『僕の彼女を紹介します』WINDSTRUCK(2004年・韓国)
監督:クァク・ジェヨン。
路上でひったくり事件が起こる。その犯人を追う高校教師のミョンウ。そのミョンウ非番中の熱血警察官ギョンジンは犯人と間違えて逮捕してしまう。警察に連行されるは誤認逮捕した当人のギョンジンは謝ることすらしないは、散々な目にあったミョンウだが、その後教師としての仕事のひとつである夜間パトロールで組むことになったのはなんとあのとんでもない婦人警官ギョンジンだった。この日もまたとんでもないギョンジンのせいで散々な目にあわされるのだが、いつしか二人は恋に落ちていた。破天荒なギョンジンに振り回され気味のミョンウ。それでも楽しい日々を送っていたが・・・。 |
『ビフォア・サンセット』(2000年・米)
監督:リチャード・リンクレイター
ウィーンで出会い、忘れられない時を過ごし、半年後に再び会う約束をして別れたジェシーとセリーヌ。それから9年が経ち、その時の経験を小説にしたジェシーはパリの書店での朗読会でセリーヌと再会する。その日アメリカへ帰国するジェシーが空港へ向かうまでの85分間、二人は散歩に出かけ、9年前のこと、そして今のこと互いの生活と気持ちを語り合う。『恋人までの距離』から9年後を描いた作品。
とめ:
シューテツさん:
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とめ: 2005年2月14日(梅田ガーデンシネマ) |
『ビヨンドtheシー 〜夢見るように歌えば〜』Beyond the Sea(2004年・英/独)
監督:ケヴィン・スペイシー。
7歳の頃、リウマチ熱のために心臓を悪くし、15歳まで生きられないと診断されたボビーに母ポリーは愛情のすべてをボビーに捧げ、自らが若い頃歌手だった経験からボビーに音楽を教える。音楽との出会いが彼の運命を大きく変え、母ポリー、年の離れた姉ニーナ。そして彼の父親代わりとも言える姉の夫チャーリーに支えられ、成長して青年となったボビーはニューヨークでプロの道を目指す。やがて彼はボビー・ダーリンという芸名を名乗り、次々とプロミュージシャンとしての成功を収めていく。 2005年2月28日(梅田ブルク7) |
『香港国際警察/NEW POLICE STORY』NEW POLICE STORY(2004年・香港)
監督:ベニー・チャン。
酒浸りの日々を送るチャン。彼はかつて有能な香港警察特捜部のリーダーだった。1年前アジア銀行が襲われ、そしてその犯人グループは大胆にも自ら警察に通報し、警察の到着を待ちパトカーや警官たちを次々に銃撃して逃げるという事件が発生した。チャンはマスコミに「3時間でこの事件を解決してみせる」と豪語し、部下を連れて彼らのアジトに向かうが、犯人グループにより仕掛けられた残忍な罠で部下を全員失ってしまう。失意の中で生きる希望も目的も失くしたチャンの前に新たに相棒として任命されたと一人の若者「巡査1667」ことシウホンが現れ、なんとかチャンを立ち直らせようとする。 2005年3月28日(ナビオTOHOプレックス) |
『ピアノを弾く大統領』THE ROMANTIC PRESIDENT(2002年・韓国)
監督:チョン・マンベ。
浮浪者のフリをして彼らと酒を酌み交わし、彼らの声を拾おうとしたり、ピアノ演奏を披露したりとして国民の絶大な支持を得ている大統領ミヌク。そんな彼の娘が通う学校に新任教師としてやってきたウンスはクラスの問題児であるヨンヒのあまりにも自分勝手な行動に親に連絡するが、なんと彼女の父親は大統領のミヌク。大統領であろうとお構いなしの対応をするウンスに校長以下職員はみんな大慌て。ところがその大統領自ら学校へやってくる。慌てふためく校長をよそにウンスは「子供が悪いのは親に責任がある」と罰として宿題を大統領に与える。公務の間に懸命に宿題に取り組む大統領はその提出の際、ウンスを昼食に招待する。気さくで誠実な大統領の人柄に惹かれるウンス、そしてまた妻を亡くして以来独身で過ごす大統領も飾らない真直ぐなウンスに惹かれていく・・・。 2005年5月30日(シネ・リーブル梅田) |
