2008年葡萄栽培記録
Take-m©2008 Shinji Murakami

導入品種としてはこれで目的を達した。栽培管理は煩雑だが、テクニカルであるほど興味は昂ずるものだと思う。
葡萄の鉢植が成功し、その方法がここに公開出来れば、多くの方々がマンションのバルコニーでも楽しめることになる訳で、出来ればワイン好きの多くの方々が欧州種の葡萄をバルコニーで管理して楽しむことが出来るようになれば…というのがささやかな私の夢だ。たった2,3房の葡萄でも自身の手で育ててみれば、ワインに対する楽しみ方ががらりと変わってしまうはずだから。
楽しみを深めるためには外的要因以上に、自身を異化させてしまうことの方が余程重要ではないか。これはあらゆることに通ずる楽しみの秘訣だと思う。

今期の画像撮影には、Canon Power Shot G7と、OLYMPUS E-420を使用しています。

マスカット・ベーリーA
 MTC 台木フリー5BB
地植
デラウエア
MTC 台木フリー5BB
鉢植(10号鉢)
ソーヴィニョン・ブラ

ウィルスフリー
台木フリー3309
鉢植(12号鉢)
ピノ・ノワール
ウィルスフリー
台木フリー101-14
鉢植(12号鉢)
巨峰 挿木
鉢植(10号鉢)
行燈仕立
マスカット・ベーリーA
2007挿木 2008挿木
1 4年目に入るマスカッ
ト・ベリーA。引き続き
の栽培記録。
今季から栽培に加わる
デラ。
2年目に入るソービ。 今季から栽培に加わ
るピノは、鉢植とな
る。
予定外の品種だ
が、弱勢樹からの
挿木の攻略。

しかも鉢植!
挿木2年目の管理
記録。
挿木による増産計
画?
上旬に粗皮はぎを行
い、根まわりを掃除す
る。昨年の収穫後、居
住するマンションの大
規模修繕のために剪
定を行ったため、蓄積
養分が少ないと予想さ
れる。既に強剪定を行
ったが、芽吹きの状態
によっては芽かきを強く
行わなければならない
だろう。通常の栽培で
はありえないケースだ
けに、今季のコンディシ
ョンに不安がある。どの
みち狭い庭なので、うま
くいけば樹形をコンパク
トに仕上げられるかもし
れない。
収穫時期の早い品種だ
ということが栽培理由。
他の品種と重ならずに
一足先に味覚を楽しめ
るという魂胆。

地植えにするか、鉢植え
にするか、まだ迷ってい
る。
仮植え状態で、状況に
応じて灌水する。
順調に推移すれば、
秋に初収穫となる。状
況に応じて灌水する。
概ね一週間に1回程
度。
仮植え状態で、状況に
応じて灌水する。
2007年春に、ご近所
からいただいた挿木
3年目?の苗が、今
年我家で2年目に入
る。
今季は2〜3房収穫
することが出来るだ
ろうか?
3本の挿木は、全て
枯れることは無かっ
たものの、順調なも
のは1本。この1本
は、巨峰をいただい
たお礼にご近所の
方にお分けする予
定。
やや難のある1本
(苗木Aとする)を引
き続き今年は観察
することになる。かな
り難のある1本(苗木
Bとする)は、相当に
低空飛行なので心
配。
挿木するために準
備した枝は6本。下
部に湿らせたキッチ
ンペーパーを巻いて
全体をラップで包
み、冷蔵庫で保管
中。
2 蓄積養分のことが気に
なって仕方なく、固形油
粕を片手分、投入す
る。科学的根拠は全く
無く、個人的な感覚と
感情による判断。マン
ガン等の微量元素入り
のものだ。吉と出る
か?
仮植え状態で、状況に
応じて灌水する。
状況に応じて灌水す
る。概ね一週間に1回
程度。
仮植え状態で、状況に
応じて灌水する。
状況に応じて灌水す
る。概ね一週間に1
回程度。
状況に応じて灌水す
る。概ね一週間に1
回程度。
引き続き冷蔵庫保
管。
3 上旬に、植え付け時の
風除けとして設置して
いたトレリスを撤去す
る。

23日、石灰硫黄合剤2
倍加用+ベンレート500
倍+展着剤を刷毛で塗
布する。
23日、10号鉢に植える。
石灰硫黄合剤2倍加用
+ベンレート500倍+展
着剤を刷毛で塗布する。
とにかく、コンパクトに仕
立てることを目標とす
る。
中旬にサブの枝先が
折れる。ヒヨドリの悪
戯か?メインには全く
問題なし。折れた箇所
はトップジンMペースト
を塗布する。

23日、折れた枝先から
樹液が流れだして止ま
らない。止血のように
針金できつく縛りつけ
て導管を圧迫すると、
流出量が減ったもの
の完璧には止まらず、
折れた箇所を焼いて
みる。ついでに蝋で蓋
をしてみた。さらに流
出量は減ったものの
完全には止まらない。
樹液が枝を伝わって
流出しないように針金
で誘導しておく。これで
自然に止まるのを待
つこととしたが、いざと
なったら漆で蓋をする
かもしれない。石灰硫
黄合剤2倍加用+ベン
レート500倍+展着剤
を刷毛で塗布する。

