『バーティカル・リミット』
監督:マーティン・キャンベル
今から3年前。親子3人で楽しんでいたロック・クライミング中の事故で、ピーターは自分と妹を助けるために自らの手で父親のロープを切らなければならなかった。その後登山をやめ、ネイチャー・カメラマンとなったピーターは撮影中の事故のせいで偶然登山家となったアニーが目指すK2登頂のベース・キャンプを訪れる。しかし、二人の間は3年前の事故が大きな溝となっていた。翌日アニーを含めたK2登頂のパーティーはK2を目指し出発する。ところが天候が悪化し、ベースキャンプでは下山の命令を出すが、登山の主催者でパーティーの実質的な権限を持つ企業家のヴォーンはその命令を無視し、登頂を強行する。やがて天候は悪化しパーティーを雪崩が襲いかろうじて助かったシェルパを除くアニー、ヴォーン、トムの3人も氷に塞がれたクレバスの中に閉じ込められたいた。高度8000メートルではヘリコプターも飛ばせず、クレバスを塞ぐ氷は人力で掘り返すことなど到底出来ない。しかし、何があっても妹を助けたいピーターはクレバスを塞いでいる氷を爆破するためにニトログリセリンを背負い険しいK2を登るという無謀な計画を立て、それに参加する5人と共に救出に向かう。タイム・リミットは22時間。 2000年12月23日(アポロシネマ) |
『ハート・オブ・ウーマン』(2001年・米)
監督・脚本:ナンシー・メイヤーズ
広告代理店に勤めるニックはいわゆる「男の中の男」女性はセックスの相手、身の回りの用事をしてくれる家政婦さんくらいにしか認識していない傲慢な男。それでも仕事の腕はピカ一で「男っぽさ」を売りに数々のヒットを飛ばし、クリエイティブ・ディレクターの椅子はもう今日にでも自分のものだと思っていたが、会社の方針により現代の消費生活の中心は女性。女性の気持ちのわかるクリエイターではないと・・・ということでニックが座るはずだったクリエイティブ・ディレクターになんとライバル会社から引き抜いた女性のダーシーが座ることに。面白くないニックはバスルームで会社で渡された女性用品を片っ端から身につけ酒に酔いながらやけっぱちで広告の案を考えていたが、ひょんなアクシデントから手にもったドライヤーがバスタブにつかり感電してしまう。翌朝目覚めたニックは体には異常はないものの、なんと女性の心の声が聞こえてしまうというとんでもない状態になっていた。 |
『ハーモニーベイの夜明け』
監督:ジョン・タートルトーブ
人類学者であり霊長類学者であるイーサン・パウエルは東アフリカで行方不明になってから2年後ルワンダの密林の奥深くで、国立公園のレンジャー部隊の2人を殺害。現地で有罪判決を受け、アメリカへ強制送還された。行方不明になってからレンジャー部隊の2名を殺害するまでに彼に一体何があったのか?一言も言葉を発しようとしない彼に興味を持ったマイアミ大学の精神科医テオ・コールダーは、自らの出世欲も伴いパウエルの精神鑑定人になることを願い出る。そしてパウエルが収容されている「ハーモニーベイ刑務所」で向き合うパウエルとコールダー。何度か面接しているうちにコールダーにわずかながらも心を開き話し出すパウエル。そしてコールダーもパウエルとの面接により自らの野心を見透かされ、人間としてのあり方を問い直されることに・・・。 |
『パール・ハーバー』(2001年・米)
監督:マイケル・ベイ 子供の頃からお互いに空に憧れパイロットになることを夢見てきたレイフとダニーは米国陸軍航空隊のパイロットとなった今も良きライバルであり、固い友情で結ばれていた。世界中に戦火が広がる中、未だ参戦を表明していないアメリカ。そんな時、軍の身体検査で知り合った看護婦イヴリンと恋に落ちるレイフ。しかしレイフはイギリス空軍へ志願し戦場へと赴く。ひたすらレイフの無事を祈り待ち続けるイヴリンの元へ届くレイフの悲報。涙に暮れるイヴリンを支えるダニーだが、やがて彼の心は彼女に惹かれていき心の痛みを消すために彼に応えるイヴリン。しかし彼らの前に戦死したはずのレイフが戻ってくる。苦悩するイヴリン、レイフ・・・そしてダニー。1941年12月7日。そんな彼らのいるハワイに日本軍の奇襲攻撃が襲い掛かる。 |
