2007年の葡萄観察記録
植付け3年目のマスカット・ベーリーA とソービニョン・ブランの鉢植え栽培

©2007 take-m Shinji Murakami

 マスカット・ベーリーAについては、いよいよ収量を上げられる体勢となってくるはずです。もっとも狭い庭という条件下で、樹形を抑えながら付き合っていく方法を探っていかなければなりません。地植えながら、鉢植え的な発想を持って樹形管理をしていかなければならないのかもしれません。
 ソービニョン・ブランは、まだまだプロの間でも日本での栽培データが少ない品種のようで、正直なところ私のような素人が、しかも鉢植えで収穫までたどり着けるのかどうか、未知数もいいところです。途中で枯らしてしまう可能性も高いと考えています。しかし、チャレンジ精神とフロンティア精神は重要ということで観察していこうと考えています。

2007年 マスカット・ベーリーA 2007年 ソービニョン・ブラン(植付一年目)
1 昨年12月19日に冬季剪定を行ってあり、暖地
で暖冬とあってそのままの状態であり、土の乾
燥しすぎだけを注意して、10日に一度程度の灌
水。
剪定箇所は全てトップジン・Mペースト塗布。
本年は、狭い庭ながら収量を上げることが目
標。
昨年12月20日に庭の隅に仮植えし、土の乾燥に注
意しながら時々灌水。
本年は、とにかく枯らさずに無事乗り切ることが目
標。収穫は来年以降となる。
2 支柱の位置を微調整し、部分補強を行う。
上旬に粗皮はぎ。

※粗皮はぎ…褐斑病、カイガラ虫類、ハダニ類の防除に有
効らしい。

仮植えのまま経過。
3 3日再度外れ始めた部分の粗皮はぎ。
12日石灰硫黄合剤+ベンレートを筆で塗布。こ
の筆は、使い古したホルベインのアクリル絵具
用の平筆を使用。馬毛、羊毛の日本画用の筆
よりも後始末が楽な上に、塗りやすい。薬剤散
布は近所迷惑になるので、筆塗りで行ってい
る。大規模農園というわけではないので筆作業
で充分。

28日、芽が膨らんでいることを確認。
12日素焼きの12号鉢に植える。

ソービ・ブランの鉢底に取り付けた網は、アルミ製針金を使った
自作品で、製作時間は20分程。我ながらかなりしっかりとした物
となった。


4
4日頃に芽吹き始め、様子を見ながら芽かきを
行う。
8日、副芽が出てきたので取り去る。
11日時点でもっとも展開している芽の状態写真
(上)。
16日、再度副芽かき。
20日、ようやくの晴れ間。夕方仕事を終えてか
ら今年一回目の竹酢液×100葉面散布。病気
予防策のひとつ。
23日、極小(全長3ミリ程)の毛虫を1匹発見。僅
かだが食害もあり、退治して再度竹酢液の葉面
散布
を行う。春は雨が多いので、病害虫発生
予防のために今年は早期から竹酢の散布を行
ってみている。
25日、極小の黒っぽい毛虫1匹を退治する。先
端部展葉5枚。
28日、花穂の数をとりあえず20にする。併せて
切り落とせる副穂は早目に落としておく。成長
状態をもう少し観察しながら、花穂の数は10〜
15程度に減らすことになる。先端部の展葉は7
枚で、昨年に比べて節間がやや詰まっている。
葉の色も濃くなりすぎていない。これらの様子か
ら、今のところ狙い通りの施肥量(施肥なし)と
剪定量だったように思われる。
今季はジベレリン処理に挑戦してみようと考え
ているので、第1回目のジベ処理のタイミングを
計る意味でも、花穂の状態観察はしっかりと行
わなければならない時期に入ってきたと思われ
る。
芽吹きは遅く、11日時点で先
端がやや赤味を帯びて膨らみ始めた。欧州品種
は、欧米雑種に比べて芽吹きは遅めという話を聞い
たこともあるが、天候不順でこのところ冷えているこ
とも芽吹きが遅い一因だろう。
18日夜半の外気温が7℃となり寒い日が続くことが
気がかり。
19日、芽かきを行い2芽のみ残す。一番上につく芽
の状態が芳しくなく、中間部からの芽を生かすことに
した。寒さが続くものの、ジワジワと芽は膨らみ続け
ている。

23日の展葉状態。天気がま
あまあ良かったので、苗木全体に竹酢液×100を散
する。
25日、天候雨だが軒下に鉢を置いてあるので、苗木
に直接雨がかかりはしない。湿度は如何ともし難
い。今のところ病害虫被害の前兆は全く無い。
28日、芽の伸びは極めて遅い。マスカット・ベーリー
Aの一年目の経過とは全く別物の芽吹き方といえ
る。欧州品種は雨に弱いといわれるので、日当たり
が確保出来る軒下に鉢を置いているが、今日は思
いっきり陽に当てるために鉢を1m移動させた。12号
鉢は結構重い。夕方雨が降り始めたので、軒下に
鉢を再移動。自宅仕事だからこそ出来る配慮の行
き届いた世話。(過保護すぎるか?)
5
3日、花穂の状態。先端の新梢は展葉9枚に達
した。このところ巻きひげの除去は随時行って
いる。そろそろ誘引作業を始めなければならな
くなってきた。このところ毎日、葉に付いたカメ
ムシを除去している。アディオン散布はしないで
済ませたい。
4日、南面に伸ばしている主枝と、幹から途中
派生している小さな枝葉についてはベンレート
×2000(展着剤)散布
。東南東に伸ばしている
主枝は散布なし。これはまもなく一回目のジベ
レリン処理(種無し化)を行う予定のため。今年
は花穂の一部にジベ処理を行ってみようと考え
ている。その適期の微妙な時期を迎えつつあ
る。今年は昨年に比べて花穂の成長が早い。
8日朝、東に伸びる主枝にある5本の花穂に対
して試みにジベレリン100ppm浸漬処理を行う。
今日一日は天気も良好で暑い日だった。
11日、竹酢を葉面散布。今のところ病害虫の発
生はなく、有頂天とも言える状態で成長する新
梢。
狭い庭という条件の下、新梢を伸ばすことが出
来ない方向の枝に対しては、既に展葉7枚で摘
心しているものもある。そうした影響もあり、脇
芽の発生がやや多い。
12日、花穂の全長20〜22p(副穂の痕から先
端までで計測)好天と気温の上昇によって急速
に成長している。
来季追い出す予定の下部の枝の付け根部分を
針金で縛る。
13日、南に伸びる亜主枝先端部は風当りが強
いので、花穂1本を摘穂しておくことにする(写
真下、無ジベ処理穂)。実らせても痛むと考えら
れるので…現在花穂の数は11で、開花状態を
観察しながら10にする予定。
誘引作業と巻きひげ除去。


ジベ処理済花穂の状態(13
日)
ジベ処理済花穂先端部(13
日)

14日、誘引と棚補強作業を夕方行う。ジベ処理
花穂の全長が伸びており、何やら伸びすぎの
感もし始めているが…何分始めてのことなので
しっかりと観察を続けるのみ。展葉12枚前後の
枝が多い。
15日朝、ジベ処理した花穂のつく新梢の先端部
を摘心する。展葉13枚弱といったところ。また、
大雑把に花穂の先端を詰め、上段もいくらか減
らした。ジベ処理からちょうど一週間だが、花
穂、花蕾の成長は著しい。未ジベ処理花穂は、
処理済花穂より一回り小さいが成長は著しく、
順調だ。
今週は多忙で、しかもPC仕事が多いために運
動不足気味なので、現像所からの帰り道に表
参道から代々木上原まで歩く。代々木公園の
「えごのき」の花が満開で美しい。暗くなって帰
宅後、誘引作業を行う。
17日、消石灰溶液を葉面散布する。現代農業
記述濃度より2〜3倍薄い状態で使用。してみ
る。ジベ未処理花穂も先端を詰めて上段を減ら
す。花穂の成長は順調に進んでいる。
18日、午前中の強風の影響で、葉に傷みが生
じる。夕方誘引作業を行う。
19日、今週は仕事がかなり忙しかったが、気分
転換や休憩時に葡萄の手入れを行うことで自
分の健康維持が出来ていたようだ。
20日、棚の補強。
21日夕方、ジベ処理済花穂(基準にした花穂)
開花が始まる。「ジベ処理後14±1日で開花」
という教科書通りの開花となった。