30日、芽が急速に膨ら
み始める。
17日、芽の周辺に産
毛が目立ってきたの
で、12号鉢に植える。
水はけに配慮したスペ
シャル配合の用土。

23日、石灰硫黄合剤2
倍加用+ベンレート
500倍+展着剤を刷毛
で塗布する。
23日、芽が膨らみは
じめている。行燈仕
立を行う。石灰硫黄
合剤2倍加用+ベン
レート500倍+展着
剤を刷毛で塗布す
る。

31日、急速に芽の展
開が始まる。
23日、石灰硫黄合
剤2倍加用+ベンレ
ート500倍+展着剤
を刷毛で塗布する。

25日、芽が膨らみ始
める。

30日、芽の展開の
兆候。
23日、プランター使
用で挿木を行う。石
灰硫黄合剤2倍加用
+ベンレート500倍
+展着剤を刷毛で
塗布する。
4 3日、遅ればせながら
棚の改良作業。

2日、さっさと軽度の芽
かき(一回目)をする。


2日、巨峰なので迷う
ところだが、副芽を
中心に軽度の芽か
き。
2日、昨年、ご近所
の葡萄栽培愛好家
からいただいた巨峰
の苗のお返しに、ベ
ーリーAの挿木苗1
本を届ける。
残り2本の苗のうち、
良好な1本Aを7号程
度の鉢に植え替え
る。同時にさっさと強
い芽かきを行う。i一
年経過で下写真の
ような発根状態。
11日の芽吹き状態。
挿木一年目は、芽
吹きが遅いのは当
然としても、全て良
好に膨らみつつあ
る。
11日の芽吹き状態。全
ての芽の状態は揃って
いる。


12日、芽の色がやや薄
い。昨年秋の特殊事情
が原因していることは
間違いない。念のた
め、芽に対してHB-101
の散布を行う。葉が数
枚展開するまでは、貯
蔵養分が頼りなので、
いくら根周りに施肥して
もダメなので、しばらく
は葉面散布で乗り切る
予定。
11日の芽吹き状態。

ベーリーAの芽吹き状態
と似ている。収穫は来年
までおあずけ。デラは収
穫時期が早いので、他
の品種と絶対に重ならな
い。一足先の、夏の暑い
時に葡萄を食べたいと
いう目的による品種選
択だ。
11日の芽吹き状態。
全体的に良好。


13日、安定した良好な
芽吹きが続く。
11日の芽吹き状態。
一年目の芽吹きなの
で、毎度のことながら
遅めの動き。
11日の芽吹き状態。
ややバラつきがある
ものの、良好な芽吹
き。一芽のみ強い。


13日、強い一芽はし
ばらく伸ばし続ける。
この苗の親木が弱
〜中勢樹で、実つき
も旺盛ではないの
で、2日に副芽をか
いたが、かかなくても
良かったかもしれな
い。ただし、路地植
えならばの話だが…
つまり、どのように仕
立てるかというヴィジ
ョンによるので、今
のところ大きな問題
ではない。
11日の芽吹き状態。
苗A


12日、HB-101葉面
散布。
19日の状態。雨後のた
め竹酢散布。昨年まで
強勢樹で徒長枝が多
かったので、今季は中
〜弱勢樹に仕立てられ
るか?昨年秋の特殊事
情を逆手にとって生殖
成長に切り替えて、コン
パクトな樹形に出来る
だろうか?小さな花穂
が観察される。


20日、弱勢樹的な状態
なので、液肥(タケダ花
工場)の極薄い溶液を
葉面散布する。

21日、液肥葉面散布の
効果が見える。いい感
じである。

23日、先端部の新梢に
3つの花穂が出来てお
り、選抜して1つとする。
他の花穂も選抜可能な
ものは2つを1つにす
る。強い副芽を摘心し、
新梢本数を36本とす
る。液肥の極薄い溶液
を葉面散布する。
19日の状態。雨後のた
め竹酢散布。素晴らしく
綺麗な色彩を放つ芽吹
き。デラがこれ程美しい
とは。

20日、化成肥料(8-8-8)
を僅かに追肥する。
19日の状態。軒下管
理だが念のため竹酢
散布。全体的に良好
な新梢の伸びを示して
いる花穂?が観察さ
れる。。


21日、先端の一番強
い新梢を展葉6枚で摘
心する。(上写真の新
梢)

23日、摘心の効果が
現れ、他の枝の成長
が促されている。花穂
を3つ確認。
19日の状態。軒下管
理だが念のため竹酢
散布。


23日、いくらか虫に食
われた形跡があるが、
このまま無農薬で様子
を見ることにする。た
だし、竹酢は散布す
る。
19日、もっとも強い新
梢の先端状態。主枝
先端から3番目の新
梢が強烈に強い。他
は良好な勢い。推定
で挿木4年目と思わ
れるが、母樹が弱勢
樹なので、昨年も弱
い傾向だった。今季
は爆発か?この際
いくらか栄養成長さ
せてから来年結実さ
せようか?雨後のた
め竹酢散布。


20日、もっとも強い新
梢先端を摘心する。
展葉6枚。

23日、摘心の効果が
現れて、他の枝の成
長が促されている。
花穂は確認出来な
いので、来年に備え
て、まずは来月一杯
までを出来る限り良
好な状態で推移させ
なければならない。
なぜなら来年の花芽
が準備される時期だ
からだ。
18日、固形肥料を追
加し、来月以降の成
長に備える。この苗
Aは大きく育てる予
定なので。もう一本
の苗Bも8号鉢に植
え替える。