『バガー・ヴァンスの伝説』(2001年・米)
監督:ロバート・レッドフォード
1928年、ジョージア州サバナ。10歳の少年ハーディは地元の若き天才ゴルファー、ジュナに憧れていた。ジュナは16歳でアマチュア優勝を成し遂げ、町のヒーローとなり、富豪の娘アデールのハートも手に入れ、町の英雄は国の英雄となるべく第一次世界大戦に出征するが戦場での現実の悲惨さに打ちのめされた彼は帰国後、アデールにも会わずゴルフさえも捨ててしまっていた。ところがそんな彼が再びクラブを握ることになる。父が残した唯一の遺産であるゴルフ場を守るためにアデールが主催するトーナメントに出場することになったのだ。自分のスィングを失くしてしまったジュナは最初出場をためらっていたが、突然現れたバガー・ヴァンスというキャディーにわずかながら失くしたスィングを取り戻す何かを感じたジュナは伝説的プレイヤー、ボビー・ジョーンズとウォルター・ヘーゲンと同じグリーンに立つことを決める。 |
『バグズ・ライフ』(1998年・米)
監督:ジョン・ラセッター。
季節は秋。場所はアリたちの住む島。ここでは毎年横暴なバッタたちがやってきては彼らから食料を奪っていく。そしてアリたちはバッタたちに乱暴されないように彼らがやってくるまでに彼らの分の食料を必死に集め、彼らが食料だけを持って静かに去って行ってくれるのをアリ塚で息を潜めじっと待つ。ところが今年は何と発明好きでドジなフリックのおかげでせっかく集めた食料がすべて池の中へ・・・。いつものようにやってきたバッタ軍団のボスホッパーは食料がないことに怒り、最後の落ち葉が落ちるまでに今までの倍の食料を用意しろと脅し去って行った。責任を感じたフリックはバッタたちをやっつける助っ人を探してくると町に出掛け連れて帰ってきたのは、強い助っ人・・・ではなくなんとただのサーカス団の団員たちだった。最後の葉が落ちる、食料はホッパーの要求には満たない、強い助っ人はいない・・・。そしてホッパーたちがやってくる・・・。 |
『八月のクリスマス』
監督:ホ・ジノ 夏の暑い日写真屋を営むジョンウォンはある日現像を依頼しにきた駐車違反取締官のタリムと知り合う。その後タリムは頻繁に店に訪れるようになり、次第に二人は親しくなっていく。でもジョンウォンは病気でもう余命いくばくもない身で、タリムに心惹かれながらも何も語らずにタリムと二人の時を過ごす。夏から秋にかけての淡い二人の恋の物語です。淡々となんとも優しい雰囲気でストーリーが進むのがよかったです。死をみつめながら時を過ごすってどんなだろう?とてもせつないですね。ジョンウォンが父親に必死になってビデオの操作を教えるシーンには胸が熱くなりました。タリムと二人でいる時の余計なことは何も語らずにすべてを包み込むような笑みのハン・ソッキュがいいですねぇ。σ(^-^)は『シュリ』よりもこちらのハン・ソッキュの方が好きです。 |
『パットン大戦車軍団』(1970年・米)
監督:フランクリン・J・シャフナー
第2次世界大戦中、アメリカ陸軍の猛将ジョージ・パットンはたぐいまれなる戦略家で当初ドイツ軍のロンメル将軍に敗れていたアフリカ戦線で、ロンメル軍団から勝利を勝ち取る。その目覚しい活躍とは裏腹に彼は根っからの軍人で、短気で頑固。政治的なかけひきなど一切出来ないためにしばしば軍上層部と対立していた。そのせいで一度は重要な戦略からはずされるパットンだが、ノルマンディー上陸後停滞している連合軍に第3師団を率い、破竹の勢いでベルリン攻略まで到る。しかしドイツ軍が降伏し、戦争が終結に向かうと軍人でしかいられない彼は政治的に邪魔な存在となってしまう。 |
『バッファロー'66』
監督・脚本:ヴィンセント・ギャロ
