胃カメラ (上部消化管内視鏡検査)

正式名称は「上部消化管内視鏡検査」といいます。
胃カメラ(内視鏡)を口から(最近は鼻から挿入するところもありますが)食道→胃→十二指腸の中に入れて、先端についている超小型のカメラで中の様子をテレビ画面に映し出して観察します。


前立腺肥大・緑内障・心臓病・薬剤アレルギーのある方は必ずお申し出ください。
また血をさらさらにする薬(抗凝固薬)を内服中の方はお申し出ください。

当院では内視鏡洗浄は学会のガイドラインに基づき、グルタールアルデヒドを使用し感染のないように気を付けております。

厚生労働省発表、平成16年『死因順位』の第1位は、『悪性新生物』。部位別では、「肺」「胃」「大腸」となっています。

胃癌、なかでも早期胃癌は治すことのできる数少ない癌の一つと言えますので、40歳を越えた方は年に一度は胃の検査(胃カメラ)をお勧めします。



レントゲン検査(胃透視)について

胃のレントゲンはかつて胃がん検診の主役で多くの早期胃がんを発見してきましたが,(1)感度が低い(2)被爆量が大きい(3)判定に高度の技術を要し,専門家が非常に少ない・・・異常が認められれば胃カメラを行うなどの理由から,第一選択は胃カメラに移りつつあると言えます。


バリウム

バリウムの検査は胃の形や影などを見るために行います。X線(レントゲン)は、そのままだと胃を透かしてしまいます。普通のお腹のレントゲン検査では胃の中は見えません。
そこでX線(レントゲン)を通さないバリウム(造影剤)を飲んで、胃が写るようにしてから撮影するのです。そして、さらに胃を空気や炭酸ガスでふくらませて黒く写る部分を作り、白く写るバリウムとのコントラストで細かな病変を写し出すのです。(二重造影法:ポリープや隆起した腫瘤などはバリウムをはじいて、びらんや潰瘍(傷と考えて下さい)など粘膜が欠損しているところにはバリウムは溜まります)
 
ですから胃全体の変化・拡がりやすさや食道・胃の動きを見るのには良いですが、病変を直接観察・生検できる胃カメラとは明らかに異なります。


ペプシノーゲン法とは

ペプシノーゲン法とは簡単に言うと「血液検査の胃がん検査」のことです。
血液中のペプシノーゲン値を測ることです。結論から言うと血液検査で胃がんかどうかは分かりません!

 加齢とともに胃の中はくたびれてきます。これが慢性胃炎(萎縮性胃炎)です。慢性胃炎は胃表面にある粘液が薄いので胃は自己の胃液(胃酸)により攻撃を受けます。この攻撃が長い年月持続すると粘膜が荒れて、時にがん化するのです。ペプシノーゲン検査とは、血液中のペプシノーゲンを測ることで慢性胃炎の進み具合を調べる検査です。陽性の場合は胃に慢性的な刺激が常に加わっていると考えられ、これが胃がん発生と密接な関係があると考えられています。慢性萎縮性胃炎は胃がんの高危険群です。

慢性萎縮性胃炎を的確に診断することが、胃がんの早期発見と早期診断の向上に有効となりますがこの検査はあくまでも胃の萎縮のマーカーであり、癌の特異的なマーカーではありません。


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