19日の状態。雨後
のため竹酢散布。


20日、化成肥料(8-
8-8)を僅かに追肥
する。

23日、竹酢散布。AB
ともに良好な成長状
態。特にBは植え替
えて大正解。
19日の状態。雨後
のため竹酢散布。
状態良好。


23日、竹酢散布。葉
の展開が始まる。
26日、全ての新梢は展
葉5段で揃っている。巻
きひげを切り、新たに
出現した花穂を整理す
る。今年の冬季剪定で
追い出す予定の枝は、
全て摘心する。ビスダ
イセン(×600)+ダイン
を散布。
26日、植付け一年目でも
花穂をつける。勿論外
す。新梢2本のうち、強
勢のものを摘心した。比
較して弱勢のものを伸ば
す計画。ビスダイセン
(×600)+ダインを散
布。
26日、巻きひげを切
る。ビスダイセン(×
600)+ダインを散布。
26日、ビスダイセン(×
600)+ダインを散布。
26日、ビスダイセン
(×600)+ダインを
散布。
26日、の真上からの
状態(下画像)。ビス
ダイセン(×600)+
ダインを散布。
26日、ビスダイセン
(×600)+ダインを
散布。
5 3日、花穂の状態。
3日、手前が伸ばす先端
で、奥が先日摘心した新
梢。
3日、花穂の状態。
3日、2本の新梢のう
ち、より強勢な先端
部。
3日、虫害が発生す
る。今年は虫の活動
が早い。


6日撮影の5月4日強
風被害。葉や茎が擦
れたことで、部分的
に黒ずんでいる。毎
度のことだが気分的
には良いものではな
い。

6日の状態。
7日、竹酢を葉面散布
する。

9日、棚の構造を強化
する。

10日、HB-101葉面散
布。副穂切除。現在花
穂数13、.展葉8〜10
枚。全体的に昨年より
弱勢で良好。病害発生
の兆候もなく、虫害も少
ない。冬季剪定で追い
出す予定の枝は、展葉
3〜5枚に調節する。

15日、花穂に干渉する
枝を捻枝に失敗して折
る。

20〜23日にかけて、誘
引作業を行う。今年は
ジベ処理を行わない。

24日、棚先端部に到達
した新梢先端部を摘心
する。展葉13枚前後で
全体が揃っている。
7日、竹酢を葉面散布す
る。
9日、先月の散布以後に
伸びた部分限定でビス
ダイセン(×600)+ダイ
ンを散布。
10日、HB-101灌水。病
虫害の発生もなく良好。
7日、竹酢を葉面散布
する。
10日、HB-101葉面散
布。病害無く、虫害の
発生もほとんど無く、
極めて良好な生育状
態。昨年とは全く別物
のように体力がついた
ようだ。来月は梅雨入
りだが、状況によって
はピノと合わせて簡易
の雨よけを作るかもし
れない。軒下ではしの
げない可能性もあるか
らだ。
15日、花穂は4つ。
7日、竹酢を葉面散布
する。ベト病?と思わ
れる葉を切除する。
9日、先月の散布以後
に伸びた部分限定でビ
スダイセン(×600)+
ダインを散布。
10日、HB-101灌水。デ
ラウエアとは比較にな
らないほど生育状態は
難儀している。梅雨入
り前までにもう少し新
梢を伸ばしておきたい
ところだが、先端部に
も病気の兆候が現れ
たので切除し、良好な
脇芽を伸ばす方針に
する。
15日、現在のところ成
長は停滞している。
7日、竹酢を葉面散
布する。
10日、HB-101葉面
散布。
15日、風で痛んだ葉
があるものの、概ね
良好な状態。
7日、竹酢を葉面散
布する。
9日、先月の散布以
後に伸びた部分限
定でビスダイセン
(×600)+ダインを
散布。
10日、HB-101灌水。
苗木Aの葉の展開は
美しい。Bは微量元
素不足の兆候が現
れたので、新梢2本
のうち1本を摘心す
る。
15日、Aは順調。Bは
停滞気味ながら葉
色はやや改善され
る。
7日、竹酢を葉面散
布する。
10日、HB-101葉面
散布。
15日、日陰に置いて
あるので、そうそう
伸びていくものでは
ない。現ステージで
の発根状態はか細
いはずなので、焦っ
て日向に出すと具合
が悪くなる。しばらく
はじっと我慢。
26日朝、開花を確認し
たので早速花穂の切込
みを行う。
開花初期(上図)切込
みで外した花穂部分
(下図)




28日、オーソサイド水
和剤(×800)+ダイン
散布。

31日、葉にドウガネブイ
ブイらしき食害を発見。
犯人は見当たらず。花
穂は順次開花中で良い
香りが庭に漂う。
26日、デラウェアの新梢
の状態。


28日、オーソサイド水和
剤(×800)+ダイン散
布。

30日、オルトラン水和剤
(×1500)+ダイン散
布。
26日朝、開花を確認
する。


28日、オーソサイド水
和剤(×800)+ダイン
散布。

30日、オルトラン水和
剤(×1500)+ダイン
散布。
20日、非常にスローペ
ースで展葉が進む。梅
雨入り前までにもう少
し成長させたいところ
だが状況は厳しい。虫
による食害が多く、美
味い葉なのかもしれな
い。防除方針を検討し
なければならない。

