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「今日からしばらく呟きます/おすすめの温泉宿 その一 『風里』」

2006年5月9日
 
皆さんお元気ですか。今日は雨です。

少し嬉しいです。私は、雨や雪の日に家、もしくは室内にいるのが好きだからです。どうしてなのかは今、思いつきません。多分、静かでひんやりしているからでしょう。

南国はそうでもないのかもしれませんが。そのうちにしっくりくる表現を考えたいのですけれど、体力の回復のしていない今に考えるとまた、やせてしまうので、肌荒れが治るまで、しばらく、肩の力を抜いた文章を、けれど、頻繁に書きたいと思います。

しばらくの間、つぶやきたい気分です。更新が多くなると思いますが、短い文章、また繰り返しますけれど、肩の力を抜いた文章になると思います。興味のある方は毎日見てくださいね

今行きたい場所  温泉宿

静かな場所の、清潔な温泉宿の畳の上ほど、落ち着く所があるでしょうか。できれば山の中がいいなあ。

私は清潔で畳がきれいな旅館なら、どこでも大体好きなのですけれど、今まで行った所で割りと好きだったのは、「風里」(長野県木曽郡)と、あの「加賀屋」(石川県)でしょうか。

旅行会社に勤めていた友人が言っていたのですが、もともと温泉宿というのは、静かな場所にある所が多いそうです。
「見るところが近くにある(観光する場所が近くに沢山ある)、温泉宿はないかしら?」
と、お客様に相談されると困ったそうです。そういう所はなかなかないそうで。

「風里」(長野県木曽郡)は、木曽郡の美しい自然の、かなり静かな場所にあります。悪く言えば、物凄くエンターテイメントにとぶ場所ではないかもしれないのですが、私はああいう所も好きですね。

とにかくまわりにほとんどなーんにもないんです。私に言わせれば、また、宿に泊まっている客にとってはですが、部屋にいても窓から外を見てもあたりを散歩していても、「汚いもの」が何も見あたらないのです。

本当に風の里の宿という感じです。風の里、いい響きです。

私は涼しい季節の風が好きです。寒い季節の風も、少しだけなら好きです。実は、血ののぼりやすい私の頭を冷ましてくれるから。それに、しばらくの間、快くしてくれるけれど、それ以上の事はしてくれないから。放っておいてくれるから好きなのです。

食事は部屋出しではなく別室の料亭に食べに行く形ですが(今日・二〇〇六年五月九日現在)、宿自体がそんなに大きくはないですし、じゃあ食べに行きましょ、はい着きました、という感じで、私はまったく負担には感じませんでした。

ここの料理は御嶽山・開田高原の自然の恵みを活かした料理が持ち味です。

比較的軽くて、繊細な味で、非常においしかった。

体がきれいになる感じでした。また、なかなか食べられるタイプの料理ではないから、新鮮に感じました。

こう書いていてもまた食べたくなってきます。

あと、あの「加賀屋」(石川県)でしょうか。業界でも非常に有名な温泉です。

これについても書きたい事はいっぱいあるのですが、また次回にします。

最初はリラックスして書くつもりだったのですけれど、こういうホームページとはいえ、
「書くからには、読者の方々に少しでも良い情報を・・・」
と思っていたら、資料を探して、出して、フセンして、的確な表現を考え、インターネットともつなげ、風里のフロントの方にも電話する事になってしまったではありませんか。難しいものです。

それはともかく、風里はホームページもあるので、よければ、 風里 で貼り付けて検索してみてください。

写真もキレイで、宿の雰囲気を的確に伝えていますし、趣味のいい、出来のいいホームページだと思います。見ているだけでも楽しいかもしれません。

最後に、このようなホームページだから言えるマイナーな情報なのですが、私の行った時には、電話の受付係の方に、素晴らしい声の女性がいたのですよ。

電話予約と確認で何回か電話したのですが、
「風里でございますぅ」
という澄んだ声を聞くたびに、それこそ、電話口のこちらに涼風が吹くような気持ちになりました。おお、「風の里」の宿にふさわしい。

行ったときに、その人が当番だったのでしょうか、たまたまフロントでその人が出迎えてくださって、ああ、この方だったんだなと思ったのですが、やはり非常に感じのいい方でした。

