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夙は語る
何でもありのエッセイです。

「新刊発売『美しい人々 人間の美しさを追う』」

2010年9月22日
 
読者の皆様、お元気ですか。本来なら、前回の更新からこんなに間があいてしまったことをお詫びするべきなのですが、今回は勘弁してください。それぐらい大変でした。

私の新刊が発売されます。題名は『美しい人々 人間の美しさを追う』(日本文学館)で、帯のキャッチコピーは「人間の美しさが好きだ。」です。

この本のまえがきとして私が出版社に提出した文章をここに載せます(注・実際の本になった文章とは微妙に異なる部分があります)。


  美しい人々ではなく、人間の美しさが好きだ

「美しい人々が好きだ」と主張し続けて、死ぬほどの誤解を受けてきた。容貌差別主義者ではないかだとか、なんだとか。そうではなくて、私は人間の美しさが好きなのである。

人間は美しい、という意味ではない。私も含めて人はきれいなばかりのものではない。

違う、人間は本当に素晴らしい、と本心から言える幸せな人がいるなら、一度、足もとをじっくりと見てみてほしい。

そこには、何も悪いことをしていないのにどう努力しても地獄からぬけだせない、かつ誰からも蔑まれる、不運な人々がひしめきあっているはずだ。幸運な人々は結果的に、その人達を踏みつけにして生きているのである。

運に恵まれすぎた人が、その人達の誰かと立場を取り替えてみたらどうなるだろう。きっと一日で考えが変わるはずだ。

また、その不運な人達も、誰かを身代わりにして地獄に引きずり下ろせば、自分は浮かび上がれるのだ、と虎視眈々と周りをうかがっている。

しかしそんな人間が、なぜか美しく見えて仕方がない瞬間がある。それは無論、生まれ持った容姿だけに関することではないのだ。

ものごし、表情、言動、内面、そしてその変化もしくは成長、その人が持っている素晴らしい能力、なし遂げた素晴らしいことなど、一度には書ききれないほど多岐にわたるものであって、私はそれらを見つけるのを何よりの喜びとしてきた。

つまり、さまざまな種類の人の美を探し、感動することは、私にとっては自分自身を含む、生身の人間に希望を見いだすことなのである。

あの人は今、美しいと心から思える時、私は本当に幸せを感じる。

できればそれらを描写して、少しでも多くの方々に伝えたいと考えて書いたのがこの本だ。

読者の皆様に、私が味わったつかの間の、しかし本物の至福を少しずつでも差し上げることができれば、大変光栄に思う。



十月一日発売予定で、書店もしくはインターネットでも買うことができます。

くどいですが、私の筆名「竹井夙」の読みは、たけいとし、ですけれど、「夙」の字を出す場合は、「しゅく」でひらがなから漢字に変換できると思います。

ぜひどうぞ。とり急ぎお知らせします。
 
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