28日、オーソサイド水
和剤(×800)+ダイン
散布。

30日、オルトラン水和
剤(×1500)+ダイン
散布。
20日、脇芽も伸び始
めて行燈作りはボウ
ボウ状態になってい
くかもしれない。とに
かく樹勢を強くしなけ
ればならないコンデ
ィションなので、がん
ばってもらいたい。

28日、オーソサイド
水和剤(×800)+ダ
イン散布。

30日、オルトラン水
和剤(×1500)+ダ
イン散布。
20日、Aに関しては
どなたかにプレゼン
トしても問題なさそう
なコンディションだ。
Bについては安定す
るまでもう一年かか
るだろう。

28日、オーソサイド
水和剤(×800)+ダ
イン散布。

30日、オルトラン水
和剤(×1500)+ダ
イン散布。
20日、竹酢が無くな
ったので、ゴソゴソさ
がしていると強烈に
熟成された木酢が
見つかり、これを適
当に希釈して葉面散
布する。

28日、オーソサイド
水和剤(×800)+ダ
イン散布。

30日、オルトラン水
和剤(×1500)+ダ
イン散布。
6 4日、雨上がりなので、
強烈に熟成された木酢
を散布する。下写真は
開花末期の花穂。


8日、誘引と巻きひげ処
理。開花の終った花穂
のうち、良好ではない1
つを切除する。

12日の状態。引きカット
写真。(手前はソービブ
ランの葉。)


14日、摘心作業。

19日、穂に干渉する葉
の除去を行う。あわせ
てイラガの幼虫(体長
約5mm)を3匹手動退
治する。

20日の房の状態写真。
今期は花振るいが強め
で、房の形はイマイチ。


21日、気になる雨続き
の後、葉と果粒に病害
と思われる黒い点を見
つける。取り急ぎベンレ
ート(×2000)を病害部
分に散布してから出掛
ける。ドウガネブイブイ
一匹捕捉。ブドウスカシ
クロバの幼虫と思われ
るもの5匹捕捉。

25日、病害は黒痘病の
初期のようにも見える
が、褐斑病と褐点病の
特徴とも合致する。散
布したベンレートの効
果は顕著ではない。こ
の病害は、昨年秋の特
殊事情も原因の一つと
思われる。

26日、詳細観察の結
果、褐斑病と褐点病と
判定する。
27日、今までの霧吹き
ではなく、ついに薬剤噴
霧器を購入し、オーソ
サイド水和剤(×800)
+ダインを散布する。

30日、2房を見限り残り
8房に袋がけを行う。先
端部摘芯。
4日、第2枝の先端を摘
心する。

8日、先端部摘心。

19日、ベンレート(×
2000)+展着剤を散布
する。

20日、遅効性固形肥料
(微量元素入り)を追肥
する。


27日、第2枝周辺の脇芽
の先端を摘心する。良
好に推移している。
4日、最も小さな房を1
つ外す。
残房数は3.

14日、実の成長がは
っきりと確認出来る。

19日、穂に干渉する葉
を数枚除去する。

20日、遅効性固形肥
料(微量元素入り)を
追肥する。下写真は
一番上の房の状態。


25日、1枚の葉裏にブ
ドウネアブラムシ?の
虫えいが6つ付着して
いるのを発見し、葉を
切除する。

27日、果粒と干渉する
葉、及び込み入った部
分の葉を切除し、3本
の新梢先端部を摘心
する。オーソサイド水
和剤(×800)+ダイン
を散布する。

30日、支柱の補強を
行う。誘引作業。
4日、完全軒下栽培状
態。勢いを盛り返して
順調に成長している。

8日、展葉の速度が速
まる。
19日、ベンレート(×
2000)+展着剤を散布
する。

20日、遅効性固形肥
料(微量元素入り)を
追肥する。


27日、梅雨にもかかわ
らず絶好調のピノ。こ
れ、本当にピノなのだ
ろうか?と不安になる
ほど元気。勿論雨には
絶対にあててはいない
が。オーソサイド水和
剤(×800)+ダインを
散布する。
4日、強烈に熟成さ
れた木酢を散布す
る。

8日、誘引作業。

19日、ベンレート(×
2000)+展着剤を散
布する。

20日、遅効性固形肥
料(微量元素入り)を
追肥する。

25日、先端摘心。数
枚の葉にうどんこ病
の兆候のようなもの
が見つかったので切
除する。

27日、オーソサイド
水和剤(×800)+ダ
インを散布する。
30日、紫陽花に隣接
する位置に鉢を置い
ていたため、やや風
通しが悪い可能性が
あり、鉢を建物西側
へ移動する。
8日、Aの先端を摘
摘心

14日、Bの先端を摘


20日、遅効性固形
肥料(微量元素入
り)を追肥する。

30日、鉢を巨峰に同
じく移動する。
1日、雨対策として軒
下に移動する。

8日、展葉が芳しくな
かったが、6本のうち
の2本が停滞を破り
始める。

19日、ベンレート(×
2000)+展着剤を散
布する。

27日、オーソサイド
水和剤(×800)+ダ
インを散布する。
7 1〜9日、引き続き毎日
数匹のブドウスカシクロ
バの幼虫を捕獲し、明
らかにドウガネブイブイ
の食害があるにも関わ
らず、こちらは発見に
至らない。先端部は昨
年に比べて徒長的では
ない。

10日、先端部摘芯。ブ
ドウトラカミキリ?の食
害が新梢先端2/3位置
に2本発生し、切除す
る。
オルトラン水和剤(×
1500)+ダイン散布。
※この散布は、12日に
控えたマンション植栽
のスミチオン散布に備
えたものである。例年、
この散布後に、生き残
った虫が我家に避難し
てくるため、この防除措
置である。

