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蕪山荘日記
2009年
現在のメイン・コンテンツたもその山小屋「蕪山荘」に関する絵日記です。
築年数のとても長い物件なので週末にレストアに通っています。
下から上に流れるスタック方式で追記されます。一番上が最新の更新になります。

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投稿日付: 2009年12月 7日
タイトル: ドクターヘリに乗る!

その日は前日から順調だった。週末、家人とともに蕪山荘に到着し、朝から修繕作業を進めて、午後は観光がてらドライブしてレストランでお食事。そして翌日曜日も午前中は仕事(もちろん山荘メンテ)をやって帰るつもりだった。

天気がとても良かったので、たもそは庭の植木の剪定伐採をやることにした。既に職人の手によって大物は片付いていたのだが、夏場の草木ボーボーぶりを見ているので可能な限り剪定しておくべきだと考えていたのである。今となっては余計な算段だったのだが。

剪定には鋏も使うが、やや太い枝には刃が立たないので、ディスクグラインダーにチップソーの回転刃を取り付けた簡単電動鋸を使った。これは便利だが、チョー危険な工具である。まず、回転速度が10000rpmと異常に早い、そしてプッシュONではなく切換えスイッチなので、落としてもそのまま廻り続ける。しかし、片手で操作可能で、かなり太い枝でも一瞬で落とせる。

危険は承知で使うので、いつもこの工具を使う時は気合を入れて使用していた。使用前にもう一度回転刃を取付け直し、予備動作でチェックしてから使用する。使用中も頻繁に電源を落として安全確保する。左手のみ皮手袋をする。この日も、そうした基本動作は怠りなかったハズなのだ。

剪定したのは、主に椿などの常緑樹の枝打ちであった。順調に進んで30分くらい仕事をしたところで、ちょっと一息入れるつもりで、ディスクグラインダーを右手に一休みした。なぜかその時、モーターはOFFにはなっていなかった。理由と言えば、ほんの一息の積りで作業中だったからか?

そのまま次の作業に入る感じで右手を動かした、かどうか覚えてないが、一瞬、「チュンッ!」となった。いや、「ガンッ!」だったかもしれない。とにかく、ディスクグラインダーが停止した。

あまりデテールを追うと、恐ろしい話になるので、ちょっとカットする。



救急車は思いのほか直ぐに来てくれた。不幸の中の一瞬の幸福だ。
そして、救急隊員はドクヘリを呼ぶと言う。 ・・・ 「えー?まじですか」

もちろん、蕪山荘前にヘリは降りられない。どーするのかと思ったら、ヘリ着陸地点までは救急車に乗って行くのだと言う。あー、なるほどね。そりゃそうだ。

かくして、初の救急車搭乗を体験した。救急車は宅地内や路地ではサイレンを鳴らさない、国道に出てからピーポー君になった。仰向けの姿勢で天井を見ながら、一体どこにヘリポートがあるんだろうか?と想像した。恐らく、消防署の屋上じゃないだろうか?そうすると屋上までどうやって登るんだろう?エレベーターがあるのかな?

いろいろ思いを巡らしていたら、車がガタガタ揺れ出した。未舗装の道に入ったのだ、いや道じゃなくて、単なる荒地に入ったようだ。ここが「岡田広場」という。窓からは消防車が見える。どーなってるのだ?

無線でヘリと交信しているので、場所はここで良いのだろう。どうやら消防車はヘリの降りる目印になるためにココに居るようだ。残念ながら消防車には乗れなかった。そして爆音が大きくなりヘリが着陸した。

救急車からヘリまでどうやって行くんだろう、一旦降りて歩くのか?いや違った、救急の患者が歩いてはオカシイのだ。寝台(ストレッチャー)に乗せられたまま、救急車を降りて台車の状態で荒地を進む。車がガタピシの荒野を小車輪でノーサスのストレッチャーが行くんだからたまったものではない。飛び跳ねるようにストレッチャーが進む、といかあまり進まない。

救急隊員達は押すのは無理だと判断し寝台を持ち上げた。祭り キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!! これは完全に御神輿状態である。そのまま爆音のドクヘリへ向かう。ドクヘリが横目に見えた。白いボディーに赤青で文字が書いてある。本物だ!感動は仰向けのままドクヘリの中へインストールされた。

ドクヘリ内部はかなり窮屈であった。TVで見たとおり、男性と女性の医師(看護士と判別不可能)らしき人がいろいろやっていた。そして、女性の隊員がたもそにヘッドホンを装着してくれた。それは退屈しのぎの音楽ではなかった。ヘリは防音性がゼロなので防音の耳栓が必要なのだ。そして、あっというまに離陸した。たもそは仰向けで窓からは空しか見えない。

こうして、たもそのドクヘリ搭乗は仰向けのまま離陸し、目的地へと向かった。



今回、大事件(大事故だな)を経て、沢山初体験をした。書きたいことは山とあるが、一番感じたことは、我が国の救急救命医療の体勢は素晴らしいモノである。電話1本でここまでサービスを受けられるというのは、幸せという他ない。後日、整形外科で手術も受けたが、その際は初診で行ったその日にオペを行なってくれたのである。ここは救急で受診した病院ではなく、紹介受けて伺った別の病院である。

たもそにとっては一刻も早い回復を望むのは当然だったが、まさか、事故の翌日に整形外科のオペを受けられるとは思わなかった。紹介した医者もオペは一週間くらい先かもしれないと言っていたのだ。医療関係では、時にニュースで悪い報道が出回ることもあるが、それはごく稀な事象であって、殆んどのケースで我々は素晴らしい医療システムの恩恵を受けることができるのだ。不幸の中で感じた幸福感とは得難いものである。