刑務所から出所したビリーは刑務所に居たことも仕事で遠方に行っていたと嘘をつき、しかも妻を連れて帰ってきたと嘘をついたために一人で故郷に帰ることが出来ず、通りすがりの女性レイラを無理やりに拉致し、脅迫して妻にしたて故郷に帰る。誰からも愛されず、自分の生き方すらわからないビリーに無理やりに連れてこられたはずのレイラはいつしか惹かれていた。しかしビリーは両親との対面のあと自分が刑務所に入る理由になった男への復讐と自分の死を考えていた。 |
『パトリオット』
監督:ローランド・エメリッヒ
1776年。アメリカの独立戦争の勃発。サウスカロライナに住むベンジャミン・マーチンは過去の大きな戦争フレンチ・インディアン戦争の勇士だったが、今では妻亡き後7人の子供と農夫として平和な暮らしを送っていた。しかし彼の住むサウスカロライナ州でも戦争への参戦が可決され、家族を守る方が大切だと参戦を拒否するベンジャミンに、愛国心に駆られた長男ガビリエルは冷ややかな視線を残し、参戦して行く。やがて戦火は家のすぐ近くまで及び、負傷したガブリエルが家に戻ってきた。が、追ってきたイギリス軍にスパイとして連行されようとした時、次男のトマスが助けようとイギリス兵に飛び掛り、ベンジャミンの目の前で射殺され、ガブリエルも連行されてしまう。トマスの死に泣き崩れるベンジャミン。そしてその時彼は家族のために心の中に封印していた武器をとり、イギリス軍と戦うことを決意する。 |
『バトルフィールド・アース』
監督:ロジャー・クリスチャン
西暦3000年。地球は異星人・サイクロ人により滅ぼされ、わずかに生き残った人間たちはサイクロ人の手の届かない放射能に汚染された山間部にひっそりと暮らしていた。ある日このまま悪の伝説に怯えて暮らしていくことに疑問をもったジョニーは、村人たちの反対を押し切って村を出る。村を出て行き着いた廃墟と化した街でジョニーはサイクロ人に捕えられ奴隷とされてしまう。そこでジョニーは、自分たちの近づけないウラニウム鉱山近くにある金脈から金を人間に採掘させ、それを独り占めしようと企むサイクロ人のタールにより、奴隷のリーダーとするために学習マシンにかけられ、サイクロ語や様々な知識、そして地球が滅びた理由を教えられる。やがてジョニーは様々な知識を得たことで、どうにかして人類を滅亡から救い、地球を彼らサイクロ人から奪還しなければならないと考え、サイクロ人との戦いに望む。 |
『ハムナプトラ 2 黄金のピラミッド』THE MUMMY RETURNS(2001年・米)
監督:スティーブン・ソマーズ。
1933年。ハムナプトラから帰還してから8年。リックとエヴリンは息子アレックスとともにまたも遺跡発掘現場にいた。そしてそこでみつけたブレスレットはアヌビス軍を率いるスコーピオン・キングのもの。彼らを蘇らせ彼らを倒したものは世界を征服することが出来ると言われていた。ところがそのブレスレットをアレックスがはめてしまう。そこへそのブレスレットを狙う者たちが現れアレックスが連れ去られる。愛する息子を救うため、リックとエヴリンは再びエジプトへ。 |
『ハンニバル』(2000年・米)
監督:リドリー・スコット。
『羊たちの沈黙』で描かれたバッファロー・ビル事件から10年。レクター博士との面談により犯人を逮捕したFBIのクラリスは麻薬の売人イヴェルダ逮捕の指揮をとっていたが、その現場は壮絶な銃撃戦となり多くの死傷者を出す。しかも赤ん坊を抱いていたイヴェルダをやむなく射殺したことからマスコミから非難を浴び、窮地に追い込まれる。そしてレクター博士の被害者の中で唯一の生存者でありレクター博士に復讐すべく執拗に彼の行方を追うメイスンにより、クラリスは再びレクター博士と対峙することになる。 |
『ビッグ・チャンス』THE BIG KAHUNA(1999年・米) 監督:ジョン・スワンベック。 新たな取引を引き出すためのホテルでの接待パーティーにこれから望もうとしている3人の営業マン。自信家で闊達なラリー、現在離婚調停中で少し仕事にも人生にも疲れているフィル、まだ新人で信仰心が厚くモラルの塊のようなボブ。彼ら3人の一夜の出来事。まるで一幕芝居のような映画です。 |
『ヒマラヤ杉に降る雪』
監督:スコット・ヒックス