13日〜は、3日に一回
程度の先端部摘芯と、
2日に一回程度の灌水
を行う。

18日、部分的に数枚の
葉にウドンコ病が発生
したので、急遽部分的
にベンレートを散布して
おく。

23日、褐斑病の兆候と
思わしき葉を2枚切除
する。HB-101葉面散
布。この日以降、ほぼ
毎日灌水を行う。
9日、全く問題なく成長し
ている。

10日、オルトラン水和剤
(×1500)+ダイン散
布。

18日、一部先端を摘心
する。

25日、夕方、サンボルド
ー(×600)+ダイン+砂
糖(薬害軽減効果)を散
布する。
5日、風で痛んだ葉を
数枚切除する。
8日、適当な大きさの
袋が市販されておら
ず、自作してかける。

10日、オルトラン水和
剤(×1500)+ダイン
散布。

17日、強風で倒れて鉢
が割れる事故が発生
する。破片が大きい状
態なので、とりあえず
ガムテープで繋ぎ合わ
せて補修する。下写真
のような状態で根が回
っており、まだ根詰ま
りは起していないこと
が分かる。


25日、夕方、サンボル
ドー(×600)+ダイン
+砂糖(薬害軽減効
果)を散布する。

28日、新しい12号鉢
(同寸)に交換する。
5日、先端摘芯。
9日、やや食害を発見
するが、順調に梅雨時
を経過している。病気
発生は見られない。

10日、オルトラン水和
剤(×1500)+ダイン
散布。

11日、何等かの病気
の兆候と思われる異
変を数枚の葉に感ず
る。経過観察とする。

25日、夕方、サンボル
ドー(×600)+ダイン
+砂糖(薬害軽減効
果)を散布する。
10日、オルトラン水
和剤(×1500)+ダ
イン散布。

11日、先端部の成長
が落着き、伸び止ま
りの状況が近づきつ
つある。

25日、夕方、サンボ
ルドー(×600)+ダ
イン+砂糖(薬害軽
減効果)を散布す
る。
9日、A、Bともに成長
状態に差がなくなっ
てきた。

10日、オルトラン水
和剤(×1500)+ダ
イン散布。

17日、少量の化成
肥料を追肥する。

25日、夕方、サンボ
ルドー(×600)+ダ
イン+砂糖(薬害軽
減効果)を散布す
る。
9日、2枚の葉が、ス
パッと切られたよう
な食害を受けてい
る。

10日、オルトラン水
和剤(×1500)+ダ
イン散布。

17日、少量の化成
肥料を追肥する。

25日、夕方、サンボ
ルドー(×600)+ダ
イン+砂糖(薬害軽
減効果)を散布す
る。
8 2日、夕方、サンボルド
ー(×600)+ダイン+
砂糖(薬害軽減効果)
を散布する。

4日、ベレーゾンなの
で、このところ毎日夕方
灌水する。如雨露での
灌水なので、一回の灌
水量はたかがしれてい
るので、毎日の仕事と
なるのかもしれない。

7日、写真下の状態。と
にかく暑い夏。


9日、袋を外して房の状
態を確認する。摘粒し
きれていなかった粒を
外し、病害発生兆候の
粒を外し、房全体の形
としては昨年までの状
態に比べて芳しくはな
い。袋を新しいものに
替える。状態の良くない
1房を外し、残り7房で
の栽培となる。

10日、先端摘心。

12日、昨年までの状態
は、徒長的な枝が、こ
の時期でも発生してい
たが、今年は弱い枝が
時々発生する程度で、
概ね伸び止まってい
る。

15日、一匹のブドウス
カシバが飛び回ってい
たので捕殺する。主要
箇所を点検し、被害が
なさそうである。

20日、夕方、サンボル
ドー(×600)+ダイン+
砂糖(薬害軽減効果)
を散布する。

21日、今までの酷暑と
変わって天候不良とな
り、雨風強く、気温も低
下(24℃)する。夕方棚
の補強後、激しい雷と
なる。

30日、木酢液を葉面散
布する。
2日、新梢先端部の伸び
は止まる。来年はこの時
期に収穫のタイミングを
探ることになるが、この
時期に伸び止まってくれ
れば、施肥状態もだいた
い適切と言えるかもしれ
ない。

5日、ほぼ伸び止まって
いる。

13日、試みにステビア抽
出液を葉面散布。

20日、夕方、サンボルド
ー(×600)+ダイン+砂
糖(薬害軽減効果)を散
布する。
4日、鉢を交換した際
に、少々支柱の垂直
が狂ってしまった。灌
水するたびに全体が
傾いて行く。斜塔のよ
うな状態。ほぼ伸び止
まっている。

9日、斜塔は、力学的
安定をみたのか、傾き
は止まった。毎日の暑
さで、ソービに限らず、
庭木も疲れ気味といっ
た感じ。HB-101灌水
する。

10日、袋を外して房の
状態を確認し、新しい
袋に交換する。だいぶ
熟し始めているよう
で、今後数日に一回
は観察して収穫時期
を判断しなければなら
ない。白色系葡萄は、
明らかに着色が進む
訳ではないので、外観
からは判断が微妙だ。

