイーライは、30年もこの街で昼夜を問わない仕事に明け暮れていたが、体力と気力は彼の限界にきていた。漠然と引退を考えながらも自らが企画した難民救済のパーティーの準備に奔走する。そんなとき長年のクライアントである映画俳優のケアリーから女性スキャンダルのもみ消しの仕事を頼まれる。仕方なく依頼を受け、警察に拘留されているケアリーのお相手の女優を引き取りに行き、飛行機に乗せれば彼の仕事は終わり・・・のはずだったが・・・。 2003年7月13日(敷島シネポップ) |
『女房の殺し方教えます』How To Murder Your Wife(1964年・米)
監督:リチャード・クワイン。
売れっ子漫画家のスタンリーは独身だが、一緒に暮らす執事のチャールズが彼に献身的に尽くしてくれているので何不住のない生活を送っていた。ところがある日パーティーのアトラクションでケーキから出てきた女性に酔った勢いで結婚を申し込んでしまう。しかもその場に判事もいたためにそのまま結婚は成立。翌朝酔いが醒めたスタンリーはその女性フォードに事情を説明するが、なんと彼女はイタリア人で英語がほとんどわからないうえにイタリアでは離婚はありえないという。実体験を元に漫画を描いていたスタンリーの漫画はいつしかハードボイルドから女房に振り回せる情けない亭主というコメディに変貌。そこで漫画の主人公だけでも元の生活に戻すことを決意した彼は漫画の中で妻殺しを実行するが・・・ |
『ネコのミヌ−ス』MINOES(2001年・オランダ)
監督:フィンセント・バル。
人と話すのが苦手な新聞記者ティベは、猫の出産記事を書いて編集長に猫以外の記事を書かないとクビだと宣言されてしまう。なんとしても猫以外の記事を書かないとと悩むティベの前にヘンな女の子が現れる。彼女の名前はミヌース。なんと以前は猫だったというのだ。最初は信じられないティベだが、彼女が猫のネットワークを使って仕入れてきたネタは墓地に埋蔵された金貨の話。おかげでティベのクビはつながる。そこでティベはミヌースを住み込み秘書としてネコたちから情報を集めることに、もちろん謝礼は魚。かくしてティベは新聞社のトップ記者となり車まで貸与してもらえる身分に。ある日、動物友の会の会長に町一番の大工場の経営者で、町の名士でもあるエレメートが就任することに・・・ところがこのエレメートは猫仲間の間ではすこぶる評判が悪かった。そんな彼の悪事を暴きたいミヌース。そして事件が起こる。 2004年5月17日(心斎橋シネマ・ドゥ) |
『ネバーランド』Finding Neverland(2004年・米/英)
監督:マーク・フォースター。
1903年のロンドン。劇作家のジェームズ・バリは新作を発表するも舞台は失敗、酷評に晒されることに。その翌日、バリは散歩に出た公園でシルヴィアと4人の息子たちと出会う。幼い彼らの無邪気さに惹かれるバリ。そして中でも父親の死後、子供らしさを失い頑なに心を閉ざす三男のピーターに、興味を示す。彼らとの交流の中、バリは幼い頃自分が夢見たネバーランドを思い起こし、新しい作品の創作と彼ら兄弟との交流に夢中になる。やがて新作『ピーター・パン』が誕生するが・・・。 2005年1月17日(TOHOシネマズ泉北) |
『ナルニア国物語 第1章:ライオンと魔女』(2005年・米)
監督:アンドリュー・アダムソン。 第二次世界大戦下のロンドン。日毎激しくなる空襲にペベンジー家の4人兄妹は疎開のため、田舎の古い屋敷に預けられることになる。慣れない暮らしと厳格な女執事に躊躇う4人は退屈しのぎにかくれんぼを始める。そしてその時末っ子のルーシーはある部屋の中にあった幕の掛けられた衣装ダンスをみつけ、その中に隠れようと扉をあけ中に進んでいくとなんとそこは一面に雪が降り積もる森になっていた。その森は白い魔女により100年もの間冬に閉ざされたナルニア国だった。二人のアダムの息子と二人のイブの娘によりナルニアの長い冬は終わる。その言い伝えが彼ら4人兄妹が衣装ダンスの扉を開けこの世界へやってきたことで今現実のものになろうとしていた。 2006年3月27日(アポロシネマ) |
『ナイロビの蜂』THE CONSTANT GARDENER(2005年・英)
監督:フェルナンド・メイレレス。
赴任先のアフリカで、英国一等書記官のジャスティンは、正義感が強く、スラムの医療の改善のボランティアに精力的に取り組む妻テッサの真直ぐさに押され気味ながらも幸せな生活を送っていた・・・はずだった。ある日ナイロビからロキへと旅立つテッサを見送ったのが彼女との最後の別れとなる。しかも彼女の死は事故ではなく他殺。テッサの死に疑問を感じたジャスティンは一体、自分の妻が何をしていたのか?何故殺されなければならなかったのかを調べ始める。妻の死により、妻の心がわからなくなってしまったジャスティンが事件を調べるうちに政府の陰謀と、妻の深い愛を知りことになる。 2006年5月29日(アポロシネマ プラス1) |