投稿日付: 2009年11月28日
タイトル: 風呂場の遮光処理

だんだん寒くなってきたが、家と比較すると摂氏 2度ほど低いくらいなので覚悟していたほどは寒くないかもしれない。所詮は標高 1000m以下のエリアなのでこんなものだろうか。しかし、蕪山荘は古い建築物ゆえ断熱性は低いと思われるので、これから寒さが厳しくなるのかもしれない。

今日は風呂場の改良の話である。初めて訪れた時の風呂場の画像をご覧頂くと分かるが、蕪山荘の風呂場は二面採光でガラスサッシと嵌め殺しのガラスは全て素通しガラスである。従って、景色がよく見える一方、外からも丸見えである。一応、道路面からは高い位置にあるのだが、やはり丸見えである。

たもそはそれも風流と心得るが、家人どもはそうもいかない。そこで、何か方策を考えることを約束する一方、暫定処置として余り物のカーテンを取り付けてしのいでいた。しかし、このカーテンがどうも風呂の雰囲気を台無しにしている気がしていたので、早急に対策を打つことにしていろいろ検討した。

根本策としては、ガラスをカタガラスに入れ換えることである。これは業者に見積りを依頼していたのだが、結構高くて閉口した、ガラス自体は1枚数千円程度のはずだが、入れ換え工賃やら廃材処理やらでかなり乗せられており、気に入らないので見送った。それで、外に簾を掛ける案やブラインドを入れる案も検討したが、結局、シンプルで低コストな方法として、ガラスに目隠しシートを貼ることにした。

これも単価は安いのだが、結構沢山必要だったので、結局それなりの費用となってしまった。まぁ、自分で貼るから工賃が掛からないだけ安く済むと考えよう。



両サイドの嵌殺しのガラスから貼り始めた目隠しシート。
中央のカーテンは暫定処置で付けていたカーテンで風情がない。


もう一方の面も目隠しシートを貼っていく。こちらは下側が嵌殺しガラス。


完成した風呂場の目隠しシート加工、外は見えなくなってしまったが
窓を開ければ景色は見えるので、家人との折り合いもついた。


目隠しシートは糊を使わずに水貼りしていくのだが、これが結構難しくて気泡を完全に抜くことができず、イライラする作業であった。途中からは受益者負担ということで、家人にバトンタッチしてやってもらった。全部で二週間掛かりで完成したのがこちらである。作業の途中でも風呂は使うのでカーテンも共存した状態が上の2枚、そして、完成したのが下の画像である。

家人の方が気合が入っていたらしく、後半の仕上がりは断然良い。
これで誰でも安心して温泉に浸かれるようになった。



こちらはオマケ画像、桶直の風呂蓋は絶版で今や貴重品。
桶類は木質もいいけれど、やはりケロヨンも味わいがあってよろしい。



投稿日付: 2009年11月23日
タイトル: 離れの玄関扉再塗装

たもその蕪山荘は母屋と離れ家の二棟建てになっている。母屋の収容人数の少なさを考慮して、前オーナーが建築したものらしい。離れ家の方はまだ築20年は経っていないのだが、あまりに使っていないせいか母屋よりも劣化している部分が多い。家族で泊まる分には、この離れ家は不要なのだが来客があると必要になるということで、やはり修繕は必要だ。

傷みの目立つところは、玄関扉、破風板、屋根周り、階段、2Fトイレ床である。特に玄関扉と破風板は外回り部分なので早めに手を打つ必要があった。工務店に修繕見積りを出してもらったが塗装がやたらと高額だったので、基本的に全て自分で塗装することにした。見積書には玄関扉と破風板はキシラデコール 2回塗りで積算されていたので、なるほど、じゃあその通り塗ることにした。

ショップでキシラデコールを購入しようとしたら、この塗料がやけに単価が高い。一般のペンキの3倍近い値段で驚いた!どおりで塗装見積りが高いワケである。この原価では扉1枚でも数万円は頂かないと商売にならないだろう。購入したのは、玄関扉用に「マホガニー」を、そして破風板用には「パリサンダ」を選んだ。扉は内側の色調に合わせて、また、破風板は傷みで変色している部分をカバーするには濃い色が良かろうということで決定した。



こちらは購入当時の離れの玄関扉、木製で経年から表面が傷んでいた。


レストアが完了した玄関扉、細かい所は問題があるがまずまずの仕上がり


上段画像は再掲になるが、購入当時の離れ家の玄関である。扉は木製で内側は突き板張りのようだが、表のオリジナルははっきりとは分からない。それくらい表面が退色して傷みが進んでいたからだ。初めにヨゴレを落としてからペーパーで研くが、レリーフ様の模様が入っているのでかなり面倒であった。途中から家人にバトンタッチして研磨を完了。続いて、キシラデコール(マホガニー色)を塗っていく。

この塗料はかなり薄くできていて、1回ではキレイに着色されない。2回塗ってようやく均一のトーンになった。もう一回くらい塗った方が仕上がりや耐性は良くなるが、こればかりに掛かり切りにもなれないので2回塗りで完了とした。これが下段の画像である。特にマスキングとかしないで塗ったわりにはキレイに出来たと思う。

この扉を再塗装しただけでも、離れ家の状態はかなり改善したように見える。家人も納得の修復である。(^^v




投稿日付: 2009年11月21日
タイトル: 電子レンジ棚製作

蕪山荘日記は、現実には2010年に入って回想して記しているのであるが、チャンと元ネタはあって直筆の「蕪山荘日誌」が存在している。毎回行くたびに、事前の買い物、配送手配、受取り、組み立て、修繕、塗装など計画的に進めるための日誌があるのだ。そのお陰で後からでも日記が書けるというワケだ。