13日、試みにステビア
抽出液を葉面散布。

15日、脇枝の一本に、
つる枯病のような変色
を発見し、切除する。
応急処置として、木酢
液を散布しておく。

20日、夕方、サンボル
ドー(×600)+ダイン
+砂糖(薬害軽減効
果)を散布する。

25日、下写真は房の
状態と、実を半分に切
った状態。房の表面に
は少し褐点病が見ら
れたが、病状が進行
することもなく、種も綺
麗に2つ対になった実
となった。極めて美
味。果肉と果汁の甘み
と香り、皮の香りと穏
やかな渋み、そして種
の苦味を確認すること
で、ワインとしてのソー
ビニョン・ブランの在る
べき香味が見えてく
る。

5日、先端巻きひげに
花穂がつく。勿論外
す。
現時点では、昨年のソ
ービと比較して樹体は
やや小ぶりに感じられ
る。ほぼ伸び止まって
いる。

9日、HB-101灌水す
る。

13日、試みにステビア
抽出液を葉面散布。

15日、新梢萎縮病のよ
うな先端部があり、切
除する。応急処置とし
て、木酢液を散布して
おく。

20日、夕方、サンボル
ドー(×600)+ダイン
+砂糖(薬害軽減効
果)を散布する。

25日、先端部の一部
の葉が、黄変して落葉
する。何等かの病変と
思われるが、昨年のソ
ービにも見られた傾向
であり、概ね葉が茂っ
ているので様子を見る
こととする。天候不順
の影響もあるだろう。


鉢については軒下に
置いているので、全て
の品種で、毎日灌水し
ている。
2日、葉色がやや優
れない。微量元素切
れの感じがあるの
で、タケダ花工場を
極めて薄い濃度で灌
水する。

9日、HB-101灌水す
る。

13日、試みにステビ
ア抽出液を葉面散
布。

15日、極少量の化成
肥料と苦土石灰を追
肥する。

20日、夕方、サンボ
ルドー(×600)+ダ
イン+砂糖(薬害軽
減効果)を散布す
る。

土からの立ち上がり
部分が、この夏で非
常にしっかりとしてき
た。この巨峰は挿木
苗でいただいたもの
で、その由来も挿木
からの挿木らしいが
定かではない。いた
だいご近所の葡萄
栽培愛好家の方の
葡萄棚は、今年豊作
のようである。
7日、下写真、手前
から2本がベーリー
A2007挿木。奥は巨
峰。西向きの場所だ
が良好な生育状態。


10日、この時点でほ
ぼ伸び止まってい
る。

13日、試みにステビ
ア抽出液を葉面散
布。Bについては酷
暑対策で二重鉢とす
る。

15日、極少量の化
成肥料と苦土石灰を
追肥する。

20日、夕方、サンボ
ルドー(×600)+ダ
イン+砂糖(薬害軽
減効果)を散布す
る。

この挿木のうちのど
ちらかを、新潟在住
の彫刻家にプレゼン
トする予定。冬季選
定して樹形をコンパ
クトにしてからの移
動だろうか。
7日、下写真。葉の
伸長状態。


10日、6本全てがま
だまだ伸び続けてい
る。節間は詰まった
伸び方なので、昨年
の2007挿木と比較し
ても良好と思われ
る。

13日、試みにステビ
ア抽出液を葉面散
布。

15日、極少量の化
成肥料と苦土石灰
を追肥する。支柱を
改善する。

20日、夕方、サンボ
ルドー(×600)+ダ
イン+砂糖(薬害軽
減効果)を散布す
る。
9 6日、木酢液を葉面散
布する。

8日、袋を外して房のチ
ェックを行う。裂果1、日
焼果1、摘粒もれの未
着色果3を外す。既に
収穫可能な状態。
低濃度の木酢液で表
面を洗い、写真用ブロ
ワーで水滴を飛ばして
乾燥させ、再度袋がけ
する。昨年と違い、今
季はまだ台風の心配が
ないので、もう少し糖度
を稼いでみることしに
た。


11日、一房収穫し、食
す。昨年に比べて房は
小振りだが糖度は高
い。酸味と皮裏の心地
よい渋みのバランス
が、巨峰系にはない楽
しみであり、ベーリーA
が生食醸造兼用品種
であることの香味の
証。巷で売られている
ベーリーAよりも綺麗な
味と思えるのは、自画
自賛だろうか?鮮度ゆ
えか?
痛んだ葉の切除を行
う。


13日、一房収穫し、手
土産とする。伺った先
で早速食す。糖度は11
日より上がり、喜ばれ
た。伺い先でも、「綺麗
な味」との評価をいただ
く。

14日、自宅用に一房収
穫。糖度にほとんど変
化なし。

15日、実家への手土産
に、一房収穫する。糖
度は13日とほぼ同じ。
収穫によって房の数が
減ってくると、先端部の
幾本かが伸長を始め
た。房への栄養供給分
が先端部に回る影響だ
ろう。徒長的ではなく、
枝は細くて葉も小さい
が、一応先端摘心す
る。

17日、友人へのおすそ
分けで一房収穫する。
明日から雨という天気
予報なので、そろそろ
収穫の潮時かもしれな
い。残り2房となる。

19日、一房収穫して自
家消費。糖度が上がっ
て味も香りも良好だが、
この房は今季で一番形
が不良なもの。

20日、自家消費用に最
後の房を収穫する。絶
品といえる。この糖度
がアルコールに変化し
て、しっかりとした皮の
裏側から生じて指を染
める赤色は、赤ワイン
用品種としての資格。
酸味も糖度の中にしっ
かりと感じられ、皮ごと
食せばくどくない渋みも
有する。醸造用葡萄品
種が必要とする要件を
確認できる。ナルホ
ド!

