国土交通労働組合
建設研究機関支部

こんなときは労働組合に相談してください

【職場でハラスメントを受けている】

 ハラスメントは、職員を萎縮させ、士気や勤労意欲の低下、最悪の場合メンタル疾患に伴う様々な弊害を発生させる「職場における最悪の敵」と言えます。
 パワーハラスメント(パワハラ)は、「職務に関する優越的な関係を背景として行われる、業務上必要かつ相当な範囲を超える言動であって、職員に精神的若しくは身体的な苦痛を与え、職員の人格若しくは尊厳を害し、又は職員の勤務環境を害することとなるようなもの」と定義されています。人事院規則では「職員の責務」として、「パワー・ハラスメントをしてはならない。(人事院規則10-16第5条第1項)」と明確に規定されており、「パワハラが職員の人格や尊厳を害するものであることを理解し、互いの人格を尊重し、自らがパワハラを行わないようにしなければならない」としています。また「管理監督者の責務」として、「パワハラの防止のため、良好な勤務環境を確保するよう努めるとともに、パワハラに関する苦情相談が職員からなされた場合には、苦情相談に係る問題を解決するため、迅速かつ適切に対処しなければならない」としています。
 また、セクシャルハラスメント(セクハラ)は、「他の者を不快にさせる職場における性的な言動」、「職員が他の職員を不快にさせる職場外における性的な言動」と定義されており、人事院規則10-10で、管理者や職員の責務が謳われています。
 「これってハラスメントなんじゃないの」と感じたら、一人で悩まず、すぐに労働組合に相談してください。
    <パワーハラスメントの具体例>
  • 身体的な攻撃(暴行や傷害等)を行う
  • 人格を否定するような言動を行う
  • 長時間にわたる厳しい叱責を繰り返しおこなう
  • ほかの職員の前で、威圧的な叱責を大声で繰り返しおこなう
  • 特定の人の能力を否定・罵倒する内容のメールを複数人宛てに送信する
  • 仕事から外して、長期間にわたって別室に隔離して自宅研修をさせる
  • ひとりの職員を、同僚が集団で無視をして職場で孤立させる
  • 肉体的に過酷な環境下で、業務に関係のない長時間の作業を命ずる
  • 必要な教育をおこなわないまま、到底対応できないレベルの目標を課し、達成できなかったことを厳しく叱責する
  • 業務とは関係のない私的な雑用を強制的におこなわせる
  • 気に入らない職員に対して、嫌がらせのために仕事を与えない
  • 性的指向や病歴、不妊治療などの個人情報を本人の了解を得ず、ほかの職員に暴露する
    <セクシャルハラスメントの具体例>
  • スリーサイズを聞くなど身体的特徴を話題にする
  • 聞くに耐えない卑猥な冗談を交わす
  • 体調が悪そうな女性に「今日は生理日か」、「もう更年期か」などと言う
  • 性的な経験や性生活について質問する
  • 性的な噂うわさを立てたり、性的なからかいの対象とする
  • 「男のくせに根性がない」、「女には仕事を任せられない」、「女性は職場の花でありさえすればいい」などと発言する
  • 「男の子、女の子」、「僕、坊や、お嬢さん」、「おじさん、おばさん」などと人格を認めないような呼び方をする
  • 性的指向や性自認をからかいやいじめの対象としたり、性的指向や性自認を本人の承諾なしに第三者に漏らしたりする
  • ヌードポスター等を職場に貼る
  • 雑誌等の卑猥わいな写真・記事等をわざと見せたり、読んだりする
  • 身体を執拗ように眺め回す
  • 食事やデートにしつこく誘う
  • 性的な内容の電話をかけたり、性的な内容の手紙・Eメールを送る
  • 身体に不必要に接触する
  • 女性であるというだけで職場でお茶くみ、掃除、私用等を強要する
 例えば、最近話題になっている大手中古車会社「ビッグモーター」による保険金不正請求や街路樹等に対する器物損壊は、副社長が各支店の店長へ不正行為を強要するという「パワー・ハラスメント」事案と考えることができます。また、「旧ジャニーズ事務所(現スマイルアップ)」の性加害問題については、元代表者による所属タレントに対する「セクシャル・ハラスメント」であることは言うまでもありません(ジャニーズ事務所のタレントも使用者に雇われている「労働者」とみなすことができます)。
 もし、これら2社にしっかりとした労働組合が存在していたら、問題が深刻化する前にもっと早い段階で解決でき、会社が崩壊することもなかったのではないでしょうか。