22日朝、他のジベ処理花穂も開花が始まる。ま
だ2〜3花蕾程度だが…ジベ未処理花穂はもう
すぐ開花しそうな状態。未処理穂は、風当りが
強い等、やや条件が悪い枝なので、特に南端
の花穂は少し傷みがあるため心配だ。
23日夕方、未ジベ処理花穂の開花が始まる。
摘心しなかった新梢の伸びがだいぶ鈍ってき
た。副梢の発生が多目だが、どれもさほど強い
ものではない。数本を別に、展葉2〜3枚で摘心
している。
26日、雨後のため、朝、竹酢葉面散布。満開期
を迎えつつある。夕方、無風状態を見計らって
ビスダイセン(×1000)散布
27日早朝、カナブンが葉にとまって何やらゴソ
ゴソとしているのでとても怪しい。捕まえて隣の
空き地に投げる。ジベ処理穂の開花速度の方
が、未処理穂よりも速い。処理穂では果粒の肥
大が始まる。
28日、ジベ未処理花穂が満開を迎える。花穂
からはさわやかなマスカット香が漂う。特に無風
の朝は毎日楽しみ。副梢の摘心は、基本的に
巻きひげの出ている節のみとし、他は伸ばし始
める。ただし、花穂のついた枝については厳しく
摘心して副梢は伸ばしていない。
29日朝、葉に目立った食害があり、虫の糞を発
見。カナブンが未ジベ処理穂にしがみついてい
たのを発見。直ちに捕獲してビニールに包んで
ゴミ箱に捨てる。夕方、そのビニール袋内にカ
ナブンがいない。仔細にベーリーAの葉を捜す
と、カナブンの食事中であった。止む無く殺すこ
ととなった。
31日朝、雨上がりなので、竹酢葉面散布を行
う。またもカナブン発見。2区画先の空き地に投
げ捨てる。

3日の展葉状態。極めて良好と思われる。病害虫被
害の兆候はない。鉢の縁近くに油かす(固形)4個を
追肥する。
4日、ベンレート×2000(展着剤)散布。これは、他の
庭木(キョウカノコ)にウドンコ病が発生したための予
防策。小さな花穂が出来始めているので、後日とり
やすくなった時点で摘穂する。


7日、巻きひげと花穂を取り去る。
12日、病害虫の発生も全くなく、順調に成長を続け
ているが、葉の裏側に何等かの虫の卵を発見し、指
で払う。展葉8.5枚で葉の大きさは12×13p程度。

13日の全体像。2枝伸ばしているのは、当初の1本
の予定とは話しが違うのだが、梅雨を迎えるにあた
って私が臆病になっていることと、枝の伸び方を観
察しているうちに、欧州品種と欧米雑種の違いをリ
アルに感じ始めたため。明らかにソービニョン・ブラ
ンは棚仕立向きではないような枝の出方をしている
ように感じているため。ということは、行灯仕立をす
る必要もないかもしれないので、1本の枝を真直ぐに
伸ばす必要はないかもしれないからだ。つまり、仕
立て方の方針がまだ、定まらないということ。焦らず
様子を観察して方針を決めていこうと思う。
15日、病害虫予防のために消石灰溶液を葉面散布
する。これは「現代農業2007年6月号減農薬特集
(農文協)」を読んで早速の試行。
17日、このところ毎日しっかりと灌水しないとカラカラ
に土が乾く。
18日、巻きひげ処理。
20日、昨日と併せて天候が良いためにしっかりと灌
水する。欧州品種は雨に弱いと言われるので、軒の
下で、かつ日差しも確保出来る場所に鉢を置いてい
る。天候状況に応じて鉢は移動出来るので、とても
過保護に育てているソービ・ブランだ。来月は梅雨
入り。ベーリーAでさえ喘ぐ季節を、はたしてソービ・
ブランはどのように乗り切っていくのだろうか?いよ
いよ厳しい状況になったら、アクリル板工作で簡易
温室を作ってしまうかもしれないし、「マンズレインカ
ット法」をまねて、「村上レインカット法」を開発するか
もしれない。収穫のない一年目の栽培ということを考
えれば、梅雨入り前に何等かの防除のための薬剤
散布を行っておくべきかもしれない。(ビスダイセンor
ジマンダイセン?)
24日朝、主枝の展葉12.5枚。特に問題のない経過。
26日、一枚の葉に虫による食害を発見するが、虫の
確認は出来ず。軒下に入れてあるので、昨日の雨
には当てていないものの、一応竹酢葉面散布(朝)。
ビスダイセン(×1000)散布。
28日、二番枝(展葉12)の先端を摘心し、巻きひげ
は全て処理。
30日、雨に当てないように鉢を移動する。
31日、竹酢葉面散布を行う。
6 1日、カナブン2匹が楽しそうに朝食中。仕方なく
殺す。葉数はかなりあるので、食害がいくらか
増えてきたものの問題はないだろう。しかし、今
後カナブンの来訪が多いようならば、花穂を養
生した上でアディオン散布に踏み切らなければ
ならないか?
2日、カナブンを朝夕1匹ずつ捕獲。巻きひげ処
理。
3日、ジベ未処理穂で一番経過の遅いものの開
花がほぼ終る。
4日朝、カナブン1匹捕獲。
5日朝、カナブン1匹とスリップス1匹捕獲。ジベ
未処理穂にアブラムシが発生する。特に南に
伸ばした新梢先の穂がひどい。この穂は風当り
が強いので、やや傷みがあるもの。かねてから
摘穂すべきか迷っているもの。竹酢液のハンド
スプレー水流で洗い流す。他のジベ未処理穂
にも少数ながらアブラムシが見られるので、同
様に竹酢で洗い流す。今回の竹酢は×50程
度。この痛んだ穂については、竹酢洗浄効果を
確認してみたいので、しばらく様子を観察するこ
とにする。(この処理に意外と手間取り、本業の
仕事の段取りが著しく狂う)
6日朝、2回目のジベレリン処理(100ppm)は散
で行う。果粒の肥大が良好ではない穂を切
除する。「ジベ処理穂1、ジベ未処理穂1」あわ
せて花穂処理のときに数え間違えていた穂の
段数を調節して13段に揃える。ジベ未処理穂の
アブラムシは、まだいくらか生息を続けている
ので、再度竹酢洗浄×100を行う。
7日、アブラムシはほぼ撃退出来た。僅かに残
っているものに対して同様の方法で竹酢洗浄を
行う。ただし濃度は×100。カナブン被害は無
し。
8日、カナブン被害無し。HB-101葉面散布。全
長70p程度の新梢の誘引をしくじってしまい、
ポキッとやってしまう。捻枝の失敗。房と干渉す
る葉を2枚切除する。発生した巻きひげと花穂
を切除する。
10日、摘粒を行う。
13日、未ジベ処理房1つを摘房する。理由はカ
ナブンによる被害で房があまりに汚くなったた
め。
14日朝、カナブン1匹捕獲。
15日、竹酢液葉面散布。
16日、果粒の肥大によって10日の摘粒では不
足と判断し、追加で摘粒を行う。
17日、棚の補強を行う。
18日、マメコガネと思わしき食害を発見する
が、犯人自体を確認できず。仕事の合間に、県
立園芸試験場後の公園(神奈川県ニ宮町)で、
デラウエアや巨峰の仕立を観察してくる。1房当
りの葉面積の状況を感覚的に把握してくる。
19日、込み過ぎ箇所の枝を剪定する。
20日、竹酢液葉面散布。追加摘粒を行って袋
がけする。ここ数日の観察によっては、アディオ
ン散布に踏み切るかもしれない。
23日、イラガの幼虫(体長約3o)5匹と、マメコ
ガネ1匹捕殺。
24日、イラガの幼虫1匹捕殺。アゲハの幼虫
(体長3p)1匹捕獲し、隣の空地に投げる。(我
ながら蛾と蝶の差別あり)竹酢液葉面散布。
きひげ処理と、
後から発生した花穂の摘穂。
25日、イラガの幼虫1匹捕殺。このところようや
く梅雨様の天候となる。
26日、イラガの発生、ひとまず終わりか?早朝
に葡萄の下で嗅覚を働かせると、食害虫の有
無が分かるようになってきた。葉の断面から生
じる香りや、虫そのものの発する臭い、そして
糞の臭いと存在がチェック・ポイント。
27日、先端部摘芯と巻きひげ処理。
28日、造園業者が建物共有部分の剪定と消毒
を行うにあたり、使用薬剤を訊ねると、スミチオ
ンだという。併せて目の前の空地の草刈も本日
のため、一応低農薬の我家の庭に、いろいろ
な虫達が来訪する危険がある。早朝から気休
めに竹酢液葉面散布(いつもより少し濃度が濃
い目)。

