講習会にて(3/27)


先週の土・日に北陸のある県で講習会に行ってきました。
講習会というのは、いつも見ている生徒ではないので、ある意味では新鮮味があり、その地域の卓球の癖がわかるので楽しみなところもあります。
今回の選手達に強く言ったことは2つあります。
1つ目は、体重移動です。ほとんどの選手が逆足または、右足に体重が乗ったまま(右利き選手)の状態になったり踏み込みが完全に横に流れ力が伝わっていない状態になっていました。
体重移動が出来ていない状態で一生懸命打っても良いボールは打てません。力任せに打っても速いボールは打てません。体重移動をしっかりすることによって体全体の力が伝わります。
足(1)+腰(1)+腕(1)=3ではなく4にも5にもなります。
そのことをしっかり伝えたつもりですが伝わったのかなぁ〜。

2つ目は、真似の仕方です。今は本やビデオで強い選手を見る機会が多いと思います。それは全然悪いことではありません、むしろ良いことだと思います。しかし見方を間違ってしまうとマイナスになる場合もあると思います。今回の選手達の中に数名はそんな選手がいました。強い

選手がこうだからといってフォームを真似してミスばかりしていました。
「何でこんな打ち方をするの?」と聞くと「本で見た○○さんを真似したんです」と返事が返ってきました。確かに○○さんはそうなってるかも知れませんが普通の選手がこの打ち方を真似するとネット直撃です。じゃあなぜその選手は入るのかって、それは・・・
パワー(筋力)とスイングスピードが違うからです。よく見るのがドライブの時、ラケットの面が下を向きすぎていて一生懸命回転をかけているつもりでもネットミス・・・。トッププレイヤーは同じ打ち方かもしれませんがスイングスピードやラケットに当たった瞬間の力が違います。そういうことを理解しないといけないと思います。全部が全部真似してしまうとマイナスになる場合があると思います。自分のスイングスピードやパワー(筋力)、体型を理解することが大切です。まずはしっかり入るように基本からそして徐々にトッププレイヤーに近づいていけば良いのです。このことも理解してくれたかなぁ〜。


以上です。今週末から生徒数名連れて福岡県の石田卓球クラブ、希望が丘高校に行ってきます。日本1位のクラブ、インターハイ2位の高校なのでどんな練習、どんな雰囲気で練習しているのか見るのが楽しみです。