これまで買い物の話が多かったが、実際には経年から手入れを必要としている箇所が山のようにあり、毎週訪れて修繕に勤しんでいるのである。家人とも相談して、せっかくオキドキな物件を手に入れたのであるから、可能な限り時代考証を損なわないように調度を整えようという方針になっている。但し、家具類は古い物でも使用可能であるが、家電製品は古いと役に立たない物が多いので、ある程度は現行新品も許容することにする。

家電としては、冷蔵庫、電子レンジ、洗濯機、掃除機などは新品で調達した。一方、照明器具などはなるべく中古で雰囲気を残すものを取り入れている。作り付けの戸棚などは殆んどそのまま使う。古い物は味があって良いのだ。今回は新品調達した電子レンジとオーブントースターの置き場所の話である。



ここは元々冷蔵庫置き場だったようだがちょっと狭いのでレンジ棚となった。


レンジ棚はうまく出来たが電源ケーブルが見苦しいのでコンセントを付けた。


上の画像は台所の背面に位置する食器棚の一角で、恐らく元は冷蔵庫が入っていたようだ。床が傷んでいるのは霜取りの水が溢れて染み込んだものと思われる。ここはフローリングがブカブカになっていたのでパテで埋めて補強しておいた。ここだけ張り直すのはちょっと無駄だし。

購入した電子レンジとトースターの置き場所がなくて困っていたので、ここに棚を作ることにした。左側面は合板なのでそのまま壁材になるが、右側は塗り壁なので、そのままでは支えられないので白のカラーボードを建て付けた。ここに棚板2枚渡してレンジ棚の完成である。棚板はシナベニア合板を使用。機器から発熱があるので天地は余裕を持っている。

レンジ棚が完成したところで手近なコンセントに繋いでみると、どーも電源ケーブルが見苦しい。これが上の画像である。ちょうど良いところにコンセントがあると思っていたのだが、これでは邪魔くさいのでこの壁コンから分岐させて奥にフラットタイプのコンセントを取付けた。これで一番下にカゴでも置けば増設したコンセントは見えなくなるだろう。ついでに元のコンセントもアメリカン電気製交換した。元はナショナルの旧式でこれも味わいがあるのだが、刃受けがヘタっており安全性を考慮して壁コンセントは順次交換していく予定である。



投稿日付: 2009年11月15日
タイトル: 温泉メーターと水道メーター

たもその蕪山荘は10月後半には入居してほとんど毎週末訪れている。毎回いろいろな調度什器が届くので受け取る都合上からも滞在する必要があるのだ。行くと毎回お風呂を楽しむことにしている。蕪山荘で最大の娯楽装置だから当然だ。ところが、修繕をお願いしている管理会社の重鎮(ご隠居のような人)に調べてもらったところ水道か温泉の配管が漏れているという。それはマズイということで、至急修理見積りをお願いした。

修理費用見積りはそれほど高額でなかったので直ぐに修理をお願いした。たもそのいない平日に修理は完了して、後日立会い確認を行なった。管理会社の重鎮は購入不動産屋に紹介して頂いたのだが親切な方で、修理見積りには入っていない温泉と水道のメーターも新調したという。その上、「折角入居して頂いたのだから、メーター積算はこの新しいメーターからで結構です」 というのだ。これまで既に何度も温泉を使っているのに、これをタダにしてくれるというのだ。おぉ!そりゃラッキーですな。

もちろん、外装の修繕に加えて大規模な植木の剪定も発注しているのでサービスしてくれたのだろう。



温泉と水道の大元栓と計量器。メーターとコックが2つある。
左端のバルブと塩ビ管は水抜き用だが、ここは使わない。


こちらは温泉用の計量器で金門製作所製。既に3リューベ使用している。


こちらは水道の計量器でお風呂が別なのであまり使わない。


立ち会ったのは大元栓の蓋である。観音開きの鉄板を上げると中には2つのメーターとコック、バルブ等が埋まっている。コックは温泉と水道の開閉に使う。赤いバルブは水抜き用で開放すると塩ビ管にリバースする仕組みだ。実はこの大元栓は庭の端にあり普段は全く操作しないで、別にある母屋付随の水栓ボックスで開閉するのだ。離れ用には更に別の水栓ボックスが設置されており、都合三ヶ所もボックスがあるので操作は結構メンドウなのだ。これも冬季の水道管破裂を防止、或いは修理時のチェックをし易いようになっているのだろう。

これから冬になったら、毎回水抜きが必要になる。



投稿日付: 2009年11月 8日
タイトル: 大判ペルシャ絨毯とシモンズベッド

ダイニングセットが入ったので、次はリビング部とベッドルームである。山小屋は冬場の冷え込みを考えると床暖房なども検討したいところだが、古い山荘に新しい設備はコスト的にも無駄なので、まずは絨毯を敷いてみることにした。折角、フローリングを塗装したのに絨毯を広げてしまうと意味無しのようだが、再塗装は防水、軋み防止、耐久性アップが主目的だったのでキニシナイ。

ダイニング部には二畳サイズの安物を敷いたが、リビング部はメインの場所なのでもう少し奢りたいところである。広さもそこそこあるので、大きい絨毯を思い切り広げるのが良かろう。ということで、いろいろ検討したが、やはり大型絨毯はペルシャか段通だろう。もちろん、ウールかシルクの天然素材が望ましい。サイズはおよそ400X300cmで京間でも7畳以上である。こんなデカイのは輸入物でないとなかなかない。