29日、ソービブランでテスト散布したボルドー
を、ベーリーAに対しても一部の葉に散布し、薬
害の程度をみることにした。

30日、棚補強と誘引、摘心をしっかりと行う。袋
を外して房の状態をチェックし、追加摘粒を行
う。ボルドーのテスト散布は問題なく、こちらも天
候状態を見ながら数日以内に全体散布を行う
予定。本日は作業途中で雨になったため、散
布出来なかった。
1日、風による葉の痛みが数枚に見られるが、問題
なく成長を続けている。
 2日の全体像
3日、指定濃度より更に2倍に薄めた液肥で灌水す
る。
4日、芽かきしたところから新葉が展開を始めたので
剪定する。剪定した葉を生でかじってみると、軽やか
でさわやかな香りが広がる。「こういう香味を有した
ワインは確かにあるな」と思う。
6日、その後成長した部分にのみ、 ビスダイセン
(×1000)散布。(梅雨入り直前対策)

8日、HB-101葉面散布。
15日、竹酢液葉面散布。
20日、竹酢液葉面散布。巻きひげ剪定箇所からの
脇芽部分について、全て2枚展葉で摘心を行う。

23日、葉に食害は認められないが、病気発生の兆
候?ひょっとしてベト病の極初期症状?を疑う葉が2
枚見つかる。鉢は陽のあたる軒下にあり、雨はかか
らないが空中湿度は高いので、ひょっとして…ひょっ
とするかもしれない。ジマンダイセンorボルドー系の
どちらかを散布すべきか?

24日、秦野JAにて、ボルドーは安いけれど大袋で売
られていて、個人使用には不都合。以前購入した
「サンボルドー」の説明書には「、薬害予防に炭酸カ
ルシウム剤加用」とある。JAの人は「え?そのまま
散布で大丈夫じゃないの。そこまで皆やってないと
思うけれどなぁ…炭酸カルシウム剤は置いてないで
すね。」ということ。ただでさえ薬剤散布には消極的
なところをもって、こうしたブレーキがかかると腰は
重くなる一方。ジマンダイセンも、分量が多すぎて個
人使用には考え物。

今月は結構多忙で、努めて葡萄に目を向ける時間
をつくるようにしなければならない。
27日、このところ恐ろしく忙しいため、努めて早く帰
宅するようにし、あるいは早起きして葡萄の手入れ
をする状態。まず確実にベト病の症状が出始めてい
る段階だが、サンボルドーの説明書きにある炭酸カ
ルシウム添加を行わずに散布する気になれない。
一部の葉に対してテストを行ってみるのも一方法だ
が、やはり薬害軽減の何等かのテを打っておきたい
ものだ。
28日、ふと、ボルドー液に砂糖を添加すると薬害が
減るという記述をどこかで読んだ記憶がよみがえっ
た。しかし、このところの多忙さで目を休めたく、書
物を読み直す気力はない。久しぶりの空き日程なの
で、休憩しつつも機材の手入れを優先させなければ
ならない。葡萄栽培専業ではないのだから。
29日、ふと、ボルドー砂糖添加の記述が「ブドウの作業
便利帳 高橋国昭 著 農文協
」のどこかのページである
ことを思い出し、出かける直前に書棚より取り出して
電車内で確認する。記憶に間違いはなく、早速夕
方、サンボルドー(×600)に砂糖添加(溶解する水
に対して0.3%)という方法で一部の葉にテスト散布

てみる。高さ1.8mの支柱のトップまで先端が達した
ため、摘心する。
30日、ボルドーのテスト散布の様子は問題なさそう
なので、全体に散布する。
7 2日、竹酢液葉面散布。
3日、再度袋がけし、袋上部に直射日光が当る
房については笠がけも併用する。
4日、サンボルドー(×600)に砂糖添加(溶解す
る水に対して0.3%)散布を行う

6日、棚補強と巻きひげ処理。摘心作業を行う。
イラガの幼虫2匹捕殺。
8日、葉同士が風で擦れて傷んだものがあり、
重症のものは切り取る。
11日、竹酢液葉面散布。竹酢の効果か、今のと
ころ今年はウドンコ病の兆候さえもない。
12日、巻きひげ処理と摘心作業。
15日、朝から台風4号接近対策。風雨強まる
中、ずぶ濡れ状態で棚補強と痛んだ枝を外して
風圧を下げるようにし、これは一長一短ありそ
うなのだが、房への風圧を下げるために一部
の袋を外す。まあ、どのみち風で袋が飛んで行
くのも時間の問題とも思えるので…予想以上に
棚に風圧の負荷がかかっているので心配。(下
写真9:30am)

夕方、数本の傷んだ枝葉を剪定して、竹酢液
葉面散布。
棚はたわみがひどくなったので、い
ずれ補強しなければならない。

16日、棚の点検と応急処置を行う。再度袋がけ
をする。房に直射日光があたるものについては
笠がけを併用する。
19日夜、帰宅後に一応点検して大きな問題が
起きていないことを確認する。
21日、摘心と巻きひげ処理。竹酢液葉面散布。
26日、摘心と巻きひげ処理。台風4号の時に痛
んだ枝を剪定せざるを得なかった関係で、数本
の徒長的な枝が発生。ジベ処理穂の果粒が着
色を始めている。ややまだらな着色状態なの
で、ゴマシオなのか、単なるバラつきなのか疑
問。未処理穂についてはまだ着色は始まってい
ない。
31日、竹酢液葉面散布。摘心と巻きひげ処理。
狭い庭なので、ベーリーAの根元に対して施肥
を控えていても、どこかから肥料分が流れ込ん
でいるか、あるいは根が強烈に伸びているか。
どのみちこの庭はベーリーAに支配される運命
にあるようだ。
3日、ボルドーの効果か、ベト病の進行は止まる。
6日、その後展葉した部分に対してサンボルドー(×
600)に砂糖添加(溶解する水に対して0.3%)散布。

11日、竹酢液葉面散布。
12日、巻きひげ処理。
15日、台風4号対策で鉢を移動し、軒下でもっとも風
当たりの弱いところに置く。それでも雨が巻き込んで
くるのでソービ・ブランはずぶ濡れ状態。天候回復後
の病害発生が怖いが、ボルドーが充分効いている
はずなので、風で枝葉がひどく痛まなければ大丈夫
か?