ワシントン州北西部のピュージェット湾に浮かぶ小さな島、サン・ピエドロ島。新聞記者の息子イシュマルと日系移民の子ハツエは幼い頃から互いに心を惹かれあい、人種の違いから人目を避け愛を育んでいたが、第2次世界大戦がはじまり、あまりにも大きな人種という壁にハツエはイシュマルに別れを告げる。時は過ぎ1954年。漁師のカールの死体がみつかり、彼の頭部には何かで強く打った傷跡があり、同じ漁師のカズオ・ミヤモトが犯人として捕えられる。状況証拠はすべてカズオに不利な状態で裁判が開かれる。傍聴席には今はカズオの妻となったハツエとハツエとの別れに未だに傷心を抱く父親の跡をついで新聞記者となったイシュマルの姿があった。 |
『ファイト・クラブ』
監督:デヴィッド・フィンチャー
強度の不眠症に悩むジャックは、ある日タイラーという人物と出会う。そして彼と殴りあうことで彼に共感し二人で暮らすことに。そして二人で秘密クラブ「ファイト・クラブ」を作り、そこで殴りあうことによりジャックは心の平穏を覚えるのだが、タイラーは徐々に過激化していき「ファイト・クラブ」が組織化されやがては破壊活動をするようになり、その過激さに危険を覚えたジャックはそれを阻止しようとするのだが・・・ |
『フォロー・ミー』(1972年・英)
監督:キャロル・リード
上流社会に棲むチャールズは、何気なく入ったレストランで出会ったウェイトレスのベリンダに心惹かれ結婚するが、どうも最近新妻のベリンダの様子がおかしい。もしかして浮気でもしているのか?と気が気でなくなったチャールズは探偵を雇い、ベリンダの行動を調査してもらうことに・・・。ところがこの探偵がなんとも頼りになるんだかならないんだかわからない妙な奴。大丈夫かと不安をかかえながらも彼の調査結果を待っているが、妻ベリンダの行動は全く変わらず、それどころか以前よりも明るくなって行った。たまりかねたチャールズがベリンダを問いただすと、いつからか自分の後をつけてくる変わった男性がいて、一言も言葉はかわさないのだが、同じ映画を観たり、植物園に行ったり、とても楽しいのだと言い出す。その相手が自分が雇った探偵だとすぐにわかったチャールズはその探偵の家に乗り込むが・・・ |
『フォー・ザ・ボーイズ』FOR THE BOYS(1991年・米) 監督:マーク・ライデル。
第2次世界大戦、朝鮮戦争、ベトナム戦争数々の戦場での慰問ショーに出掛け、テレビでも人気を博していたエディとディクシー。彼らが二人で舞台に立たなくなってから25年。合衆国大統領からの特別賞授与のセレモニーへの出席のための迎えの使者にエディの顔なんか見たくないから出席しないと言うディクシーの昔語りがはじまる。約60年のエディとディクシーの物語。 |
『ブラック・ライダー』(1986年・米) 監督:ハーレー・コクリス 主演:トミー・リー・ジョーンズ。リンダ・ハミルトン。ロバート・ヴォーン
泥棒屋のクィントはFBIの密命により、ラッキー・ダラー社の脱税の証拠のテープを盗みに入るが、テープを手に入れた時点で警報がなりその場はなんとか切り抜けたものの追手に追われることになる。仕方なくガソリンスタンドで見つけたハイテク・カーのブラック・ムーンにそのテープを隠し、ブラック・ムーンの展示会場で回収することにしたのだが、その会場でブラック・ムーンが盗まれてしまう。車を盗んだのは大掛かりな自動車窃盗組織。FBIにテープを渡すタイム・リミットは72時間。無事テープを取り戻すことが出来るのか? |
『プリティ・ブライド』
監督:ゲイリー・マーシャル
新聞記者のアイクはコラムのネタに詰まっていたとき酒屋で聞いた結婚式を3度も途中で逃げ出した花嫁マギーの話を世紀の悪女という内容でコラムに書いたが、それを読んだ本人からの投書により新聞社をクビになってしまう。ところがマギーが4度目の結婚にのぞむことを知り、あの記事が間違いではないことを証明するため4度目の逃走をするであろうマギーを取材しにマギーの住む町へ行き、マギーの取材を進めるうちにやがて二人は・・・しゃれたラブ・コメディってやつですね。 |