新品の大判ペルシャは、それこそ天文学的に高額なので諦めて、オールドペルシャから探すことにした。室内の雰囲気から段通よりもペルシャの方が雰囲気が合いそうである。価格がリーズナブルな大判ペルシャというのは通常出回らないものだが、それでも丹念に探して良さそうなのを見つけてきた。骨董品屋はインチキが多いから避ける。中古なので多少の使い減り感は許容することにして選んだのがこちら。


リビングスペースに敷いた超大判ペルシャ絨毯

カラーはターコイズブルーでオールドクムの絨毯である。サイズは400X300cmを更に上回る大物でおよそ京間 8畳弱ほどもある。価格は決して安くはないが、新品の1/5以下だろう。車にはとても積めないので現地に配送してもらった。広げてみると山荘のリビング・スペースがほぼいっぱいになるサイズで巨大である。色合いはペルシャ絨毯で多い「赤青系」ではないのが良い雰囲気で部屋の色合いにマッチしている。

なお、これだけの絨毯を敷いたのだが、犬は放し飼いである。たもそ家では犬は家族のなので、ヨゴレとかはキニシナイのである。(^。^)


続いて、寝室の大型家具であるベッドを導入した。

蕪山荘は多人数で利用することも予想されるので床に布団を敷く方が沢山寝られるのだが、たもそとしてはベッドにはこだわりたい。

母屋には寝室が一つしかないので通常はココに寝泊りするのだが、8畳ほどあるとは言え、家族の4人が泊まるには少々狭い。いろいろレイアウトを検討した結果、シングルベッド二台を入れて、後は折り畳みのソファーマットを二組敷けるスペースを確保することで妥協することにした。ホテルで言えば、ツインルームにエキストラ2台という構成である。通常では1-2名泊まるのが殆んどだと予想されることから、これで十分と判断した。

さて、ベッドはマットが肝心である。寝心地は泊まりの最大要素である。「良い風呂」には「良いベッド」を用意しなければ意味がない。本当はダブルを二台入れたいのだが、そうすると本当に2名しか母屋に泊まれなくなってしまうので、それは諦めた。その代わり、ちょっとランク上のマットを選んだ、シモンズのGolden Valueである。

家でもシモンズのクィーンサイズを入れたのだが、これが本当に素晴らしい。ずーっと悩まされた腰痛が劇的に改善したし、眠りが深くて夢を見ないというか記憶がないのだ。更に寝返りを殆んど打たなくなり掛け布団が行方不明にならなくなった。寝付いた時の姿勢で朝起きるというのは不思議ですらある。

今回はシモンズのちょっと高いクラスのマットの展示品を購入した。ベッドフレームはオマケみたいなものだが一応は新品であった。これがまた、シングルを二台セットで購入するというのがなかなか難しくて苦労したが、多少価格には目をつぶってげっとしたのだ。



洋室に入ったシモンズ製ポケットコイルマットのシングルベッド


ベッドにお金を掛けたので掛け布団は少し抑えて二枚重ねの羽毛布団にした。カバーを掛けて設置したのが上の画像である。マットは通常よりも厚みがあってベッドのマット面がかなり高い。さっそく初日から寝てみたが、寝心地は流石の一言。まだ、読書灯とかナイトテーブルが無いのだが、そんなものがなくても一瞬で寝付ける。良いベッドは人生最良の友である。



投稿日付: 2009年11月 2日
タイトル: カリモク家具のダイニング

母屋のLDK部のフローリングの再塗装を進める一方で、家具家電調度を揃えていかねばならない。家や実家で余っているものは持ち寄ることにするが、大物はフツー余りはないので購入することになる。しかし、1970年代の家屋に今更、新品の家具を置いてもサマにならないことは明白なので、基本的に全て中古品で賄う方針とした。

大物家具としては、ソファー、ダイニングセット、ベッドだろうか。ソファーは家のが大き過ぎて邪魔者扱いされているので、それを転用する予定として、ダイニングとベットを探すことにした。大物家具は中古ならとても安いが、落とし穴があって、それは送料である。ダイニングは、テーブルと椅子を別料金にされると3万以上送料を取られることもある。新品なら送料無料が当たり前なので要注意である。

たもそは大物家具は安物を買わない主義である。基本的に壊れない物であるから一生使うつもりで選ぶべきだと考えている。家で使っているダイニングセットも既に20年近く経過しているが、チーク無垢集成材で1800mm幅の大物で頑丈この上ない。死ぬまで使えるのだから高くないのだ。
蕪山荘で使うダイニングも良い物を選びたいので、じっくり選定を進めた結果、カリモク家具の製品を選んだ。

中古で家具を買う場合は、素材も大事だがブランドがやはり重要である。製品の造りに対する信頼性はブランドで殆んど決まると言っていいだろう。新品で実物を見られるなら無銘でも良いが、画像だけで選ばざるを得ない以上、ブランドに頼るしかないのだ。



配送直後にリビングスペースに仮置きしたカリモク ダイニングセット



こちらが正しいダイニングスペースに設置したところ。
オーク無垢材のテーブルにオーク無垢材にレザー張りのチェアが4脚


今回の業者はたまたま山荘所在に近いこともあり、家具屋が自分で配送してくれるということで送料は非常に安く済んだのでラッキーであった。店長が自分で運転してきてくれるなど好感の持てる業者であった。バラして届いたテーブルを組立てて取り敢えず、リビングスペースに置いてみたのが上の画像である。

たもそはテーブルはノーマル4本足が好きなのだが、今回のはV字型のモダーンなデザインであった。組立ててみると、流石はカリモクで脚部がとても太くて堅固な造りであった。続いて、ダイニング用の絨毯が届いたので正しいポジションに設置したのが下の画像である。フローリングのニス塗装の乾燥の状況を見ながら、順次家具を搬入させて行くため、スケジュール管理がなかなか大変であった。

今回のカリモクのダイニングは、画像だけで購入を決めたのだが、届いてみて実に素晴らしい造りの逸品であった。特にチェアーはオーク無垢材に本革張りで、背もたれや肘掛部、そして脚部が全てカーブを描いており、デザイン、工作精度とも最高だと思う。もちろん中古で購入したのだが、これは新品だと一体幾らくらいするのだろうか?