夕方、大した被害のないことを確認。
16日、竹酢液葉面散布。本日午後より数日不在とな
るので
充分な灌水を行う。
19日、全く問題は起こっておらず、充分な灌水を行
う。
21日、成長して展葉した部分にのみ、サンボルドー
(×600)に砂糖添加(溶解する水に対して0.3%)散
布。

26日、樹体の充実を図るために、摘心を行う。具体
的には巻きひげが出た節からの展葉は、原則2枚を
残し、他の節からの梢は5〜7枚で摘心する。樹勢は
落着いているが、鉢植えとしての仕立の都合もあ
る。
28日、急に葉色が悪くなってくる。肥料切れ様相。と
りあえず液肥「花工場EX(住化タケダ)」で灌水する。
30日、先端の展葉部分の色は改善の傾向があるよ
うな気がするが、Mg,Mnといった微量元素不足の予
感がする。液肥でも補えるが、秋まで液肥頼みという
わけにもいきそうにないので、追肥を行うことにし
た。
この観察記録で記載が漏れたが、6月中旬に固形
油粕を追肥しているが、これは極通常のもので、袋
の記載によればNPKの配合のみで、微量元素につ
いては期待出来ない。微量元素配合の資材を探さ
なければならない。
31日、夕方DIYショップ園芸コーナーで、微量元素が
配合されている固形油粕を見つけて購入する。通常
のものより高価。早速施肥する。
8 2日、ジベ未処理穂の着色が始まっているのを
確認する。ジベ処理穂もゴマシオではなさそう
で、着色が進んでいる。
4日、居住するマンションの大規模修繕が今秋
に行われることになった…という特殊事情の関
係と、今後の台風対策を兼ねて、過剰な枝を剪
定する。これにより脇芽の発生や徒長枝の発
生が当然起こってくるが、致し方ない。
5日、竹酢液灌水を行う。今月に入ってからは、
ほぼ毎日夕方灌水を行っている。
8日、摘心と巻きひげ処理。ウドンコ病の兆候
が見られる葉、3枚を切除する。兆候の見られ
た周辺を中心に竹酢液葉面散布。周辺街路樹
(特にサルスベリ)にウドンコ病の葉があるので
注意を要する。
12日、夕方、念のためにウドンコ病の兆候が見
られて切除した周辺にベンレート(×1000)散布
を行う。
14日、込み入った部分と、痛んだ葉の切除と、
摘心を行う。とにかく狭い庭での仕立に苦慮し
ている。若木ゆえに恐ろしく強勢。特別肥料分
を与えていないが、土中でどこまで伸びている
かわからない根は、離れたブルーベリーの根元
のボカシ肥料分を吸収していないとも限らない。
15日、とにかく強烈に暑い日が続くので、多め
の灌水を行う。
16日、袋を外して房の状況を点検する。問題の
ない成長状態。ジベ処理房は、今月末には収
穫出来るのではないかと思われる。
20日、樹勢が強くてなかなか伸び止まってくれ
ない。概ね伸びは鈍いものの、時々強烈な新梢
が伸びだす。
22日、袋を外して房の状態を確認する。順調に
色づいて、まもなく収穫が出来る状態のジベ処
理房に対して、未ジベ処理房は遅れ気味だが、
9月上旬にはこちらも収穫出来そう。
25日、客人に一房収穫してもらい(ジベ処理
房)、お土産とする。
28日、自家消費用に一房収穫する(ジベ処理
房)。完熟一歩手前だが糖度もそこそこあり、
旨みが濃い。みずみずしいというより、ややしま
り気味でしっかりとした外皮。この旨みの強さ
は、売り物で出合ったことのない世界で驚く。確
実に去年よりも旨いと思う。ただ、困ったことに
種ありと種なしの混在状態で、ジベ処理に課題
を残す。
29日、竹酢液葉面散布。
30日、ほんの3本ほどを摘心する。
2日、新葉の葉色に改善が見られる。
4日、ボルドー散布によって止まったベト病の葉は、
極軽症のものを除いて切除してきたが、だいぶ新葉
との更新が進んできたので極軽症のものも切除を始
める。軽症とはいっても、やはり葉色は芳しくなくなる
ものだ。
5日、竹酢液灌水を行う。
8日、摘心と巻きひげ処理。
12日、ベンレート(×1000)散布。
14日、液肥「花工場EX(住化タケダ)」を極低濃度で
灌水

16日、摘心を適宜行う。
17日、今年伸びた枝の元部分の木質化が始まって
いる。
20日、竹酢液灌水を行う。
22日、摘心と巻きひげ処理。
23日、固形油粕を施肥。
31日、秋雨前線の活動対策で、サンボルドー(×
600)に砂糖添加(溶解する水に対して0.3%)散布。
9 3日、自家消費用に一房収穫する。(ジベ処理
房)。ほぼ完熟で相当に旨い。とにかく糖度も充
分にあるが、市販のベーリーAで、これほど旨
みを有するものには滅多に出会うことはないだ
ろう。この房も種ありと種なしが混在している。
5日、台風9号の接近に備えて、込み入った部
分の枝を剪定する。少しでも風の抵抗を減らさ
ないと、木自体に支障が出る恐れあり。
6日、昼頃、台風9号の直撃がまず確実と見ら
れるので、風雨の強まる中、枝の追加剪定と棚
の補強を行う。ジベ処理房(残1房)の収穫を行
うが、理想としてはあと一週間収穫を我慢して、
糖度と旨みの変化を観察したかったのだが、風
に揺らぐ房を見ていて、強風に耐えられそうに
なかったので収穫となった。
夕方、更に風雨が強まる中、結局残りのジベ未
処理穂(3房)を収穫する。これらは予定として
は、9月中旬以降に収穫が理想の状況で、明ら
かに早摘みである。
7日、7月の台風4号に比べて、今回の9号の方
が、葡萄に対してのダメージは少なかった。こ
れは、台風の中心がこの地を通過したことで、
夜半から明方まで風雨が収まったことが吉とで
た。しかし、棚は一箇所破損し、葉は痛み、切
れて飛ばされたものもあり、枝が2本折れたが
重要な枝ではなかったので一安心。前日に剪
定して風の抵抗を減らしたことは無駄ではなか
ったと思う。しかし、葡萄の生理からすれば芳し
くないタイミングでの剪定なので、これからどの
ような弊害が現れるのか、状況を注意して観察
したい。サンボルドー(×600)に砂糖添加(溶解
する水に対して0.3%)散布。

9日、ついに台風で傷んだ葉にウドンコ病が発
生したので切除する。
11日、居住するマンションの大規模修繕を目前
に控え、建設業者との話し合いから判断し、棚
支柱の移動と棚面の高さを10p下げる作業を
実行する。仕事の合間を見て息抜きと思って始
めた作業に、たっぷり3時間を費やしてしまう。
台風被害の爪あとが現れ始め、ウドンコ病や風
で痛んだ葉の枯れが進んでいる。切除や剪定
を行わざるを得なかった。このところ雨が多くて
湿度が高いことも災いしていると思われる。
18日、天気がよくて気温が高いため、先端部が
伸び始めるので摘心する。残った葉で来春の
芽吹きのための養分を蓄積させたい。ここで伸
びてはかえって消耗してしまうというもの。
26日、マンション外壁修繕の足場が架設され、
葡萄はギリギリで足場をかわすことが出来た。
1日、液肥「花工場EX(住化タケダ)」を極低濃度で灌
水。

6日、台風9号の直撃に備えて、先端各部を少し摘心
して風の抵抗を減らし、支柱を補強して軒の奥に鉢
を移動した。もっとも雨風の影響が弱いところなのだ
が、これで耐えられるか?
7日、枝が折れるなどの重症な被害はないが、葉に
痛みが生じたものが少しある。概ね問題ないが、もう
しばらく今シーズンの光合成をがんばってもらわなけ
ればならないので、夕方風が収まったところでサン
ボルドー(×600)に砂糖添加(溶解する水に対して0.
3%)散布。

11日、このようなものが貼り付いており、なかなか根
性があって引き剥がせなかった。(下写真参照)

また、現在の全体状況は高さ2mの支柱に下写真の
ような状態であり、おおよそのスケールはわかると
思う。(背景の整理が行き届かなくて見苦しい点はご
容赦)