29日、棚下に糞を発見
するが、虫を発見出来
ず。食害の跡はたいし
たことはなく、要経過観
察。気温が低下してき
ている。いよいよ今季
最後の養分生産ステー
ジへと突入である。葉
にはあと1ヶ月半ほどが
んばってもらわなけれ
ばならない。
6日、夕方、サンボルド
ー(×600)+ダイン+砂
糖(薬害軽減効果)を散
布する。

11日、6日散布のサンボ
ルドーに、軽度の薬害と
思われる葉の黄変色が
見られる。来季はICボル
ドーにした方が良いかも
しれない。検討の必要あ
り。

14日、蝶の幼虫に一枚
の葉が食害される。
植原葡萄研究所より送
られてきた苗カタログを
見ながら、来季の方針を
考える。気持ちとしては
もう一品種加えたいとこ
ろだが・・・場所的に限界
がきている。手間の問題
はどうにかなるとしても、
植える場所と鉢の置き
場が厳しい。出来れば
「甲州」をやってみたい
のだが、この品種も強勢
だし、ま、諦めるか?

15日以降は、特に変化
無く推移する。
4日、房の色が変化し
てきた。黄味が枯れた
色になってきている。8
月25日の状態に比べ
て糖度が高くなってい
る。夕食後のフルーツ
となる。



6日、木酢液を葉面散
布する。

11日、痛んだ葉の切
除を行う。

14日、最後の一房を
収穫する。痛んだ粒も
発生しているので、良
好なもののみを試食す
る。非常に高い糖度
と、よく出来たサンセ
ールを思い出す香りの
片鱗がうかがえる。恐
らく、ワインの品質は、
葡萄品種と苗の選別、
そして栽培に手間を惜
しまないことが最大要
件であり、醸造やテロ
ワールの問題は、言
われるほど大きな要
因ではないのかもしれ
ない、と思う。もっとも、
あまりに栽培不適な環
境では、葡萄自体が
育たないので論外だ
が、よく聞かれるブル
ゴーニュのテロワール
信仰も、半分は差っぴ
いて考えても良いかも
しれない。などと、ワイ
ン業界関係者でもない
のに、僭越なことを書
いておく。葡萄もワイン
も、もの作りである以
上、生産に関わる
人々の、それこそアル
バイト君までも含めた
意識の高さと情熱が
絶対条件であり、さら
には葡萄の木に対す
る愛情の注ぎ方で決
まるとも言えるだろう。

15日、固形有機肥料
をお礼肥として使用。
5日、葉の伸長状態。


6日、夕方、サンボルド
ー(×600)+ダイン+
砂糖(薬害軽減効果)
を散布する。

11日、予備として伸ば
していた枝は弱勢枝だ
が、展葉状態が綺麗
に揃っている。メインは
節間が広くて揃わず、
冬季剪定の際に来季
の仕立方を検討しなけ
ればならない。

16日、2枚の葉が黄変
して落ちる。状態の良
い枝と、やや不良な枝
が混在する。

20日、良好な枝は、当
初弱勢の枝であり、当
初強勢の枝の先端部
が不良で落葉する。

28日、不良枝の先端
部から芽吹く。この芽
吹きはかきとる。他の
枝に充分な葉面積が
確保されている上に、
冬季剪定で落とす部分
なので、余分な養分を
浪費させないほうが良
いだろうという判断。
6日、夕方、サンボル
ドー(×600)+ダイ
ン+砂糖(薬害軽減
効果)を散布する。

11日、この時期にな
れば、葉色は褪せて
くるものだが、鉢の
根詰りも考えられ
る。極薄いタケダ花
工場を灌水しておく。

16日、伸長が止まっ
ているのだから、液
肥を灌水したところ
で葉色が急に改善さ
れることはない。しか
し、来年の芽吹きの
ための養分を蓄積さ
せるためにも、極端
な栄養不足は問題
があるし、栄養過多
も問題がある。栽培
の参考書に書かれ
てあるように、栄養
過多は様々な病害
の原因となる。つま
り人間でも肥満が
様々な健康被害の
一因となるように、葡
萄でも問題を引き起
こすということだろう
か。やや、葉色が浅
い状態で、ソコソコ
一定に伸長していく
成長過程を作り出せ
れば理想だが、鉢植
え栽培では大変難し
い。土の量が少ない
ので、元肥が切れや
すい。緩効性肥料を
使うことは勿論だ
が、日々の灌水で肥
料分は流れ去って行
く。その補充は、成
長状態を見ながら行
っていくのだが、有
機肥料だけでは安
定的に養分補給が
難しい。そこで、低濃
度での液肥を使いな
がら調整を行ってい
る。液肥自体を自作
するテもあるが、鉢
植えについては今の
ところ有機肥料と化
成肥料の両方を、状
況に応じて使い分け
ている。
16日以降、特に大き
な変化はなく推移し
ている。
6日、夕方、サンボ
ルドー(×600)+ダ
イン+砂糖(薬害軽
減効果)を散布す
る。