投稿日付: 2009年10月31日
タイトル: 電気の契約

さて、小さいながらも一軒家(二棟だが)を購入したので、自分でインフラ関係を契約することになる。中古家屋なので基本的には付いている設備をそのまま使う積りでいた。使えるインフラは電気、ガス、水道、そして温泉である。電話も引き込まれていたが、まぁ今更加入電話を契約することはないだろう。

この内、水道と温泉は管理契約とセットになっていて改めて契約の必要はないようだ。それぞれ従量課金でメーターも整備されているが、支払いは年一回なので、一体いつ計量するのか不思議である。ガスはLPガスなので先日無事に契約・開通した。そして残るは電気である。既存の契約では8KVAの契約となっている。前オーナーは売却までキチンと契約していたのでそれを引継ぐことになった。

東電に電話で確認すると、80Aではないくて8KVAなのだという。容量は同じだと思うがなぜ8KVAなのか?東電いわく、60Aまでの契約はサービスブレーカーを貸与してそれで容量が決まるのだが、それを越える契約は顧客が設備を整えて東電の検査を受けて契約するものなのだそうだ。従って、簡単に容量を変更することも出来ないらしい。

よくよく考えると謎が解けてくる。この物件は二棟建てで、当然電気は両方の棟で使用するわけだから 8KVA程の容量が必要になるのだ。しかし、そうなると配電盤はどうなっているんだろうか?母屋にはシンプルな8回路の配電盤が設置されていたが、なるほど、メインブレーカーは付いていない。漏電ブレーカーに直接接続されていたのだ。では、メインブレーカーはどこに?



謎のメインブレーカーは屋外にあった。電柱からの単相3P電線は
このボックス内部で分岐されて、2つのブレーカに接続されていた。


家の周りを捜索すると、直ぐにボックスが見付かった。フタを開けるとブレーカーが2つ入っている。経路をキチンと見てはいないが、ここで母屋と離れに分岐するようだ。ブレーカーは、左のナイフスイッチ式が60Aで、右の3Pブレーカーは30Aであった。ウーム、2つ足すと・・・・?
また、ここで更に無理矢理分岐させて引き廻している箇所が見付かった。こういうのは美しくないのぉ。

電源関係はオーディオにも影響が大きいので、また機会を見つけていろいろいじっていく予定である。



投稿日付: 2009年10月30日
タイトル: DANROX300

この山小屋を手に入れることを検討している頃から重要な問題があった。それは暖炉である。

09/7/18投稿で紹介した通り、この山荘には暖炉が据え付けてある。しかし、それは直火仕様からガス暖房仕様に変更されており、ガスならそのまま使えるが、暖炉を使うには再度リビルドする必要があったのだ。ガス管が届いている炉内でそのまま火を使うわけにもいかない。暖炉の中にはLPガスの栓と電源コンセントが設置されていた。

はて、これは一体どうやって使っていたのだろう?コンセントもあるから温風ヒーターを置いていたのだろうか。それもちょっと絵にならないし、わざわざ改造する必要もなさそうだ。いろいろネットで検索していたところ、スゴイ物を発見した!ガス暖炉というのが存在するのだ。その名もDANROX である。他にも輸入メーカー品が存在するようだが DANROXは国産である。

ガス暖炉というのは、ガラス張りの炉内でガスバーナーを点火してその炎を暖炉に見立てて、ついでに温風で暖房するという、ちょっと誤魔化しな商品ではあるが、ガスなので取扱いが簡単という暖房器具である。そして、そのスペックやサイズを調べていくと、DANROX 320F ユニット というのが、この暖炉スペースに合うようなのだ。他の輸入メーカー品はサイズが大き過ぎてどれも入らないのでダメだった。

ホォー!前オーナーはこのユニットを設置していたのではなかろうか?

ウーム、当初は暖炉を再改造して使う積りでいったのだが、そんな商品があるのならそれも便利で良いなぁと思った。どうせなら前オーナーが置いていってくれれば良かったのだが・・・。なぜかというと、この DANROX非常に高価なのだ。(>。<)

一応、新品購入も検討しつつ、市場をそれとなく窺っていると、なんと!例のマーケットに出てきたのだ?「ダンロックス 300 ユニット 動作品 中古」
おー!これは正しくたもその探している機種のディスコンモデルに違いない。中古だっていいじゃないの。しかも、プロパンガス仕様だよ。完全適合だ!天の配剤だ!