【長時間労働で疲れ切っている】

 私たち労働組合は、国土交通省職員の大幅な増員を実現するよう署名活動と国会議員への要請や、各種交渉の場で増員要求を行っていますが、私たちの研究機関では未だに大幅な増員が実現しておらず、人員不足のため一人の仕事量が膨大となり、長時間過密労働が放置されている状態です。
 家に帰って家族との時間、自分の趣味の時間が取れないだけでなく、心身に悪影響を与えることも懸念されます。
 長時間労働でストレスを感じたら、我慢せず、すぐに労働組合に相談してください。

【非常勤職員の処遇を改善してほしい】

 常勤職員の人員が削減されているなか、非常勤職員の実態業務は、すでに 「事務補助」 の域をはるかに超えており、もはや非常勤職員の存在なくしては仕事が回らないほどの状況になっています。
 私たち労働組合は、これまで非常勤職員の給与や退職金、休暇制度、勤務時間に関する制度、任期、出産・育児に関する制度など、さまざまな改善要求を行い、多くの要求が実現してきました。
 今後さらに改善してほしいことなどがありましたら、労働組合に相談してみてください。

【希望していない職場で希望していない仕事をさせられている】

 私たち労働組合は、身上書などによる職員の職場や職務に関する希望を最大限尊重するよう、研究所当局に要求しています。
 しかし、何の事前説明も意向確認もなく希望していない職場に突然異動を命じられ、希望していない仕事を長期間させられるという事例が未だに後を絶ちません。
 以下のような状況がありましたら、我慢せず、すぐに労働組合に相談してください。
  • 地元の地方整備局などに戻りたいのに、研究所から異動させてもらえない
  • 研究室で研究職務をしたいのに、研究支援部門に異動させられている
  • 何の事前説明も意向確認もなく異動を命じられた
  • 自分の適性に合わない仕事をさせられている
  • 希望外の異動によって給与や昇格など処遇にも悪影響が生じていると感じる
  • 「勉強や経験のため」などと称して、仕事を覚える前に短期間でコロコロ異動を命じられている
  • 自宅から職場が遠く、長時間通勤や単身赴任を余儀なくされている
  • など

【その他、以下のようなことを感じている】

  • 職場の施設・設備の老朽化・汚損により不便・不快
  • 職場内の安全や衛生状態に不安がある(構内の照明が暗い、舗装がデコボコ、いつも汚れている場所がある...など)
  • 職務上の各種手続きが煩雑、ムダな職務や手続きがある
  • など

私たち労働組合は、以上のような事案に対して、研究所当局(使用者)と対等な立場で改善などを要求することができます。
多くの方に労働組合に集まっていただくことで、その力は大きくなります。
また建設研究機関支部は、国土交通労組本部や各地方整備局の労働組合(建設支部)とも繋がっていますので、地方整備局との異動などについても連携して対応できます。

労働組合は、ひとりの組合員が他の多くの組合員(なかま)に守られ助けられるとともに、他の組合員(なかま)と協力して組合員ひとりひとりを守り助けるというシステムの組織です。
職場での悩みやトラブルは、ご両親にも、ご家族にも、ご友人にも、職場の同僚にも解決することは困難です。唯一解決できる可能性を持っているのは労働組合だけなのです。
あなたの希望をあなた自身の力と、多くの「なかま」の力を借りて実現して、安全・快適で充実した毎日を過ごせるよう、労働組合に加入して私たちと一緒に活動してみませんか?

あなたの勇気ある一歩をお待ちしています。


→お悩みの相談などがありましたら、下記に連絡をください。
→また 労働組合への加入をご希望の方は、加入申込書に必要事項を記入の上、下記に送付してください。
相談・加入申込先:国土交通労働組合 建設研究機関支部 番場(ばんば) または 東(あずま)
メールアドレス: tcmu-cri◎cri.plala.me (左のメールアドレスの"◎"を"@"にして送信してください)