来年の葡萄栽培について、苗木の予約時期に入っ
ているので、只今検討中。
18日、先端部が元気よく伸び始めたので摘心する。
24日、液肥「花工場EX(住化タケダ)」を極低濃度で
灌水。
10 1日、このところ天候がよろしくなく、気温もよう
やく下がってきた。早目の剪定を強いられた
が、馬鹿伸びすることもなく、穏やかに推移して
いる。良いのか悪いのかわからないが、年内に
大規模修繕は完了予定なので、年明けには強
剪定を行って芽吹きに備えることになるのだろ
う。
7日、今月に入って特に目立った手入れや問題
はない。
17日、大規模修繕が本格的になるにつれて、
庭に出づらい日が続く。修繕作業によって木や
枝にダメージは生じていない。職人さんも気を
遣ってくれているようだ。
1日、先端部2〜3段の展葉が鮮やかな緑で、ポツポ
ツ落葉も混ざるという状態なのは、9月中の高温と、
このところの低温の影響だろう。特に病気も発生せ
ず。
2〜7日、一日おきに灌水。少しずつ枯葉が落ちて行
くが、元気な葉も混在している状態。
9日、植原葡萄研究所(甲府)に、苗木の予約に出
かける。今回は「デラウエア」と「ピノノワール」を購入
することにした。例年の通り、ルバイヤートに立ち寄
り、メルロー(塩尻産)2002を購入する。今回は、葡
萄栽培に興味を持った友人も一緒で、来シーズンよ
り葡萄仲間が増える。
10〜17日、2日おきに灌水。
20日以降は週に2回程度の灌水。
11 9日、枝に付いている枯葉を除去する。一応黄
色系に紅葉しているが、痛んで茶色になってい
る部分も多い。
10日以降は、枯葉の掃除を数日おきに行う程
度。マンションの大規模修繕による損傷なども
なく、無事に経過している。
26日、3枚の葉を残して、他は枯葉となった。
9日、枝に付いている枯葉を除去する。まだ緑の葉も
多い。
10日以降は、週1回の灌水を行っている。
26日、ベーリーAと比較するまでもなく、残存する緑
の葉が多い。
12 今月は末に冬季剪定を行う。中旬にマンション
の大規模修繕のための足場が撤去されたの
で、久しぶりに樹の全体像を眺めることが出来
た。足場設置による葡萄への損傷は一切見当
たらず、工事関係者の配慮に感謝する次第。
25日、冬季剪定を行う。2〜3芽での短梢剪定と
した。大規模修繕の関係で、収穫後に棚の高さ
を10p下げたり、足場の邪魔となる枝葉を剪定
したりと、収穫後の蓄積養分が少ないと予想
し、悩むところだが答えは出ず、若木の短梢剪
定という方針で来春の芽吹きを待つことにし
た。
上旬に紅葉が始まる。色は勿論黄色。特に大きな
問題も無く、一年目の栽培を終えることが出来そう
だ。
17日、植原葡萄研究所(甲府)に苗木の受取に出か
ける。来季は「デラウエア」「ピノノワール」の栽培が
加わる。狭いマンションの専用庭が葡萄だらけ。キ
チガイ度は極めて高く、是非とも葡萄だらけ庭を成
功させたい。なお、帰りにルバイヤートに寄ってワイ
ンを購入したことは勿論である。ベーリーAの新酒が
素晴らしい出来で、箱買いすべきだったと少し後悔
する。
ソービニョン・ブラン苗木の仮植え
2006年12月20日
ソービニョン・ブランの苗、全体像。仮植え付け直
前の段取り中に撮影したので、少々分かりづらい
点はご容赦!
マスカット・ベーリーAの苗木と比較しても、庭にあ
る植え付け3年目のベーリーAと比較しても、木の
色が全体的に白っぽいことが分かる。
狭い庭の片隅に仮植えした状態。入門書の指示
通りの方法による。
暖地で暖冬という条件なので、特に藁などはかけ
ずに様子を見る。
(結局1月の風が強い日に、極端な乾燥を避けるた
めに農業用収穫袋で覆うこととなる。)
苗に結び付けられている保証票は、一応外して保
管。
苗木には、このような保証票が結び付けられてい
る。
「フリー」の意味は、ウィルスフリーの意味で、3309
は台木の品種。

2007年3月26日マスカット・ベーリーAの芽吹き

2007年4月16日ソービニョン・ブランの状態


マスカット・ベーリーAの挿木 
2007年
3 12日、昨年の冬季剪定した枝
の状態の良好なもの3本を、
20cm程に切って、冷蔵保管し
ておいたものを3本挿木する。
プランターに2本立てと、鉢に1
本立て。
成功したなら鉢に仕立てて2房
位生らし、収穫前に知人にプレ
ゼントしても良いだろうと考えて
いる。
挿木と同時にHB-101灌水。
4
19日の芽の状態。
プランターの2本は良好だが、
鉢の1本は遅れている。
25日、展葉進み、中に花穂が
見えるがも
う少し伸びないと摘穂は出来な
い。遅れていた鉢の1本も芽吹き始め
た。この遅れの原因は、鉢の水はけが
良すぎたため、水分不足だったようだ。
5 1日、1本の芽の先端がなくなっ
ている。ヒヨドリの悪戯か?展
葉は5枚。竹酢を葉面散布
る。
3日、油かす(固形)を追肥し、
HB-101灌水
4日、もう1本の先端が枯れた。
枯れた部分と健康な部分の境
目に不定形の傷があり、ひょっ
とするとカメムシ被害なのかもし
れない。2005年6月に強風で先
端を飛ばされた時の経験から
すれば、しばらくすればまた芽
吹いて成長を始めるはずなの
で、さほど心配はしていないも
のの、樹形にやや乱れが生じ
るのはいたしかたない。他の庭
木にウドンコ病が発生したの
で、予防的にベンレート×2000
(含、展着剤)散布。
後日、状況
によってはアディオンを使用す
るかもしれない。
12日、新しい芽が出始めている
が、成長部を一度失ったダメー
ジは大きい。梅雨入り前までに
少しでも多くの展葉を見るよう
に願うばかり。
15日、消石灰溶液の葉面散布
と土壌散布
を行う。
17日、再度消石灰溶液の葉面
散布と土壌散布。

20日朝、葉の一部に水切れに
よる葉焼けを発見する。しっか
り灌水しているのに葉焼けを起
すということは、根からの吸水と
葉からの蒸散のバランスが悪
いことが予想されるため、プラ
ンターを更なる日陰に移動す
る。
狭い庭ながら、日当たりが
良好で、日陰でも明るい我家の
環境では、一番快適な日陰は
マスカット・ベーリーAが作り出
す日陰なのだ。
24日、挿木苗の生長がイマイチ
遅い。挿木の一年目とはこのよ
うなものなのだろうか?葉焼の
ひどかった一枚を切り取る。
26日、どうも全般的に元気不
足。朝、竹酢葉面散布。夕方、
ビスダイセン(×1000)散布
31日、竹酢葉面散布を行う。
6 8日、HB-101葉面散布
15日、竹酢液葉面散布。元気
を取り戻しつつある。先端芽吹
き部分での展開を諦めて、春に
芽かきしておいた下の節から展
葉が始まったもの1本。これが
結構順調。
24日、竹酢液葉面散布。成長
の遅れを取り戻すかのように、
がんばり始める。

30日、良好な状態で推移してい
る。
7 3日、一本の出芽部分が何者
かに食害され、程度がひどく、
致命傷かもしれない。他の2本
は順調に展葉している。
11日、竹酢液葉面散布。
15日、台風4号対策で、プランタ
ーを移動する。夕方、被害のな
いことを確認。
16日、数日不在の対策を行う。
19日、問題のないことを確認す
る。
21日、致命傷と思われた挿木1
本について、復活を確認する。
なかなかの生命力といえる。
ンボルドー(×600)に砂糖添加
(溶解する水に対して0.3%)散
布。