過去にこれほどのレア・アイテムを落札したことはない。奇跡に近い出物なのだ。慎重に慎重を期して入札に臨み、思い切って落札した。定価の1/10で手に入れたのだ。コリハ超うれしーぞ、山荘入手以上の感激かもしれない。(^^v


荷物が散乱している山荘母屋のリビング部、現在はフローリングの再塗装
中のため家具は何も置けない。暖炉の中には落札で手に入れた例の
DANROXが鎮座しとる。

暖炉部のアップ。DANROX 300は小振りで暖炉スペースは余りがあるが、
雰囲気は悪くない。ガス栓や電源コンセントは本体に隠れるので興ざめ
しない仕組み。内部は瀬戸物の模造薪木が組んであり、その中から炎が
出ている。オレンジ色の光は演出ライトで、ここは付属の溶岩石を並べて
もう少しおとなしい雰囲気になる予定。


届いたDANROXを携えて山荘に向かう。ジャンクではないが、正常動作は未確認のため不良なら返品して良いと出品者は仰るが、そりゃ困る。代替品はそうそう出てこないのだ。当日はLPガスの開通を予約しておいた。要するに、このRANROX 300ユニットの動作チェックをLPガス業者に頼もうという狙いである。予想通りLPガスのお兄さんは、使用器具として台所のコンロとこのガス暖炉を指定したところ、両方とも点検して動作テストをしてくれた。もちろん無料である。作戦成功だ!

そして、ガス暖炉 DANROX 300ユニットはキチンと燃焼してくれたのだ。素晴らしい!



投稿日付: 2009年10月25日
タイトル: 内部修繕と什器搬入

引渡しからさっそくお泊りしてみたが、このシーズンなら布団だけで問題なく過ごせた。しかし、これから迎える冬場はいろいろと準備しなければ寒いだろう。

さて、工務店に頼んだ修繕というのは、大半が外装関係であり、内装の修繕は洗面所の床の張替え(じゅうたん => クッションフロアー)くらいである。出来るだけ自分で手直しするというのが方針なのだ。外装では、痛んだ丸太柱の交換や雨戸の交換、木枠の網戸の張替えなど、耐久性に影響する部分や自分では難しい仕事を頼んだ。塗装関係は自分でやる積りなので見送っている。

これから週末に1-2泊しながら、ちょっとづつ手を入れていく予定だ。

勝手口の二重カギ化工事

裏口に内鍵を追加した。セキュリティーは大事なのだ。


今回は簡単なところから、勝手口の鍵を二重化してやった。玄関の方は二種類の鍵が装着されており厳重なのだが、お勝手口の方はノーマルシリンダー鍵が一つ付いているだけでアンバランスであった。これでは表を厳重にしている意味がない。そもそも勝手口から鍵を開けて入るシーンは想定されないことから、こちらは内鍵を増設することにした。こういうのは、外から開かないカギにするのが一番安全なのだ。



投稿日付: 2009年10月19日
タイトル: 契約引渡し

こちらの提示から2ヶ月余り経過して話が進まず、いい加減あきらめムードが出てきた頃に突然話が進み出した。不動産屋のガンバリか、売り手の気変わりか良く分からないが10月に契約する段取りとなったのだ。待たされ過ぎて今年のシーズンは終わりに近い気もしたが、でもやっぱり欲しいので契約することとなった。

条件面はこちらの提示通り、特約としては瑕疵担保責任の免除である。あまり古い物件なのでヘタに保証を付けても後から請求するのは面倒だし交渉が必要になるので、初めからその分見合いで値引きしてもらうという形である。相手が業者ではない以上、手離れを良くしないと後々不愉快な結果になるものだから譲歩したところである。1970年代の建物に保証は意味がないだろう。

契約は東京で行なったので、現地にはその週末に行って不動産屋から引渡しを受けた。



あれから3ヶ月経っているので、緑が少し落ちて渋い趣が増しているようだ。


週末には家人とともに荷物を満載した車で出かけて行った。そう、布団も持っていきなり泊まろうというのである。引渡しの日から泊まると言ったら不動産屋も呆れていたが、こういうのは使ってみなければ分からないものだ。同時に、見積りを頼んだ工務店には修繕をお願いした。それと、あまりに伸び放題の草木の伐採剪定を別途発注した。これが意外と費用が掛かって参った。

ということで、大分時間が掛かってしまったのだが、この二棟温泉付き山荘を手に入れることができたのだ。(^^
また、いつも散財にはことさらウルサイ家人が比較的前向きに賛同してくれたことに特別な謝辞を贈りたい。m(_ _)m



投稿日付: 2009年 7月23日
タイトル: 再訪

初回の案内を受けて、撮影した画像をチェックしながら考えるに、これはなかなかの物件かも知れぬと期待を膨らませていたところ、家人も関心を示し是非見てみたいと言う。乗り気なのかと思いきや、ほっておくと勝手に契約しかねない、たもその性分を見抜いているため、心配なのでチェックしたいのだろう。是非もない、さっそく翌週再度の訪問となった。

前回持ち帰った画像から、チェックすべき事項をピックアップして再トライである。大きい問題は、建物が古いが大丈夫なのか、ということと、離れと二棟構造が使用上、不便じゃないのか、である。


母屋のベランダから離れを望む。離れの方が築浅なので、一見キレイに
見えるが、実は離れの方が傷みが大きくなっている箇所があるようだ。

こちらが、離れの玄関になる。ドアは木製のため表面の劣化がかなりある。
腐ってはいないようなので、研磨・塗装で蘇りそうではあるが・・・
壁は普通のモルタルで木造の造りとしてはフツーである。

こちらはメインの母屋の1F部分で駐車場になっている。道路面と高さを
揃える為に掘り下げて、脇はRCで成形してある。奥行きが十分あるので、
乗用車2台は問題なく停められるが、唯一の難点は入り口の高さに制限が
あって、1700mmが上限になってしまう。



2回目なので、こちらは勝手知ったる他人の何とかで家人を案内した。外観、内部の造り、状態とも、予想以上に好評であった。なかでも風呂場は高得点で、これは誰でも気に入るハズだ。

一方、離れとの二棟構造については、いろいろ意見が出た。寝室として使うのは良いが、設備があまりないので不便じゃないのか?維持費が余分に掛かるのではないか?母屋部分のベッドルームが1つしかないので使いにくいのでは?というったところである。たもそもその点は少々懸念であった。

