試合で勝つために!NO.1(11/28)
最近の卓球は技術のバランスが重要視されています。確かに現代卓球は数年前に比べスピード面では速くなり、技術面では複雑になってきています。ですから技術のバランスは大切といえるでしょう。しかしバランスが良いからといって試合で勝つにつながるとは限りません。最近の若い世代の選手はバランスを意識するあまりに特徴がない選手が多いようです。バランスが良い選手はこれといった穴もなく一見強そうに見えるかもしれませが、見方を変えればこれといった怖い技がないともとれます。それでは相手にプレシャーを与えることができず、相手は「あいつには恐れる技はないし自分のプレーができる」と思います。そうなると相手は自信に満ちてしまいます。しかし優れた技術を1つでも持っている選手は、試合を通して対戦相手にプレッシャーを与えながら試合をすることができます。そういった場合、相手は「あいつにあれをやられないためにどう戦おう」といったふうに相手にプレッシャーと恐怖感を与え試合前から押していることになります。
そこで、試合で勝ち抜くためには、相手に恐怖感を与えるような技術が必要といえます。つまり、「この技術は誰にも負けない」という得意技を見につけることが今の若い選手、試合に勝ちたいという選手には必要なのです。
みなさんは「これだけは誰にも負けない」という得意技を持っていますか?「ドライブが得意」という選手もいれば「ブロックが得意」あるいは「ツッツキが得意」という選手もいるでしょう。1つでも得意技を持っている選手はそれをプレーの柱として試合を進めることができます。しかし、その柱がない選手はどうやって試合を進めるか迷ってしまいます。ですから、得意技を見につけることは試合で勝つためにとても重要なことです。
次回から得意技の見につけ方、練習方法について書きたいと思います。
それでは・・・。