『バットマン・ビギンズ』Batman Begins(2005年・米)
監督:クリストファー・ノーラン。
幼い頃目の前で両親を射殺され、それが自分のせいであると思い続けてきたブルース・ウェインの心は罪悪感と復讐心・・・他者と自分への怒りで満ちていた。そして両親を殺害した犯人への復讐が果たせず亡き父が貧困と腐敗から守ろうとしていた街が真の悪に牛耳られていることを知った彼は「この街を腐敗した連中から取り戻す」という決意の元、生まれた街ゴッサム・シティを離れる。やがて犯罪者の心理を知るために自らも犯罪者となったブルースの前に一人の男が現れ、彼に導かれるまま「影の同盟」での修行に励むも彼らの方法に疑問を抱いたブルースは彼らと決別し、ゴッサム・シティへと戻る。そしてそこでブルースの新しい人生が始まる。 2005年7月4日(TOHOシネマズ泉北) |
『ベルベット・レイン』江湖(2004年・香港)
監督:ウォン・ジンポー。 黒社会の大ボス、ホンの暗殺計画の噂がたちはじめる。暗殺者は顔も名前もわからない誰とつながりがあるのかさえわからない若者だという。互いの腹を探り合うホン配下の三人のボス達。そんな中、ホンに子供が生まれ、ホンの兄弟分のレフティは三人のボスたちに目を光らせながらも、子供のためにホンに引退を勧める。一方、黒社会でのし上がるために、大ボス暗殺計画の実行者選抜の賭けに参加するイックとターボ。イックのためにと当たりを選びイックに渡すターボ。ホンとレフティ、イックとターボ。男同士の友情が雨降る夜の街で交錯する。 2005年10月17日(動物園前シネフェスタ) |
『ホテル・ルワンダ』HOTEL RWANDA(2004年・南ア/英/伊)
監督:テリー・ジョージ。
1994年ルワンダ。フツ族とツチ族の間で続いていた内戦がようやく終結し、和平協定が結ばれようとしていたが、フツ族の民兵はフツ族至上主義を唱え、ラジオでも公然とツチ族への非難が放送されていた。首都キガリにあるホテル”ミル・コリン”の支配人ポールは、そんなきな臭い情勢に不安を覚えていた。なぜなら彼の妻はツチ族だったから。何かあっても自分たち家族だけは助かるようにと、日頃からホテルに出入りするビジムング将軍に高級酒をこっそり渡したり、フツ族至上主義を唱える民兵組織を率いる物資調達業者にも高級な葉巻を渡したりと準備はしていた。やがてその危惧が現実になる時が来た。「フツ族大統領がツチ族に暗殺された」ラジオから流れるフツ族至上主義たちの放送。自分たち家族だけなら助かるはずだった。しかしポールを頼り逃げてきた隣人たちを見捨てる訳には行かない。ポールは家族と隣人たちを連れてミル・コリンに向う。街中に響く銃声、あがる炎。修羅場と化した街から難を逃れた人々は海外資本であり、国連兵士がガードしているため民兵たちも手は出せないミル・コリンに集まり、ホテルは難民キャンプの様相を呈してた。やがてやってきた国連軍は外国人を退去させるためのもので、それは世界がルワンダを見捨てたことを意味していた。自分たちが助かる方法は?家族さえ助かれば・・・最初はそう思っていたポールだが、このホテルにいるすべての人を助けるためにあらゆる手を使い奔走する。 2006年2月13日(シネ・ヌーヴォー) |
『PROMISE』無極(2005年・中国)
監督:チェン・カイコー。
無数の死体が転がる戦場で食べ物を漁る一人の少女。少女の前に現れた運命を司る女神“満神”は少女にこう語りかける「約束しましょう。望むものはすべておまえに与えます。ただし真の愛だけは永遠に手に入らない。それでもいいですか。」そして少女は答える「それでもいい。」やがて少女傾城は美しく成長し王妃となる。真実の愛を得ることは出来ないという約束に自らの運命を委ね愛することを拒絶してきた傾城の前に現れる三人の男。傾城を我が物にするために王への裏切りさえ厭わない冷酷な北の国の公爵無歓。無敗の大将軍光明。そして光明と行動を共にする奴隷の昆崙。王の死により動き出した彼らの運命。傾城は「真の愛だけは永遠に手に入らない」その意味を知ることとなる。 2006年2月20日(TOHOシネマズ泉北) |
『ヒストリー・オブ・バイオレンス』A History of Violence(2005年・米/カナダ)