31日、竹酢液葉面散布。微量
元素が配合されている固形油
粕を施肥する。
8 2日、ソービ同様に葉色が改善
されてきている。

5日、竹酢液灌水を行う。
12日、ベンレート(×1000)散
布。

14日、液肥「花工場EX(住化タ
ケダ)」を極低濃度で灌水
。苗
木それぞれの成長格差が大き
い。最も良好なものが、巨峰の
苗をいただいたお返しとなるだ
ろう。
20日、竹酢液灌水を行う。この
ところ順調にピッチを揃えて枝
葉を伸ばしている。春の成長の
遅れを取り戻している。
31日、秋雨前線の活動対策
で、
サンボルドー(×600)に砂
糖添加(溶解する水に対して0.
3%)散布。
9 6日、ソービブラン同様に台風
対策を講じる。
7日、サンボルドー(×600)に砂
糖添加(溶解する水に対して0.
3%)散布。

11日、軒下で台風をやり過ごし
たので、痛みは全く生じていな
い。小づくりに鉢仕立てにし、2
房生らす状態を維持出来れば
理想なのだが…
18日、先端部摘心。
24日、液肥「花工場EX(住化タ
ケダ)」を極低濃度で灌水。
10 1〜10日、一日おきに灌水。
10〜17日、2日おきに灌水。
20日以降は週に2回程度の灌
水。
11 10日以降は週1回の灌水。
26日時点で、数枚を残して落
葉。
12 25日、冬季剪定。


4月30日、ご近所で巨峰栽培をされているご夫婦から巨峰の挿木苗をいただく。
一晩HB-101を溶かした水に浸けて吸水後、5月1日朝、10号素焼鉢に植付ける。
今後、観察記録をスポット的に公開して行く予定です。

詳細記録
4月19日、マスカット・ベーリーAの目の展開状態。巻きひげ
1本とともに既に花穂が準備されている。
4月19日、ソービニョン・ブランの芽かき後の状態。鉢植え
なので1芽を残して伸ばして行くことになるが、この時点で
は安全のために2芽残してある。
(この画像はPhotoshopでいろいろ調節してある。これによ
り芽の残し方と芽かきの位置などは見やすくなっていると
思う。)
一回目のジベレリン処理のタイミングに悩む5月5日

5月5日時点での最も成長の早い花穂の状態。マスカット・ベーリーA 
(見やすいようにPhotoshopで画像を調節してあります。)
昨年の栽培記録からしても、半月近く早い生育状態といえる。

参考書によれば、下図の書込み以外にも、様々な適期判断の要素を挙げている。
@展葉10枚程度
A花穂の間隔が開いて、色が少し薄くなる。
B展葉開始からほぼ一ヶ月後。展葉開始からの平均気温の積算値が420℃。。

以上はデラウェアでのデータですが、購入したジベレリンの説明書によれば、
ほぼベーリーAについても同様の判断基準が採用出来そうです。
ただし、デラよりも収穫期の遅いベーリーAということ
(勿論デラより果粒が大きいので成長に時間がかかる…)は考慮しなければならない。
様々な要素を考慮しようにも、始めての事だけに決め手は全く無い上に、
参考書の記述についても確証が得られるような表現ではない。
これは、プロでもドキドキ・ハラハラの仕事であることを意味していると思われる。

アマチュア的には、例えジベ処理が失敗しても果実が得られれば諦めがつくので、
早すぎるジベ処理によって粒つきが悪くなるリスクよりは、
処理が遅れて種ありの果粒が混ざることの方が安全策だ。
ということで、毎朝ジッと花穂の観察を続けているゴールデン・ウィークという訳です。


花穂の、一日の変化は大きい。

手持ち撮影のため、撮影アングルが微妙に変化するので正確ではないが、花穂の変化の様子は判るだ
ろう。



5月8日、結果母枝と花穂の角度について、
どのアングルから観察してもほぼ直角に近い状態となった。
先端部の花蕾は固まった状態だが、母枝よりの花蕾は隙間があいてきている。
幾冊かの参考資料からすれば、
ジベレリン処理の適期が誤差範囲に入ってきていると考えられる。
なにぶん、はじめてのジベ処理ゆえ、判断の決め手に欠くが、
やってみなければ分からない訳だから、
今年はこのタイミングで一回目のジベ処理を行ってみる。
花穂の長さは先端から副穂の外した痕までで13〜14pといったところ。
昨年の記録よりも花穂の成長が10日以上早いようだ。
展葉10.5枚。
果たして5月22日前後に開花するのだろうか?
「開花2週間前に第一回ジベレリン処理」という指示は、
成長の読みが難しい。経験則が必要な熟練の世界だ。
まあ、失敗は成功のもと!ということで…(正直かなり不安ではある。)

昨年の記録を見ると、「6月1日夕方に開花確認」なので、
逆算して2週間前は5月18日ということになる。
ということは…
2006年は5月18日にジベ処理を行えばピッタリだったということ。
今年2007年の成長の早さから考慮すると、
22日前後の開花というのはいい線だと思うのですが…
それにしても今年は生育ステージの展開が早い。

さて、5月20日の状況は正直微妙で、
というのは22日開花予想を控えて私自身の心理が微妙で、
花穂を眺めては部屋に戻り、珈琲を飲んでは庭に出る…
という行動を朝から繰り返してしまう始末。
花穂の先端が明るく感じられるので、
開花が迫っていることは間違いないことなのだが…
ジベ処理済の花穂の成長が、未処理の花穂に比べて大きくなることは
間違いないことだとは思うが、やや成長過多のような気もして不安。
「花振るい」という嫌な言葉が脳裏をかすめるが、
そもそもどのような状況になると「振るう」のかがわからない。
最悪「振るった」としてもいい勉強の機会と思うことにした。
多分、花蕾はしっかりとしているので大丈夫だろうが、
経験不足だから何の根拠もない判断ではある。(希望的観測?)

5月21日夕方に始まった開花は、
東側に伸ばした結果母枝の先端から2番目の
結果枝の花穂から始まった。
22日朝の確認でも開花はゆっくりと進んでおり、他の花穂でも始まった。
これで「開花2週間前の第一回ジベレリン処理」は、
タイミングとしては成功した。
今後、ジベ処理による幾つかのリスクがあるようなので、
それらをクリアーした先に収穫がある。
第二回目のジベレリン処理は、満開から10日後の降雨の心配の無い日となる。
満開は花穂によって±2日程度の開きが出そうなので、
処理は花穂の状態を見ながら、2回程度に分けて行うのが丁寧なやり方だろうか?
5月5日のソービニョン・ブランの先端部。つき始めた花穂
は取り去って、今年は収穫せずに樹幹の充実をはかる。
真珠腺(虫の卵のような白い粒が茎に付着)の量が多く、
旺盛な新梢の成長が期待できそうだ。この苗木のポテンシ
ャルは相当に高いと見た。
5月20日のソービニョン・ブランの副梢を俯瞰して見た図。
マスカット・ベーリーAの苗木一年目の経験では、副梢の発
生は少なく、先端部をひたすら真直ぐに伸ばして行くという
成長ぶりだった。しかし、ソービ・ブランの場合は、副梢は
ことごとく発生する傾向があり、このあたりが品種の差異と
して興味深いところだ。つまり、この副梢の発生の仕方が、
欧州品種の傾向だとすれば、棚仕立ではない柵仕立の欧
州の葡萄畑の方法の理由もわかりそうだ。ベーリーAの場
合、成長の成り行きを尊重すれば、自ずと棚仕立の樹形
になっていくように感じているのに対して、ソービ・ブランを
棚仕立にしようとしたなら、結構無理矢理剪定などで樹形
を追い込んでいかなければ出来ていかないように思われ
る。

開花前の花穂を分解してみる。


斜め上から見た分解した花穂。


ジベレリン未処理穂の開花。


開花後すぐに肥大が始まる果粒をカットしてみる。


6月2日の果粒状況(ジベ処理房)



