高山植物の事

氷河期の遺留植物である高山植物は周北極より旅をしてきてそこに留まるしかなく残された
植物であり、そこが居心地がよく、そこにしか住めない訳があっての存在であり。
分布域事態が貴重であり、氷河期の生き証人達である。
したがって異なる山で、兄弟が存在し、その兄弟は国境を越えて仲間が存在する。
日本海は氷河期には陸水と海水のバランスが変わり120mも水位が下がり
この時に日本の高山植物は、大陸や半島と陸続きとなった時に海を渡った連中である。 
何回かの氷期がやって来て、また温暖化により暖地性の植物に変わりますが、
したたかに生き延びて子孫をつなぎ
それはちょうど2階に上らされて、梯子をはずされしもの達であります。
そんな有史よりの旅人を仮の住処の住人である人間が勝手なエゴで無くして良いはずがない


虫取りスミレ 『かわいい顔してやるもんだね』
早池峰、八幡平、岩手山、栗駒山で

花との出会い

過去の山行の中20代は花、草、木に興味のない只ひたすら登るだけ、スピードの
追求でした、写真機を持って写真とるようになり、シャッターは感動の分だけ切れる
ことを知りました。高山の道端にただ咲く草花の健気な存在に気がつきました。
40代尾瀬へPTA活動で中学校の2年生を引率して10年間登りました。燧ケ岳
またチョモランマへ行くことになり
日本の高山植物とヒマラヤに咲く花の違いに興味を持って旅をしてきました。
女房と50代花試験を楽しんで受けていました。
よく花の名前がわからないと言いますがまず存在を知り、よく見てあげる事からの出発で良いのでは?
覚えようとしても頭の中に棚がないと留まることが出来ません。
網棚と余裕で花を楽しんでいます。

岩手山の植物 姫神山の植物
2003.7.26 2003.7.27
馬返し
草ボタン、山苧環、玉川ホトトギス、深山半鐘蔓
虫取りスミレ、唐松草、アキノキリンソウ、

岩場
イワブクロ、白根ニンジン、深山トウキ、大笠もち
キンコウカ、
白山千鳥、お山そば、モウセンゴケ、

小屋周辺
イワキキョウ、大文字草、唐松草、丸葉だけ蕗
南部トーチ草 
山頂付近
コマクサ、イワブクロ
九階草、四葉ヒヨドリ、ヤマトキソウ、
深山オミナエシ
山苧環、キンポウゲ、峰薄雪草、
イチヤク草、スダヤクシュ、
オオバギボシ、ツレサギソウ、
鳥足升麻、山吹升麻


九階草

日光の光徳付近 穂先シモツケ
2003.8.16

会津駒ケ岳で 羅生門カズラ(渡辺の綱の切った鬼の腕) 白馬山麓 猿倉にて


栗駒山の植物
2003.8.23
蝦夷シオガマ、四葉ヒヨドリ、白山石楠花、イグサ、ノリウツギ、モウセンゴケ、ネバリノギラン
岩ショウブ、イワイチョウ、キンコウカ、蝦夷オヤマリンドウ、羽後アザミ、高嶺青柳草、
ズダヤクシュ、コババギボシ、トンボソウ、ウメバチソウ、モミジ唐松、鳥足升麻、
深山アキノキリンソウ、岩オトギリソウ、釣鐘ニンジン、バアソブ=蔓ニンジン

ウメバチソウ

浅草岳にて シラヒゲソウをみた
2003.9.23
ユキノシタ科 ウメバチソウの仲間

山形神室山にて イワインチン
2003.9.27
キク科 蓬の仲間

2006.6.24 月山山スキー 山頂 周辺


黒百合は恋の花
              ヒナウスユキソウ
         ウズラバハクサンチドリ 姥が岳山頂にて                 岩梅

                    ミネズオウ


コシノバイモ (越の=越前 越中 越後