卓球生活の思い出・後輩へのメッセージ

                               ペンネーム:努力家T,T

僕は小学2年生から卓球を始めました。卓球を始めて最初の目標が「全国大会出場」でした。けれど、小学生の時は1回も全国大会に出場することができませんでした。中学2年生の時に初めて全国大会に出場することができました。その時は、とても広い会場で試合するのが初めてで、会場の雰囲気になれることができず、緊張して自分のプレーができませんでした。小学生の時に全国大会に出場していれば、会場の雰囲気が分かっていてあまり緊張しなかったと思います。そういう意味では、今の教室生は小学生から全国大会に出場している人もいるのでとても立派だと思います。
そして中学3年生になり、「全中ベスト16」を目標に頑張りました。けれど、春の全市大会でいつも勝っている相手に負けてしまいました。その時に僕は「夏の大会にまた負けたら全中に出れない」と思い、そこから空いている時間にサーブ・レシーブ練習をしたり、トレーニングやランニングの量を増やしました。特に、サーブ・レシーブ練習はとても大事だと思い練習しました。なぜなら、試合というのはサーブかレシーブのどちらかから始まるので、試合の中で一番多く使う技術だからです。それに、ドライブやカットが出来ても、サーブ・レシーブが下手ならドライブやカットをすることができません。その練習をして、僕はレシーブのコースを分けることが出来て勝てた試合もあります。全国大会の結果は、目標の「全中ベスト16」を達成できず、3回戦で負けてベスト32で最後の夏の大会が終わりました。けれど、僕はやれるだけのことはやったつもりなので悔いはありません。
ここからは「後輩へのメッセージ」を書いてます。卓球というのは今だからこそできることだし、全中予選は3回しかチャンスがありません。そのチャンスをつかめるかつかめないかは自分しだいです。そのために、練習時間だけでなく、空いている時間には何か出来ることがあると思います。例えば、サーブ・レシーブ練習、トレーニングなどの簡単にできることがあると思います。サーブ・レシーブが上手ければ、多少相手より技術力が低くても勝てると思います。みんながやっているフォアやバックのラリーは意味のない練習だと思います。けれど、ラリーを1000本続けるなどしたら意味のある練習だと思います。けれど、多球練習の後で疲れて集中してできないと思うなら、休憩した方がいいと思います。集中してできないなら、やっていても自分のためにならないし、ケガの恐れもあります。ケガをしたら今までやってきたことが全部無駄になるし、感覚を戻すのに時間かかかります。それと、みなさんは多球練習の時にどんなことを意識していますか?ただ動いてスイングしている
だけではいけません。そのようなことでは実戦には使えません。コースを狙う・長短の使い分け・ミスをしないなどがあると思います。どんなに小さいことでも意識して練習する人と意識して練習しない人では差がでてくると思います。
みんなは毎日、自分の練習内容に満足していますか?みんなチャンピオンコースの練習が終わったらすぐに帰っていますが、それでいい練習ができたと思いますか?他の人が帰っても、自分1人で練習できることがあるはずです。帰ることが悪い訳ではありません。けれど、終わってから後悔するならやれるだけのことをやっておいた方がいいと思います。でも、残ってサーブ練習をするにしても、集中してやらないのであれば、帰ってすぐに寝る方がマシだと思います。難しいことですが、人に言われてやるより、自分で考えて行動にした方が、自分のためになります。
夏の大会というのは、勝ち続けたらとても多い試合の数になります。その多い試合に勝ち続けるには、技術はもちろんですが、体力や集中力がとても大切です。夏の大会の前に体力をつけようとしても1ヶ月で簡単につくものではありません。半年ぐらいは絶対にかかります。毎日の積み重ねが夏の大会への自分の力になると思います。
試合で意識してもらいたいのは、まず試合前のウォーミングアップを必ずすることです。これは試合の勝ち負けに関わります。同じぐらいの実力の相手では、やはり1セット目の出だしが大切です。その時に、ウォーミングアップをしている人としていない人では変わります。ウォーミングアップをしている人は足が腕が動きやすくなっているから、出だしから足がしっかり動いてリードできるかもしれません。それに比べて、ウォーミングアップをしない人は、体が思うように動きにくいと思います。なので、出だしからリードするのは難しくなると思います。この時に、相手にリードされてもあきらめない気持ちが大切です。リードされている時に、みんなはすぐにサーブを出して試合を進めています。それでは、相手のペースで試合を進めているので、点がとりにくいと思います。タオルを使ったり、少し間をあけて考えてからサーブを出したり、レシーブをした方が絶対にいいと思います。逆に、自分がリードしていても、試合に勝つまで油断をしないでください。最初は相手は自分の回転
に合わなくて2セット取れるかもしれません。でも、3セット目から相手は自分のドライブやサーブに慣れてきて、一気に3セット取られて負けるかもしれません。なので、先に2セットとっても油断せずに、相手に2セット取られてもあわてずに、最後まであきらめずに試合してほしいです。
ここに書いたことは、正しいかはわかりませんが、僕がやってきたことを書きました。参考にできることがあるのであれば参考にしてもらって、これから頑張ってください。



長い間、お世話になりました。僕がここまで成長できたのも、僕を指導してくださったみなさんのおかげです。大人の方々だけではありません。今の田阪卓研のメンバー(途中で辞めた人も含む)と一緒に過ごし、一緒に練習してきたからここまで成長できたと思います。高校で実績が出るかはわかりませんが、感謝の気持ちを忘れずに3年間頑張っていこうと思います。本当にありがとうございました。