ジベ処理花穂に番号をつけた。これは2回目のジベ処理を行うタイミングを観察するため。
開花にはバラつきがあり、開花後のスピードも花穂によってバラつきが生じている。2の花穂は正直伸びすぎと感じているが、こうなった理由は判っている。ジベ処理一発目の花穂で、ジベレリン液に浸けて「こんなもんかいのう?」と思っているうちに長く浸けすぎたのだ。「あっ!いかんいかん、浸けすぎだ!」と気付いたものの、推定10秒近く浸かってしまったはずだ。他の花穂は3〜4秒の浸漬時間となっている。
また、5についてはジベ処理後の花穂の成長が他と比べて劣った理由は、やや強い副梢の発生の発見が遅れたことが原因だろう。この副梢の摘心によって成長を取り戻している。
以上から、副梢の摘心や花穂の切り詰めなどの管理次第で、1〜2日程度開花時期を調整出来るものと考えられる。


花穂 開花/満開日 2回目ジベ処理予定日/ジベ処理日
1 5月22日/27日 6月6日/6月6日
2 5月22日/27日 6月6日/6月6日
3 5月21日/26日 6月5日/6月6日
4 5月23日/28日 6月7日/6月6日
5 5月23日/28日 6月7日/6月6日摘穂


ジベ処理済花穂の果粒肥大にムラが生じている。僅かに花振るい傾向だが、このままの状態を維持してくれれば、どのみち摘粒するのでどうにか房の形になると推測しているのだが…

ジベ処理果粒の肥大にムラが生じているように見えるが、未処理穂の果粒もムラがあることはある。それは、それぞれの開花が一斉ではない以上、差が生じるのは止むを得ないだろう。しかしジベ処理した果粒は、その差が非常にメリハリがつくようだ。それだけ、一日あたりの成長速度が著しいということか?

2回目のジベレリン処理
満開10日後の処理指定なので、about 6月6日朝に処理した。薬品購入時に付属の浸漬処理用のプラスチック製のカップでは、房が入りきらないので、散布する。植物ホルモン剤なので、飛散して他の植物に妙な効果が現れると困るので、しっかりとした紙袋で房を覆い、その中でハンドスプレーで散布してみた。ほとんど飛散せず、作業している自分にもかからないので(少しだけ指先にはかかるが…)少量処理には良い方法かもしれない。
葡萄栽培の参考書の著者は、専門家である以上、大規模な農場を前提とした栽培研究をされている方で、つまり農業という産業構造の中で仕事をされている学者だったりする。この記述をそのまま家庭園芸レベルに置き換えることは無理があり、いちいち我家の狭い庭用の方法に置き換えることを考えなければならない。そこにいろいろ工夫のし甲斐があるので、楽しいと思う私だが…マニュアル通りにやれないと困ってしまう人だったら、立ち往生することが沢山ありそうな気がする。

6月8日花穂の再発分(切除)


6月10日の摘粒


ジベ処理果粒の断面


6月30日の果粒断面(手前がジベ処理果で、奥が未処理)
開花が一段落したところ、おとなしかった新梢先端部が、元気になり始めた。
今季は、昨シーズンのウドンコ病発生の教訓から、早目に竹酢液の散布を行った結果、今のところウドンコ病の発生は微塵もない。しかし、梅雨の期間は何が起こるか予想出来ないので、葉数枝数を適度に整理しつつ、新梢の剪定で勢力を抑えつつも、万一のための更新用の新葉と梢も確保しておかなければならない。全て加減は何の根拠もない、ヤマ勘的な加減で調整している。
摘粒作業は、一回では決まらない。特にジベ処理房の果粒の肥大速度は予想以上で、最終的には巨峰並みの房作りになるのだろう。



6月30日の房の状態(ジベ未処理房)

8月2日、房の状態(マスカット・ベーリーA)

 
ジベ未処理穂

 
ジベ処理穂

時々、袋を外して房の状態をチェックする。ジベレリン処理を行った房の果粒は、肥大速度も速くて着色も早い。7月の台風4号によって幾らか擦れた果粒の表面があるが、自家消費には全く問題にはならないだろう。売り物ならば、等級が下がったりするのだろう。
房作りについては、昨年の方が格好良かったと感じている。美味しい葡萄が出来れば、見てくれなど気にしないとは思っているが、出来れば格好良く作りたいのが人情というもの。
つくづく、プロは大変だ。手間を考えると葡萄の市場価格は安いと思ってしまう。
9月3日、収穫直前のジベ処理穂



食卓に上ったマスカット・ベーリーA

自家栽培の葡萄を食すのは、凄い贅沢感を味わえます。
これは、旨い不味いとは別の話でして、
自己満足だとしても至上の喜びの瞬間であります。
一粒ずつ皮を剥きながら食していくと、指先が赤く染まってきます。
その色はまさしくワイン色素のその色であります。
なるほど、こうして赤ワインの色は生れてくるのか!
と机上の論理的には全くアタリマエのことではありますが、
やはり実感が伴うと感動するものです。
そして、こうした感動も果物屋で購入したのではここまで感情移入することもなく、したがって葡萄を食すという日常的な行為を何等かの高みに異化させるには、栽培するのが一番よろしいかと思うのです。
そう!単なるテースティングではなく、楽しみや喜びに浸るために、葡萄栽培を行って良かったと思うのでした。
結局、更なる豊かさのためには
自分が少しだけ変化するのが一番確実なのですな。
そりゃあ、プロの栽培家の仕事には及ばない点は多々ありますが、素人の私との差異には、美術家(写真家)のプロ、アマの差異にも通ずる点が多いので、なるほどなあ…と思いながら自分の葡萄栽培を省みているのです。
いやはや、葡萄を食べながら、来年早々の個展のことを考えつつ、いろいろ思索に耽ってしまうのでした。
プロの葡萄栽培家と違った家庭園芸の諸事情

マスカット・ベーリーA、10月1日の状態
居住するマンションの大規模修繕により、我家の専用庭にも足場が組まれた。葡萄を植えるにあたって、私もこうした事情を考慮して植え位置を決めたのだが、実際に足場を組んだ状態では、ギリギリでかわしている。建設業者の配慮もあって助かった。
鳶の方々の作業性も考えて、左写真のように、この季節としては通常ではない剪定状態となっている。葡萄園ならば植え付け3年目といったら、どんどん樹幹を拡大させて増産体勢を整えてゆく時期だけに、このようなことはあり得ないだろう。
アマチュアの趣味と違って、プロの栽培は産業であり、葡萄園とて葡萄生産工場なのである。歩留まりをいかに良くするか…といった問題に、日々創意工夫される現場なのである。したがって、プロの栽培家に相談しても、「そんなことやったことがないからナァ…」とか、「出来ない!」とか言われることがある。
実は、ソービニョン・ブランの鉢植えについては、苗の購入時点で現場の人には「葡萄の鉢植えというのは、あり得ない素人は分かってない!無理だね。とにかくでかい鉢に植えてやってみれば。まず実を着ける前に枯れるから。」と、手厳しく言われた。その内容に、全く根拠がないわけではないが、一方でプロは鉢植えで栽培した経験が乏しいというのも事実だろう。また、苗を購入した素人の多くが、鉢植えで失敗しているということもあるだろう。さらには、鉢植えでは産業にならない。産業を前提とした意識の彼らと、趣味の私の意識のギャップは大きい。3〜10房収穫の私の葡萄栽培など、彼らに言わせれば、栽培にもなっていない規模のものなのだろう。(お土産のようにして盆栽の葡萄が売られていることがあるが、あれはだいたい取り木で作られている。それはそれとして産業?なのかも知れないけれど…)
ということで、栽培方針に迷ってもプロの意見を聞きに行かず、原理原則を考慮しながら目の前の葡萄の徹底観察で己の責任で栽培を進めている。このページで展開している内容が成功すれば、多くの栽培参考例とは違った実験データの蓄積になるはず。凄く狭い庭での葡萄栽培臨床データの公開。成功しても失敗しても、これから葡萄を育てようと思っている方々の参考になれば幸い。

