表の選手を倒せ!(6/29)




今回は「表ソフトラバーの相手を見ると勝てる気がしません。表攻略を教えてください」という要望がありましので今回は日本で活躍している何人かの戦い方を参考にいろいろな戦型からみた対表対策について書いていくことにします。


〜私ならこう戦います〜(`б´)

1、元世界チャンピオンの○○さんの場合 
  戦型:左ペン、裏ソフトラバー


・サーブは両サイドにカット性のロングサーブを多く使います。
注意点→ロングサーブを出すということは打たせるということ。だからそれに備えて1歩か2歩下がって距離をとって対応しよう。
ロングサーブを多く出す理由→表ソフトを使っている人は基本的に台上がうまく、先手をとるのがうまいので相手の得意分野で勝負を避けるため。

・レシーブはストップやフリックを多くするとスマッシュや上から叩かれる可能性が高いのでツッツキやナックルの流しなどをして1度おこさせてこっちの展開に持って行く。

・ドライブに緩急をつける。
理由→よくドライブをカウンターされている人を見かけます。それは相手に読まれているからです。それを避けるためドライブに緩急をつけよう。

・うまくフォア側をついて相手にバック側で回りこませないようにコースを考えて返球する。そして、相手にショートを使わせてそれを狙う。


2、元全日本2年連続ランカー○○さんの場合
  戦型:右ペン、裏ソフトラバー


・サーブは普段より長いサーブを多く使い、短いサーブはナックルを中心に出します。
なぜ短いサーブは下回転じゃなくてナックルを使うのか→下回転だと相手にうまくストップされ相手の展開になってしまうからです。

・レシーブはフォアへのツッツキを普段より多めに混ぜてレシーブします。
理由→フォアへのツッツキに対して、強打(ミート)をできる選手は現在の日本には少なく、普通の選手はドライブなどで1本おこしてくるのでそれを狙います。

・ドライブはスピードドライブだけじゃなくループドライブをうまく混ぜます。

・ドライブのコースはミドルを中心にかけます。
理由→バックにかけるとナックルショートなどうまく処理され、フォアにかけるとカウンターをされてしまうのでミドルを狙います。

・バック側にボールを集めすぎないように注意します。
理由→バック側からの攻撃は基本的に表の選手は得意としているからです.。


3、元全日本ランカー、現在日本リーグで活躍中の○○さんの場合
  戦型:左シェーク、両面裏ソフトラバー


・サーブ、レシーブは普段より長いサーブ、長いレシーブを使います。

・スピードよりも回転重視でドライブをかけ、相手がミスするまで粘りきることを意識します。

・私は左なのでなるべくフォアに飛ばしてバックをつく展開に持っていくようにします。


4、元全日本ランカー、現在実業団で活躍中の○○さんの場合
  戦型:右シェーク、両面裏ソフトラバー


・私はフットワークに自信があるので基本はフォアでしっかりかけて粘ります。

・サーブはフォア前とバックへのロングサーブを中心に出し、相手に回り込ませないことが理想です。

・レシーブはフォアとミドルを多くして攻めます。そしてバックに返した時、相手が打ってこなくなったら全体的に回します。そうすれば相手は打ち急いでミスが出てきます。


5、帰化して現在日本リーグで活躍中の○○さんの場合
  戦型 右シェーク裏々


・サーブはバックへ長い横下回転を多く出します。
理由→表の選手は切れたサーブに対してミートを打つのは難しく入れてくる場合が多いのでその入れてきてボールを狙います。相手のレベルが高い場合は、そのサーブを狙い打ちされてしまうので的を絞らせない為にフォア前や、フォアへのロングサーブを混ぜます。

・レシーブはツッツキを多くします。
その中で→表は角度が命なのでその角度を狂わせる為、切れたツッツキやナックルのツッツキを混ぜます。

・ラリー中は、ドライブに回転をかけ、できるだけミートされないように深くドライブします。

・表はピッチが速いので相手のペースにならないように台との距離、相手との距離をしっかりとって慌てないようにしましょう。


6、現在日本リーグで活躍中の○○さんの場合
  戦型:カットマン


・私はバックサーブですが長いサーブと短いサーブの割合を半々ぐらいにします。特にフォアへの長いサーブを多く出して回り込ませないようにします。

・レシーブは極力タイミングをゆっくり返します。
理由→早いテンポで返すとミートを打たれやすいので、わざと遅らせてレシーブします。もちろんたまには逆に早いテンポのレシーブも混ぜます。

・ラリー中は、切るカットにこだわらずナックル中心でいきます。
理由→ナックルカットをミートするのは難しいからです。ただ、ツッツキは切れたのも混ぜます。そうして、相手の表の角度を崩します。


7、全日本ダブルスチャンピオンの○○さんの場合
  戦型:右シェーク異質


・サーブは長いサーブを多く使います。
理由→低く切れたサーブを出すと裏と違って一発で持っていかれる可能性は低く、たいていは軽くドライブをしてくるのでそれを狙います。

・短いサーブを出すにしても普段より長めに出します。特にペンの表の選手は台上が強いので少し長めにして厳しいレシーブをやりにくいようにします。

・ラリー中は、とにかく単調にならないように気をつけます。同じテンポには表は強いのでループドライブを使ったり、ゆっくりなボールを入れたりして、タイミングを崩してミスを誘ったりチャンスをつくったりします。

・逆に私も表を使っているので、自分がそれをやられると困ります・・・。


表はここをつかれると大変です(´о`)

、現在ベルギーリーグで活躍中の○○さんは・・・
  戦型:右ペン表


・サーブは両サイドにロングサーブが嫌ですね。他には表の面を崩されるサーブを出されると嫌です。下回転、横回転、上回転、ナックルと出されると角度を毎回変えなくてはいけなくなり、チャンスボールのミスも出てしまいます。


2、元東アジアチャンピオンの○○さんは・・・
  戦型:右シェーク異質


・基本的に長いサーブが嫌ですね。以外にミドルへのロングは嫌ですよ。

・フォアへの長いツッツキは強いミートを打つ事が難しいので嫌です。

・緩急のあるドライブは狙い球を絞りにくいので緩急のあるドライブを打つ選手は苦手です。逆に速いボールだけの選手は得意です。


〜まとめ〜

1、サーブは普段より長いサーブを使おう!その為に低く切れたサーブを出せるように練習しましょう。
→サーブで終わりではないですよ!ちゃんと打たれる、ドライブをかけてくると予測して次に備えましょう。

2、レシーブは、表は台上処理がうまいので相手の得意分野を避け長いレシーブを多く使いましょう。できるのならば切れたツッツキやナックルのツッツキを混ぜるとより有効です。

3、ドライブは緩急をつけましょう!
→単調なドライブだと待たれて狙い打ちされてしまいます。

4、うまくフォア側をついて相手がショートしてきたらそれお狙うという戦術を使っていきましょう。

5、表はピッチが速いので慌てず自分の距離で戦おう!


これらの対策は頭に入れたからといって試合でうまくいくとは限りませんよ。
対策の一つ一つの技術ができないことにはその作戦は試合で使えません。だからまずはその作戦のための練習をきっちりやりましょう!そしてその作戦ができるように普段表の選手がいたら練習して表のボールになれましょう!

以上を参考に次の試合に向けてまた明日から頑張ってくださいね〜♪
ほな、おやすみなさ〜い(−。−)Zzz