監督:デヴィッド・クローネンバーグ。
アメリカ、インディアナ州ミルブルックの小さな田舎町。この町で"STALL'S DINER"という小さな店を経営しているトム・ストールは弁護士の妻エディと二人の子供たちと静かな幸せな日々を過ごしていた。ところがある夜トムの店が二人組みの強盗に襲われる。「金ならすべて渡す」と言うトムに、常に人を殺害しないでは終わらない二人は銃を向ける。危険を察知したトムは強盗の隙をついて反撃、二人の強盗を撃ち殺す。一躍町のヒーローとなるトム。ところが彼の活躍がメディアを騒がし、新聞に書き立てられたことでトムの前に左目に深い傷を負ったフォガティというマフィアに絡む男がやってくる。トムをジョーイと呼ぶこの男の来訪がエディの知らないトムの過去を蘇らせ、幸せな家庭が徐々に壊れ始めていく・・・。 2006年4月17日(シネ・リーブル梅田) |
『ポセイドン』POSEIDON(2006年・米)
監督:ウォルフガング・ペーターゼン。 大晦日の夜、超豪華客船「ポセイドン」が大西洋上を進んでいた。船内は新年を前に盛大なパーティが繰り広げられいた。人々が歓喜にわくポセイドン号を50メートル級の超巨大波が襲う。船内は一瞬にして地獄絵図と化し、辛うじて助かった数百人は船長の支持によりボール・ルームで救助を待つことにする。そんな中プロギャンブラーのディランは船長の制止を振り切って、数人の乗客と共に今やポセイドン号の頭上となった船底を目指して生への行軍へと出る。 2006年6月11日(TOHOシネマズ泉北) |
『パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト』(2006年・米)
監督:ゴア・ヴァービンスキー。
ブラックパール号を取り戻してから3年。近頃やけに精彩を欠きだしたジャック・スパロウの前にとうとう彼が恐れていた“深海の悪霊”デイヴィ・ジョーンズがかつてジャックと交わした契約の履行のためにやってくる。その契約とは13年間ブラックパール号の船長として過ごせば後はデイヴィ・ジョーンズの元で永遠の労役に服すという契約だった。なんとかその契約を反古にするために必死にある宝物を探すジャック。そしてそのジャックを3年前に助けたために結婚式を前に捕らえられてしまうウィルとエリザベスは、自分たちの身を守るためにジャックと再会することに・・・。 2006年7月24日(TOHOシネマズ泉北) |
『プルートで朝食を』BREAKFAST ON PLUTO(2005年・英)
監督:ニール・ジョーダン。 舞台はIRAのテロ活動が活発だった1970年代。アイルランドの小さな町で、生まれてすぐ教会の前に捨てられていたパトリックは養子に出され普通の男の子として育てられたが、幼い頃からドレスや化粧品に興味を持ち「変わり者」のレッテルを貼られるようになる。しかし本人は周りなど一切気にせず自らを「キトゥン」「聖キトゥン」と名乗りあるがままの自分で過ごしていた。そんなある日、ある出来事をきっかけにキトゥンは本当の母親ためにロンドンへと旅立つ。 2006年8月18日(テアトル梅田) |
『墨攻』(2006年・中/香港/韓/日)
監督:ジェイコブ・チャン。
紀元前370年頃の戦国時代。趙と燕の国境にある梁城は、燕に侵攻しようとする趙軍の進路にあたるため趙軍の攻撃は必至となっていた。趙軍は10万。梁城の全住民はわずか4000人。勝ち目のない戦に墨家の協力を要請していたが、救援は未だ訪れず、降伏を決断したとき一人の男がやってくる。墨家の革離。彼は梁王から兵に関する全権を与えられ、梁城の守備を固める。彼の動きから趙軍の指揮官・巷淹中は革離を好敵手と判断、やがて10万対4000の熾烈な戦いが始まる。 2007年2月5日(TOHOシネマズ泉北) |
『パフューム -ある人殺しの物語-』PERFUME: THE STORY OF A MURDERER (2006年・独/仏/スペイン)
監督:トム・ティクヴァ。
