骨密度検査(骨塩定量)



骨密度測定とは

骨密度とは、一定の体積あたりの骨量(骨のミネラル成分の量)のことです。
測定の結果は、同じ年齢の平均値と比べて何%なのか、また骨密度が一番高い年代と比べて何%なのかというかたちで表されます。

骨密度測定には、レントゲンで測定する方法もあります。また測定する部位も、手のひらの骨、腰椎などいろいろあります。超音波を使って踵(かかと)の骨の骨密度を調べる方法もあります。

骨密度とは骨を構成するカルシウムなどのミネラル成分がどのくらいしっかり詰まっているかを表すものと言えます。いわば骨の強さを表す指標で、これが低下すると骨がもろくなって骨折しやすくなります。一般的には、20代でピークを迎えた後は、徐々に低下していく傾向にあり、とくに女性の場合は更年期に入って女性ホルモン(丈夫な骨の維持を助ける役割を持つ)の分泌が急激に減少することで、骨密度も急激に低くなりやすいと言えます。

 

骨密度と骨粗鬆症(こつそしょうしょう)

骨(骨量)は体の成長に伴い重みを増し、20歳頃に最大となります。その後40歳頃まで一定に維持されますが、加齢につれて徐々に骨が軽くスカスカ(骨密度の低下)になっていきます。このように骨がスカスカになった病態を「骨粗鬆症」と言います。これは転んだだけでも骨折してしまうような病気です。
 特に女性の骨密度は男性に比べて低く、閉経を迎えた女性の場合は女性ホルモンが欠乏することで一段と骨密度の低下が加速します。また、最近では、若い女性の中に過剰なダイエット(カルシウムの摂取不足)、不規則な生活(長期間の卵巣機能不全)、運動不足(骨形成刺激の不足)などにより骨密度の低下を引き起こしやすい環境にある方が多く見受けられます。
そこで、「骨粗鬆症」を予防するためにも、まず自分自身の骨密度を知ることが大切です。そして、生涯しっかりとした骨を維持するために若い時から太く強い骨をつくっておくこと、40歳を過ぎたら骨の衰退をできるだけ食い止めるための努力をしましょう。


骨の働き 

骨は、体の中で歯のつぎに硬い組織です。人間の体は約200本の骨から成り立っていて、骨は主に5つの働きをしています。

1. 身体を支える働き
人間が重力に耐え、立ったり動いたりできるのは背骨や骨盤、手足の骨が体を支えているからです。
2. 筋肉を動かす働き
骨に筋肉が付着していて、両者が協力して体を動かしています。

3. 脳や内臓を保護する働き
頭蓋骨は脳を覆い、肋骨は心臓や肺を覆って外からの衝撃を直接受けないように保護しています。

4. カルシウムを貯蔵する働き
体内のカルシウムの99%が骨に蓄えられ、残りの1%は血液や組織中に含まれています。血液中のカルシウムが不足すると、骨に蓄えられたカルシウムがすぐに供給されるようになっています。

5. 血液をつくる働き
骨の中心部にある骨髄で、白血球、赤血球、血小板が作られています。

骨はカルシウムのみで作られていると思われがちですが、実はコラーゲンというたんぱく質の一種などの有機成分(3割)とカルシウム、リン、マグネシウムといった無機成分(ミネラル;7割)からできています。骨は髪の毛、皮膚などと同じく新陳代謝を繰り返し(骨形成←→骨吸収)、古いものから少しずつ壊され、弾力があり密度の高いしっかりした新しい骨に生まれ変わっています。ただし、そのためには骨の材料であるカルシウムなどが必要です。



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