11日、極薄いタケダ
花工場を灌水してお
く。

23日、風で痛んだ葉
数枚を切除する。
6日、夕方、サンボ
ルドー(×600)+ダ
イン+砂糖(薬害軽
減効果)を散布す
る。

16日、昨年の挿木
(2007)の一年目の
状態よりも、今季
(2008)の挿木の状
態の方が良好だ。
理由は、軒下栽培
にあるかもしれな
い。挿木一年目は、
苗の体力が充分で
はないので、雨には
当てない方が良いよ
うだ。

23日、風で痛んだ葉
数枚を切除する。
10 7日、痛んだ葉を切除する。

10日、痛んだ葉を切除し、
全ての枝を点検して、虫害の
無いことを確認する。これに
より、殺虫剤による防除を省
略する方針。来月、もう一度
点検する予定。
葉を切除
して葉面積を調節する
ことを兼ねる。これによ
り、蓄積養分を調節し
て全体的な樹勢と来春
の芽吹き状態を想定す
る。

17日、10日の作業と同
じことを繰り返す。

25日、10日と同様の作
業を行う。除所に葉数
を減らして蓄積養分の
生産量と消耗量を調節
する。その根拠は感覚
でしかない。どのような
状態で、冬季休眠に導
くかが、来季の芽吹き
と花穂の質に関わるこ
とは間違いないこと。葡
萄語は分からないが、
聞く耳を持つつもりで作
業する。理論はあって
も、結局実際の作業は
勘しかない。これ、もの
づくりでは毎度のことと
思う。
10日、数枚の葉に紅葉
の兆候。

24日、雨の中、葉の数
枚が散り始める。

デラの紅葉状態


デラの紅葉拡大の図


雨にぬれたデラの落葉
10日、問題なく推移して
いる。
冬季剪定でどのように
枝を切るか、思案を始
める。天気が良けれ
ば湿度が低く、灌水は
雨の日を除いて毎日
必要。

24日現在、葉はまだ
緑。さすがに伸びは止
まっている。
10日、一応問題なく推
移している。灌水は2
日に一度程度。

24日現在、紅葉ではな
く、痛んだ葉を切除し
たことによって、葉が
少なくなっている枝と、
茂っている枝とが混在
している状態。
5日、数枚の葉に紅
葉の兆候。灌水は毎
日。

17日、紅葉が始ま
る。気根の発生が見
られる。
5日、数枚の葉に紅
葉の兆候。灌水は
毎日。


24日、下図のような
状態。
奥の行燈作りは巨
峰。
5日、痛んだ葉を切
除する。

10日、問題なく推
移。

17日、伸びはしない
が元気で、紅葉の兆
候もない。

24日、風によって擦
れた葉の痛みが増
え始めているが、特
に問題なく推移。
11 今月は、特に主だった
作業はない。少しずつ
痛んだ葉を切除してい
く。今季は強勢でもなく
やや強めの中庸といっ
た樹勢だったので、早
目に剪定する必要もな
いだろう。
16日、完全に落葉して冬
姿となる。
今月に入って3日に一
回程度の灌水。15日
頃から紅葉が始まる。

24日のソービ(左)とピ
ノ(右)の紅葉。(下図)
今月に入って3日に一
回程度の灌水。10日
頃から少しずつ紅葉が
始まる。
今月に入って3日に
一回程度の灌水。
今月に入って3日に
一回程度の灌水。
今月に入って3日に
一回程度の灌水。
12 7日、毎年のことだが日
当たり良好の環境のた
めなのか、落葉が遅く
て紅葉はイマイチ。

22日、昨夜からの強風
によって、1枚を残して
他の葉は落葉する。こ
の一枚が落葉した後、
全ての品種について冬
季剪定を行うことにす
る。

25日、最後の1枚が落
葉する。

26日、一本の枝を剪定
して、その切り口をなめ
てみる。ほのかに甘く、
それは昨年(2007)とは
比較にならないほどに
蓄積養分が充実してい
ることがわかる。このこ
とは、剪定強度を測る
のに重要なポイントな
のだが、難しい勘どこ
ろではある。

29日、冬季剪定を行う
が、一発で方針を決め
られない。大雑把に、
明らかに剪定すべきポ
イントのみを整理して、
数日方針を考えること
にした。それでも枝ぶり
がスッキリしたことで、
樹形が見やすくなった。
10日、日照時間を縮め
て休眠状態を確実にす
るために、建物西側の、
午前中に直射日光があ
たらない位置に鉢を移
動する。

29日、とりあえずの冬季
剪定。来年は順調なら
ば結実させる予定。
14日、完全に落葉す
る。

29日、とりあえずの冬
季剪定。年明け直後
に強剪定を行い、早春
に植え替えを行う予
定。来季の結実はお
休みとなる。
6日、ほぼ落葉する。

15日、日照時間を縮め
て休眠状態を確実に
するために、建物西側
の、午前中に直射日
光があたらない位置に
鉢を移動する。

29日、とりあえずの冬
季剪定。順調ならば来
季は結実させる予定。
5日、最後の一枚の
葉が強風で落葉して
冬姿となる。

29日、とりあえずの
冬季剪定。来季こそ
結実可能なところま
で充実してきたと思
うのだが、このまま
では根づまりが起こ
るだろう。芽吹き直
前に鉢を一回り大き
くするべきだろう。
7日、Aは落葉、Bは
数枚の葉を残す。

29日、とりあえずの
冬季剪定。よく充実
した一年だった。
29日、とりあえずの
冬季剪定。春先に
植え替えてひと鉢1
本とする予定。