18世紀のパリ。悪臭たちこめる魚市場で死産だろうと産み落とされ、放っておかれたジャン=バティスト・グルヌイユは、生きるために産声をあげ、そのために母親は子供を殺そうとした罪で絞首刑となる。そのまま孤児院へと連れていかれたグルヌイユはそこで育つが、異常に発達した嗅覚を持つ彼は他の孤児たちと一線を画していた。やがて孤児院からなめし革職人の元へと売られ、そこで過酷な作業に従事する日々を過ごすが、ある日彼は彼の嗅覚を刺激する素晴らしい香りを放つ少女に出会う。その香りを異常に求めるあまりに少女を手にかけてしまうグルヌイユ。香りに執着する彼はなめし革の配達で知り合った香水職人バルディーニに弟子入りする。生来の嗅覚を活かし最高の香水を調合するグルヌイユだが、彼の欲するものはただの香水ではなかった。 2007年3月19日(TOHOシネマズ泉北) |
『ブラッド・ダイヤモンド』BLOOD DIAMOND(2006年・米)
監督:エドワード・ズウィック。
内戦が続く、アフリカ、シエラレオネ共和国。この国の唯一の資源ダイヤモンドは反政府軍RUFの資金源となっていた。そしてRUFは罪のない村を襲い壊滅させ、人手として使えそうな男はダイヤモンドの採掘場へと連れて行き過酷な労働を強いていた。メンデ族のソロモンもその一人だった。彼はそこで大粒のピンクダイヤを発見し、危険を覚悟で監視の目をかいくぐりそのダイヤを隠したとき政府軍の襲撃を受けRUFの兵士たちと共に捕えられる。一方ダイヤの密輸を生業にしているダニー・アーチャーは、密輸に失敗し、ソロモンが収監されたと同じ刑務所に投獄されていた。そこでピンクダイヤの話を聞き、ソロモンに近づきなんとかピンクダイヤを手に入れようとするが・・・。なんとしても家族を探し出したいソロモン。ダイヤを手にいれたいアーチャー。ダイヤが密輸されることで内紛が続き「ブラッド・ダイヤモンド」と呼ばれている真相を探ろうとしている女性ジャーナリストのマディー。ピンク・ダイヤをめぐり三人の旅が始まる。 2007年4月16日(アポロシネマ) |
『バベル』BABEL(2006年・米)
監督:アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ。
モロッコを旅するアメリカ人夫婦の妻スーザンの肩が、バスで山道を走行中バスに向けられて発射された銃弾が撃ち抜かれた。銃を発射したのは、山間に住む羊飼いの兄弟。ジャッカルを撃つためにと父親から渡された猟銃を長距離だと命中しないと、悪気なくバスを目がけて撃った一発が被弾したのだった。アメリカではスーザンの事故で、ベビーシッターのアメリアは、息子の結婚式のための里帰りが出来ずにいたが、どうしても帰りたい彼女は二人の子供を連れて国境を超える。一方、モロッコで使われた猟銃の持ち主である日本人の聴覚障害を持つ娘チエコは、母の死により満たされない怒りと不満の中で日々を過ごしていた。一発の銃弾から始まる4つの物語。 2007年5月14日(TOHOシネマズ泉北) |
『パンズ・ラビリンス』PAN'S LABYRINTH (2006年・メキシコ・スペイン)
監督:ギレルモ・デル・トロ。
1944年のスペイン。
内戦で父を亡くした少女オフェリアは、臨月の母と共に母の再婚相手であるビダル将軍が、内戦終結後も政府に対抗しようと立てこもるゲリラ鎮圧の指揮をとる山間部へとやってくる。あまり具合のよくない母と、冷酷な義父、初めての地。恐怖と不安な夜を迎えたオフェリアの前に、昆虫の形をした妖精が現れ、彼女をパンの元へ導く。そしてパンは、彼女が魔法の国の王女で、満月の夜までに3つの試練を乗り越えれば魔法の国へと帰れるのだと言う。3つの試練に立ち向かうと決めたオフェリアだが、一つ目の試練をクリアしたとき母の容体が悪化する・・・。
ダークファンタジーと言うものらしいのだが・・・。それで、なんでR12なんだろう?って思ってたんですが、そら、これ無理だ。
何度目をそむけただろうか。クリーチャーがこれまた気持ち悪い(笑)。妖精だって、最初昆虫の形で、「妖精はこれよ」とオフェリアから本を見せられてその形に変えるんだけど、それでもなんとも色が暗くって、かわいくないんですよね。
でもそのダークな部分が全編に生きてて、なんか『残酷大人のためのグリム童話』って感じです。
ネタばれします。
2007年10月8日(MOVIX堺) |