日本はサービス大国ですから、大都会ならともかく、こういう場所のこういう所で、物凄く感じの悪い人はあまりいないと思うのですが、そのかわり、あまり、個人の個性を出してはいけない面があると思います。お客様には好き嫌いがありますから、正確・迅速・感じよい、でもあまり個性を出してはいけないサービスが基本だと思います。

なぜかとゆうと、私は、かつてそういう仕事をしていた事があるのですよ。某シティホテルでウエイトレスのアルバイトをしていました。私には向かない職業でしたが。皆さんあまり無茶を言わないでください、へりくだる必要はないでしょうが、お金を払えば何をしてもいいんですか、と何度思った事でしょうか。こういう時に思わず「お客様」と言ってしまうのもその名残かもしれません。

ともかく、そおいうわけで、今までこちらが客と接していただく時でも、あそこは何となく感じよかったな悪かったという印象はあるのですけれど、何と言うか、接した時間は少なかったし、特別な事をされたわけでも言われたわけでもない、電話で簡単に受け答えして一度フロントで会っただけなのに、良い意味で印象に残る人というのは、少なかったような気がします。

でも、この方はそういう方の一人でした。なぜなのでしょう。

まだその方がいるかどうかも分かりませんし、今、電話に出た方は男性でした。でも、その方もとても感じのいい方でした。

もし興味があったら、他の資料でも調べてみて、自分に合いそうだったらおすすめです。

全然呟きにならなかったじゃないのよ。明日からは、もっと気をぬいて呟くことにします。
 

「今日からしばらく呟きます/おすすめの温泉宿 その二 『加賀屋』」

2006年5月10日
 
皆さんこんにちは、お元気ですか。今日は曇りです。これもちょっと嬉しいです。あまり日に焼けずにすむからです。けれど、最近の情報では曇りでも思った以上に紫外線はあびているそうなので、これからの季節、お互い気をつけましょうね。

今行きたい場所  温泉宿

と昨日もお話しましたが、今まで行った温泉宿でもう一つおすすめの所は、かなりメジャーになるかもしれませんが、加賀屋(石川県 和倉温泉)かな。

加賀屋は明治三十九年九月に創業、その時は十二室三十名収容だったそうです。

その後どんどん大きくなって、去年、平成十七年一月には、第30回「プロが選ぶ日本のホテル・旅館100選」において、二十五年(!)連続総合第一位の評価を受けました。

そして平成十八年、つまり今年の九月十日が、創業百周年(!)記念日だと言うんですね。

今の加賀屋グループとしての展開も、十二室三十名収容という百年前には考えられなかった事でしょう。

高級旅館でありながら、加賀屋は大きい宿です。収容人数も多い。宴会場も大きい。よければぜひ、ホームページをご覧下さい。百聞は一見にしかずです。

これだけ設備が大きく集客人数も多い、しかも値段もなかなか・・・、となると、「さぞかし儲かっているんでしょう」という妬みも手伝って、本当にこんなにハコ大きくして、端まで目が行き届いているのかしら、という目で見てしまうのが人間というものでしょう。

実際、私の母の友人の奥さんはあちらの出身なのですが「うちの旦那が若い頃、接待であちらに泊まらせていただいた時は、小さい旅館で、気の利いた女将さんがいてそりゃあ良かったのに、今はあんなに大きくなっちゃって・・・」という言葉も聞いたことがありました。

加賀屋のおもてなしの心は、いつもお客様の満足を第一に考え動いた、創業故先代の女将小田孝の信条から生まれました。
小さな気くばり、心くばりを基本にした客室係のサービス。そして、今ではどこでも見られる習慣、女将によるお部屋回りの挨拶は、ここ加賀屋で始まりました。


と、今見た、加賀屋のホームページにもありましたけれど、この女将さんの事だったのかもしれません。その旦那さんがもう七十代後半ですから。

ともかく、私も、ちょっとそう思っていました。

それで覆面調査(私だったら、覆面してもしなくても同じかしら。でも、覆面の方がいいでしょう)して、サービス・設備・料理にいちいち小姑のように目を光らせる事にしました。