また、離れの方が後から建てたにも関わらず、母屋に比べて劣化が目立つのが気になる。おそらくノーメンテで過ごしてきたと見られるが、屋根の破風板は塗装が剥げて劣化が激しいところがあった。室内も少しかび臭く、階段がキシムなど、使わないために起こる劣化が感じられた。内装そのものは殆んど使用感がなく勿体無い話ではある。

2度目の訪問を経て、集めた画像資料や周辺情報を検討した結果、初期修繕費用を含めて見積もりを出して納得できれば購入するという方針となった。多少、こちらの勝手ではあるが、築年数を考えれば当然の条件だろう。この段階で工務店に来てもらうのは迷惑な話だが、不動産屋はこちらの本気度を推し量っているので快く応じてくれた。

修繕費用見積りは、塗装などを含めると相当な価格にはなったが、一部をカットすることで全体的な予算内に収まる見通しとなった。後は、その価格で譲って貰えるのかどうかだが、不動産屋も「頑張ります」ということなので、こちらのオファーを掛け値なしで提示した。やや特殊な状態に置かれた売り手のことを考えると何度も価格を見直すのは無意味と思われたので、初めから上限価格で提示したものである。

たもそには勝算はあった。これは恐らく売るであろうと。

しかし、どういう訳か結論がなかなか出てこなかった。カウンターオファーが出るワケでもない、売る気がないワケでもないようだ。
そうこうしているうちに2ヶ月ほど経過してしまったのである。



投稿日付: 2009年 7月18日
タイトル: 内部の探索

つづいて、今度は内部を見せて頂いた。

既に内部は引き払っていることから、撮影自由の許可を頂いてパチパチとカメラに収めていった。家具が何もないせいか非常に広く感じられる。広いのは天井が吹き抜けで、これは確かに山小屋風だ!

不動産屋の兄さんが手間の掛かる雨戸を全開して景色を見えるようにしてくれたが、残念ながら、そう良い景色でもなかった。草木が伸び放題で見通しが大分悪くなってしまっていたようだ。「植木を切れば大分遠景も見通せますよ」、という言葉はイマイチ当てにはならないが、どちらにしても景観極上ではないことは確かなようだ。

中が明るくなったところで、内装や設備を見て回る。



こちらは玄関から一番奥に当たる台所で、年代物の流しやコンロが付いているが、使用感はあまりなくそのまま使えそうな感じであった。コンロはシンプルな2口でグリルは無し。

右手にあるのが、南面雨戸の収納部である。オリジナルのまま、雨戸のみをアルミ製に入れ換えたようだが収まりは悪くない。内部のサッシは頑丈な木枠の大型サッシでこれらはオリジナルのようだ。

台所のサッシの外の雨戸は木製で昔懐かしいスタイルである。こちらがオリジナルと思われるが、残念ながら閂が硬くて開けられなかった。購入する場合は、他と合わせるために雨戸は入れ換えた方が良さそうである。

床は台所、食事室、居間部分は全面フローリングで市松格子模様に貼ってあった。質感はなかなか高く、オリジナルなのか、前オーナーがリフォームしたか見た感じでは判断が付かない。

続いて、居間の方に行ってみよう。








こちらは、居間の壁に設けられた暖炉である。下部の土台の石と暖炉表面のタイルの状態の差が大きいことから、前オーナーによってリビルドされたと思われる。

もともとは本格的な暖炉で、煙突の中は土管が通って屋根に抜けているが、その後のリビルドにより、主にガスを用いて暖房する構造に変更されたようだ。

画像では分かり難いが、暖炉内にはガス栓と電源コンセントが設置されていた。折角の暖炉にガス温風ヒーターを置くのはどうかと思うが、直火暖炉は使用もメンテも大変なので、実用重視でリビルドしたのだろうか?

煙突は残っているので、再リビルドして直火又は薪ストーブ仕様に変更することは可能と思われる。暖炉は山小屋の顔ではあるが、まぁ、及第点ということろだろうか。

さて、次はこの物件のメイン設備である。








さて、次に踏み込んだのは、この物件のメインにして最大の設備である。

ウーム、これは予想以上!である。

床、浴槽とも全て石貼りで仕上げてあり、画像で分かりにくいが浴槽は長辺2mほどある。茶色の御影石の部分は恐らく改装で貼り直されたようだ。

二辺が素通しガラスのサッシと固定の窓枠で構成されており、景色が良く見える。南西角に位置しているので日当たりも良い。ただし、外からも丸見えだが。

前オーナーが相当気合を入れてリビルドしたようで、給湯カランなどに古さは感じられるが、浴槽は温泉の析出物がわずかに付着している程度で、全然そのまま使えそうであった。

画像に浴槽に注ぐお湯の蛇口が見当たらないが、なんと、これは浴槽の底部に湯の出口があって、下から給湯する構造になっていた。これは、掛け流しで使用する場合に自然循環しやすくする為なのだ。ちょっとメンテ性に不安はあるが良い構造ではある。

たもそは、湯を入れない状態で直ちに浴槽に入り空湯を楽しんだが、これだけでも十分この風呂の良さが伝わった。やはり、山小屋は風呂が肝心であるなぁ・・・








投稿日付: 2009年 7月16日
タイトル: 30年来の念願の

人生半ばも過ぎたと感じるか、先は長いと感じるかは人それぞれではあるが、世の中、この歳ではまだまだ仕事一筋という御仁が大多数のようだ。仕事にやりがいがあればそれも良いだろう。しかし、それだけの人生というのも少々ツマラン気がする。