5月8日の状態

5月7日の状態

5月20日の花蕾の状態
(ジベ処理なし)

花穂の間に間隔が出来てきた。

成長の遅い花穂2本を切り取って長さを測ってみる。

ジベレリン処理、参考資料
NHK 趣味の園芸 よくわかる栽培12か月
                ブドウ 芦川孝三郎 著
ブドウの作業便利帳 高橋国昭 著 農文協

島根県農業技術センター HP
http://www.pref.shimane.lg.jp/nogyogijutsu/
gijutsu/budou-sisin/7_1.html

5月19日、夜、ガビ(イタリア)ワインを友人夫婦とともに飲む。コルテーゼ種という葡萄がどのような姿形なのかは判らないが、ワイン用品種であるソービ・ブランたった1本ながら育てつつ、白ワインを飲むという経験は、なかなかしみじみと感じ入るものがある。ルバイヤート甲州樽熟成2004も開ける。
ちなみに本日のメインは
「Wara' Inab Bit Zeit(Stuffed Grape Leaves)」
ヨルダンの葡萄の葉包み料理。10inchダッチオーブンを使用する。使用した葉はベーリーAだが、本来は欧州品種の葉を使用するのだろう。大好評だった。

巨峰の苗 2007
4 30日、苗木をいただく。
5 1日、10号素焼鉢に植え付け
4日、ベンレート×2000(含、展
着剤)散布。

15日、消石灰溶液の葉面散布と
土壌散布

26日夕方、ビスダイセン(×
1000)散布

28日、巻きひげ処理と二番枝の
摘心。
31日、竹酢葉面散布を行う。
6 1日、挿木苗はやはり成長が遅
い。新梢も細いので、実を生ら
せるには数年かかるか?
3日、指定濃度より更に2倍に薄
めた液肥で灌水する。
8日、HB-101葉面散布
15日、竹酢液葉面散布。
30日、サンボルドー(×600)に
砂糖添加(溶解する水に対して
0.3%)という方法で散布
する。
7 1〜10日、特に問題なく順調に推
移している。
11日、竹酢液葉面散布。
15日、台風4号対策で、ソービ・
ブラン同様に鉢を移動する。こう
いう時には庭植えと違って鉢植
えは対策が楽で便利。
夕方、被害のないことを確認。
16日、数日不在の対策を講じ
る。
19日、問題のないことを確認す
る。
21日、一部脇芽からの新梢を、
展葉2枚で摘心し、巻きひげ処
理。伸びた部分に対してサンボ
ルドー(×600)に砂糖添加(溶
解する水に対して0.3%)散布。

28日、ソービ同様に葉色がやや
悪くなってきている。鉢の土の配
合は、ソービと全く同じなので、
ほぼ同様の状況から間違いなく
肥料分不足での夏バテ状態と思
われる。葡萄には「うなぎ」では
なく、適切な追肥を行わなけれ
ばならない。少々追肥タイミング
を計り間違えたようだ。これは来
年への反省点だ。
31日、竹酢液葉面散布。微量元
素が配合されている固形油粕を
施肥する。
8 2日、葉色が良くなってきてい
る。
5日、竹酢液灌水を行う。
12日、ベンレート(×1000)散
布。

14日、液肥「花工場EX(住化タケ
ダ)」を極低濃度で灌水

15日、適宜摘心を行う。
20日、竹酢液灌水を行う。
31日、秋雨前線の活動対策で、
サンボルドー(×600)に砂糖添
加(溶解する水に対して0.3%)
散布。
9 6日、ソービブラン同様に台風対
策を講じる。
7日、サンボルドー(×600)に砂
糖添加(溶解する水に対して0.
3%)散布。

10日、液肥「花工場EX(住化タケ
ダ)」を極低濃度で灌水

18日、伸び始めた先端部を摘心
する。
10 1〜10日、一日おきに灌水。黄
色に色づいて落葉するものも出
てくる。
10〜17日、2日おきに灌水。
20日以降は週に2回程度の灌
水。
11 9日、枯葉除去。紅葉(黄色系)
している葉も、あと数日で落葉し
そうな状態。
10日以降は、週1回の灌水。
26日時点で、ほぼ落葉となって
いる。
12 25日、冬季剪定を行う。来春は
行燈作りに仕立てるかもしれな
い。

カナブン(アオドウガネ)被害…つまりこういうことです

6月17日、夕食で久しぶりに赤ワインを開ける。これまた久しぶりのボーヌ(ピノ・ノワール)、ブルゴーニュとしてはパワフルな2003。評判通りのストロング級ながら気品は失わないのは品種のためか、栽培・醸造家の人間性の反映か?べーりーAの摘心した小さな葉をつまみながら飲むピノの香味は、経験者にしか分からない共通項を示しつつ、興味深くも楽しい自宅メシ。
ワイン好きは葡萄の生食好きであって欲しいし、出来れば栽培好きであって欲しい。もっと贅沢なワインの時間を過ごすための努力…これは表現における「異化」の問題と等しいでしょう。

6月24日、夕食でソービニョン・ブランを開ける。「Guy Allion 2005」は仏トゥレーヌ。手頃な価格で気どらずに楽しめる白ワイン。コストパフォーマンスは非常に高く、遙か昔にこの地を通過した際の車窓風景を思い出しつつ飲んでいるので、私としては更に美味となってしまうのだが…(購入は鴨宮かのや)

8月25日来宅の客人が、とても美味しそうに「ルバイヤート甲州シュールリー2005」を飲む姿に気を良くしてしまった私は、「AHR(独)シュペートブルグンダー2004を開けるフランスワインとは違った世界があるので、私はシュペート好きです。

夏を越した挿木ベーリーAの状況


3本の挿木は、かなり生育にバラつ
きが生じたが
枯れることなく根付いてくれた。
既に一本予約済となっている。
葡萄栽培記録写真の色々















ワインはほとんど白飲みなので、しかも家飲みなので、外食で赤を飲むというのは異例です。つまり、基本的に日本酒好きで、そうした夕食を楽しんでいる環境では、白の出番が自然と多くなります。それで10月6日は、ポムロールのナントカというワインを都内某所で楽しむ機会があり、大変よろしい時間を過ごすことが出来ました。
このナントカという部分については、フランス語なんぞ正確に読めないし、したがって記憶にも残らない…というだらしなさであります。所詮一期一会ですから、よろしかったという記憶が残ればそれで満足です。
その席上で、隣席より「ポムロールって何?」という質問を受け、大雑把に「ボルドーのジロンド河に対してこの辺り…」などと空中に指先で図を描いたりして説明しました。恐ろしく大雑把な記憶での説明です。このワイン、何となく一時期さんざん飲んでいたサンテミリオンにも似ているなぁ…などと思いながら説明していましたが、帰宅後地図で確認したところ、隣あった地区でありました。もっとも隣といっても広大な地域ではありますが…ボルドーにしても、とにかく地区がいっぱいあって、そのうえ全てをテースティングすることなど到底不可能な数の蔵があって…うれしいやら呆然とするやら…日数をかけてがんばれば、全蔵の純米酒テースティングが不可能とは言い切れない日本酒の世界とは事情が全くことなりますな。
それにしても、メルローって感じでしたな!

2008年はピノ・ノワールとデラウエアの栽培記録が加わります!

甲府の植原葡萄研究所へ受け取りに行った苗は、一
晩根を水に漬けて吸水させて庭の片隅に仮植えした。
私の住む神奈川県西部に位置する足柄平野は、暖地
なうえに我家の庭は日当たり良好で特に暖かい。仮
植えに際して寒冷地のように神経と手間をかける必要
はないようだ。
スコップ持って土だらけの手でデジカメを操作するの
で、とても写真仕事人とは思えないような分かりにくい
画像で失礼!ピノの仮植え状態。