それでも、ここは良かったのですよ。値段だけの事はありました。

私には値段が高いしうちから遠いので、次行く時は、別の所にするかもしれませんが、いつかお金ができたら、また行きたいぐらいです。

皆さんにもおすすめです。

多分、はずれの無い宿だと思います。後で書きますが、貴賓室もあります。

もっとも、私が親戚と泊まった時は、ANAの、飛行機チケットと宿がパックになったかなりお得なプランで、加賀屋の中では、比較的お手ごろな部屋に泊まりました。

興味があったら、ANAのパンフレットを見てみてください。季節によりますが、うまく使うと、かなりお得になります。私の場合は、目を皿のようにしてチェックした結果ですが(注・執念の上に成り立った、一例です。必ずこんなに安くなるとは限りません)、合計で何万円も安くなりました。その代わり、これは、フライトの時間に遅刻すると、正規のチケットを買いなおさなければならない、そのせいもあって安くなるというプランです。いい人でも時間を守るのが苦手な人、あるいは・・・の人とは使用しない方がいいと思います。金額が大きいですから、場合によっては仲が悪くなるきっかけになりかねません。気をつけてね。

ともかく、私たちの場合は何の問題もなく加賀屋に到着し、比較的お手ごろな部屋にチェックイン・・・のはずが、実は、とあるもの凄くラッキーな理由で、同じ価格で一ランク上の部屋に案内させていただきます、と言われたのですよ。

それは本当にラッキーな、偶然だったのです。

加賀屋さんが何かミスしてお詫び、というわけでもありません。

もちろん、コネでもありません。ただ、ついていたのです。

でも、こういうホームページでもその理由を書いちゃうと、同じ事を期待される方が出て、加賀屋さんに迷惑がかかるかもしれないから、その理由を書くのはやめておきます。

ともかくそんな幸運もありまして、案内係の方に、広い館内を見せていただいたあと、和室と洋室がある部屋に案内されてしまいました。海が見える、眺めも良かった。

ちょうど人数も三人で予約していた部屋だと、お布団ひくとギリギリになっちゃうかなと思っていたので、良かったです。

後でその部屋の値段を聞いたら、私達には正規の値段では泊まれない部屋でした。でも、さすがに部屋の設備も良かった。

和室ももちろん洋室も窓からの眺めが良かった。和室と廊下との境の壁が、普通の壁ではなく、大きなガラスの引き戸になっていました。

洋室の方が、部屋の入り口に近いせいではないかと思います。多分、そこを壁にするよりガラスにした方が、採光がより良くなる、明るくなって、客が入室した時、その部屋全体の第一印象が良くなるからではないかと思いました。

もちろん、洋室のガラス戸にはカーテンがついていて、洋室に入った客のプライバシーは保てるようになっています。

あと、サービスにも、色々な心づかいがあってきめ細かいなと思ったのですけれど、私が個人的に心に残っているのは、部屋の電話機にカバーがかけてあった事です。

これは、経営方針が変わったらなくなるかもしれない、だからと言って、加賀屋が今の所、良い宿である事に変わりはないのですけれど、その時、私の行った和室にはありました。

ちなみにうちの居間には、ささやかながら、私が夜、30分ぐらい、一杯のワインと手づくりのおつまみを片手に、ファッション雑誌を読んだりしてぼーっとする、くつろぐ、マイコーナー(とでも言うのか)があるのですが、私が嫌だなーと思っていたのは、私の座っている場所から電話機が見える事なんです。

あれが見えると、ほかをそれなりに掃除して、きれいにしているつもり(そうじゃない時もあります、なんて)でも、不思議に現実に引き戻されるのです。だから、気に入った絞りのハンカチを買ってきて、それを覆うようにしたら落ち着いたという事がありました。

あと、荷物を畳に置くときに、傷がつかないように、また客の荷物を大切にしているというしめしに、ちょっとした心配りをするだとか、部屋の設備にも「きめ細かなサービス」が色々してありましたよ。

お風呂も、きれいなばかりでなくアロマテラピーを取り入れる、など、書き出したらきりがないです。

詳しくは、下記のホームページをご覧下さい。良く出来たホームページです。

館内の設備を見てまわる、部屋もぱっぱっと見てまわる事ができます。その前には、玄関でまず、仲居さんがずらりと並んでお辞儀をしておでむかえ、なんて遊び心の入ったページもあります。