たもそは根っからの凝り性で趣味人である。仕事も趣味の延長であるから道を究めんと深堀りし続けてはいるが、成果を求められると趣味性は落ちる。やはり、趣くままに掘り下げるのが趣味である。たもその趣味は超深堀主義で、始めると一気に且つディープな領域まで到達する。そして、何かに凝り始めると、他の趣味はお休みとなる。

趣味に凝るということは、それだけ時間と費用が掛かるが、特に時間は貴重である。この歳になると時間はお金よりも貴重であることにようやく気付くのだ。人生は限られた時間の使い方の勉強である。子供の時には決して分からないが、今は分かるのだ。もはや、何かを始めるには時間の制約が最も大きいハードルになる。

たもそが今回挑戦するのは山小屋である。


場所は初めから決まっていた。ココでやれないなら諦める。有名な場所なのでその内に分かると思うが、最も時間を持て余した時代に最も遊びに来ていた場所である。初めて自分達だけで来たのが中3だったと思う。裕福な家の友人の別荘が構えられたその地は、初めの数年は電車で通い、高3の終わりには運転免許を取って直ぐにドライブして行った。

そこには、素晴らしい温泉と広い庭とカップヌードルとコカ・コーラ(250ml缶)があった。それ以外の食事は外食が1日に1回だけ。それで一週間滞在することもあったし、夜中に来て日帰りすることもあった。観光地ではあったが、全く観光しなかった。別荘に滞在しても何もしなかった。メカニカル・リモコン(電池不要)の備わったTVで「俺たちの旅」を見るか麻雀をするくらいであった。もちろん、温泉は最高に良かった。そこは、行くことに意義がある場所だった。その時、我々は既にジジイだったのだ。

学校を卒業してからも何度か通ったが、仕事も忙しくてそうそう時間は取れなくなり、いつしか行かなくなってしまった。だんだん時間を浪費することができない年代になっていったのだろう。しかし、そこへの憧れは決して消えたことはなかった。100%時間だけを浪費していた時代の思い出は消えることはない。


そして、30年近い年月が流れ、残された時間がもうあまり無いことに気付く。そうだ!今やらなければ、もう一生手を付けることはないだろう。かの地に拠点を設けるチャンスは今しかない。

2009年夏、蕪山荘物語の始まりである。



きかっけは何だったか、某社主催のリゾート見学会で久し振りにかの地に訪れたのもあるし、家族が持っていた房総勝浦の部屋を手放したのも大きな理由だろう。
たもその家には二匹の犬が居て、フツーの旅行というのはまず出来ない。犬を人に預けてまで旅行に行くのも面倒だし、犬連れで宿泊まりは気を使う。これも山小屋を欲する理由の一つだろう。

たもそは車の運転はかなり好きである。従って、自ら運転して出掛けることは厭わない。但し、渋滞は嫌いである。(当たり前だが)
ということは、朝出て夕方帰るようなお出掛けは好きではない。夜出掛けて朝帰る方が道路が空いている。こんな行動を可能にするのは、自前の拠点を持つしかない。

土地を新たに取得して建築した方が明らかに楽しいが、いかんせん時間が掛かり過ぎる。そして費用も膨大になってしまうだろう。やはり、得意の中古物件で行くのが良さそうだ。

さっそく、ネットで当たりを付けてから物件を見せてもらうことにした。今時、戸建の山荘を物色するヤツなどそうそういないと思ったら、意外やそうでもなくて、常に引き合いはあるらしい。一方、使われていない廃墟化している物件も沢山あるようだ。

不動産屋は手馴れたもので、午後から5件ばかり見せて貰った。カメラを持参して行ったので、パチパチと大量に撮影した。こういうのは、家で冷静にチェックすることが肝心で、その為には現場状況を持ち帰るのが大切である。目当てにしていた物件は、残念ながら今一だった。予想以上に劣化が激しく、半分建て直しになるような建物であることが分かった。不動産屋も、この状態でこの値段では買う人はいないでしょう、と率直なコメントをしていた。

その日、最後に見たのが上の物件である。事前にプロフィールはチェック済みだったが、どうも正面図ではパッとしない印象である。この絵で欲しいと思う人はいないだろう。しかも、建築年は相当古いので、実は参考程度の積りで見たのであった。
画像ではどこから入るのかも分からないのだが、1Fが車庫で屋根付きで2台縦列で置ける。フムフムこれはなかなかポイント高いのぅ。そして、中に入ったら、これが結構いい味だったのだ。



この物件は、鉄筋コンクリートの高床基礎の上に平屋の木造が載っている構造で、古いがしっかりしているようだ。屋根は本瓦なので山小屋風とは言えないが耐久性は良さそうである。

何度かリフォームされてるせいか、古いわりにはしっかりした印象を持った。サッシは木枠のままで大振りの7枚引きでオリジナル、雨戸はアルミ製に変更されているようだ。

ベランダは鉄筋の基礎をそのまま延長した構造で頑丈に見える。降りる階段もコンクリート製なので安心感あり。

この平屋の内部は1LDKで、あまり広いとは言えないが、ひと家族なら十分という感じであった。しかし、実はこの物件には、この他に二階建ての離れが付いているのである。

離れの方は、三部屋+納戸でかなり広く、客用として使うのであれば十分過ぎるスペースとなる。ただし、台所や風呂などは平屋の母屋にしか付いていないので、独立した家という機能は持っていない。

なるほど、なるほど、思ったよりも良さそうな物件であるなぁーと、感心しながら更に内部を探索していくと・・・・・




こちらはたもその 蕪山荘日記2009です。
当HPの他のコンテンツに合わせて時系列は下から上に流れるように配置しました。


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