それにしても部屋、食事、設備の写真もきれいに載っています。情報も多くて、洒落た旅雑誌の紹介でも見ている気分になれます。

食事も、海の近くだというせいもあって、さすがに美味しかったです。私は結構味にうるさいのですが、美味しかったですよ。

こう書いているとまた食べたくなってくるなあ。

劇場がいくつかあるのですが、私達が行った時には、大衆っぽい劇の他に、宝塚(!)も予約制ですが、見られるようになっていました。本物の宝塚の方々です。

それが夜だったので、私は疲れちゃって寝たのですが、母と叔母(七十×歳)は見に行ったあとお風呂もまた行ったそうです。元気だな。

見ていないので、どういうものなのか分からないのですけれど、 母と叔母は面白かったと言っていました。加賀屋100周年記念舞踊にも、あえて書きませんが、すごい人が来るようです。

加賀屋、何でもありです。でも、ちゃんと洗練されているのです。設備の清掃もいきとどいていますし、趣味もいいです。

ちなみに、ここの部屋にはいくつかタイプがあるのですが、雪月花の18階〜20階、特別階“浜離宮”は、一年前まで旅行会社に勤めていた友人に言わせると、業界でも有名だそうです。雑誌でも時々見たような気がする。

「専用エレベーターで行く、貴賓客のためのお部屋です。穏やかな海に囲まれた離宮に遊ぶ心地をお楽しみください」

とホームページにもありました。確か、滅茶苦茶高かったはずです。セレブな方は行ってください。


私達はその晩はそこに泊まって、次の日は電車で金沢に行ってまた一泊、充実した旅でした。

名古屋、大阪、東京、金沢などからの移動方法・時間もすべて上記の加賀屋のホームページに載っていますので、見てみてね。

それと最後に、加賀屋で食べたのではないのですが、加賀屋の近くのお店で、私は「このわた」を食べました。ナマコの腸の塩辛で、からすみ、うにと並んで日本三大珍味と言われているそうです。

ナマコの腸の塩辛。

『美味しんぼ』にも出てきますが、いかにも、人を選びそうな食べ物です。

うには、そんなに嫌いな人はいないのではないでしょうか。また、私も、残念ながらあまり食べたことはないのですが、からすみも、美味しいと思います。

でも「このわた」・・・ナマコの腸の塩辛は、実は一度、名古屋のとある店で食べた事があるのですが、食べ物の好き嫌いの無いのがとりえの私が、
「なんだこれはーっ」
と、ちゃぶ台があったらひっくり返しそうになったぐらいだったのです。

しかし懲りない私が、本場だからと、「このわた」に人生二度目の挑戦をした所、これがね、おいしかったんですよ〜。

繰り返しますが、モノがナマコの腸の塩辛だからでしょうか、鮮度が違ったのか、名古屋のその店がインチキだったのか、そこで食べたら泣いちゃうぐらいおいしかった。

こうして書いていても、本当に、目に涙がにじんでくるんです。流れ落ちるまでは出ないんですが、この行を書き始めた時、目がちょっとうるんできました。でも、もうおさまりました。お見せできなかったのが残念です。

それにしても私は最近、イザベル・アジャーニにも『エレガンスの法則』にも、「このわた」にも泣いています。

これは比喩ではなくて、本当に泣いているんです。単なる比喩だったら、もうひとひねりしないと・・・。

喜怒哀楽が激しい私でございます。

読者の皆様、よければ「加賀屋」へどうぞ。多分、誰が行ってもはずれは無いんじゃないかな。

「このわた」は・・・私は泣いちゃうぐらいおいしかったけれど、ナマコの腸の塩辛はちょっと・・・という方もいるかもしれません。それは、ご判断におまかせします。

ちなみに私はあの「鮒寿司(ふなずし)」も、フランスのどんなに個性のあるチーズでも、おいしいと思う人間です。量は今の所、そんなに食べられないし、「ゲテモノ」はどうか分かりませんが・・・タランチュラ食べろって言われたらお金もらっても断りますね。ともかく、食べ物の好き嫌いなく育ててくれた、お母さん、ありがとう。

ただ、滋賀県に、おそらくは全国でただ一軒でしょうが、鮒寿司のフルコースを出してくれる所があるそうです。噂に聞いただけですが、鮒寿司のカマンベールチーズあえだとか。

そこも、物凄く行きたいわけではありませんが、死ぬまでに一度行ってみたい、と思っている自分がいます。

だって、もし凄く美味しかったら、食べなきゃもったいないじゃないですか。人生の喜びの、新しい扉を一つ開けてしまうかもしれません。

でも、鮒寿司のフルコースと、アワビ尽くしの会席料理、無料で食べさせてもらうならどっちがいーい? と言われたら・・・私は、アワビにしますね。
 
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