6月17日  父の日





先週広島にて、色んな名人の方の釣りを見て、気持ちを入れ替えてがんばろうと決心した私。
今日は気持ちを入れ替えて蓋井島に梅雨グロを釣りにやってきました。

いやぁ、クロ、食べたら美味しいんですよ〜・・・

ほんで、梅雨グロはエサ取りが湧くまでの一瞬の間しかチャンスがないわけじゃないっすか〜。
だもんでね、ついついクロに浮気ですっ。 てへへっ

ってかですねー、クロやってたら、チヌも上手くなるらしいんですよ。潮を読む力とか、上からゆっくり仕掛けを入れてやる釣り方とかね、
共通する部分も多いですし。

あとねー、油断してたらいきなりのバチバチ、超快感ですよねー。

今年の梅雨グロ、今一パッとしてないみたいですがどうなんでしょう。
遅まきながら偵察です。 この日も釣り人はちょっと少な目。 やっぱりあんまり良くないのかしら・・・・

今日はきちんと睡眠もとり、準備も万全。

出船時間の3時の20分前には、黒潮丸の出港基地である吉見港に到着してました。 (まぁ、普通か・・・)

ほんで、辺りの暗闇が船のサーチライトで切り裂かれます。 荷物の積み込み。


しかしねぇ、港でこのサーチライトが点灯した瞬間のドキドキ感って言ったらなんとも言えませぬのー。
「さ〜て、今日もいっちょやったるで〜!」 みたいな。    まぁ、大概はやられちゃうんですけどね。


ほんで、蓋井島への道中もほとんど揺れることなく本島へ到着。

午前4時、瀬付け開始。

今日はどこへ上がるんかな〜って思ってたら、一発目から船長に名前が呼ばれます。

「カケアガリ」 上がる?  ってことだったんで、「アムロ、行きま〜っす!」  


この磯、昔蓋井島の常連だったカクちゃんが、潮の流れを読む練習になるよ〜とか言ってたとこで、結構好きな場所。

でもまぁ、潮なんて全然読めないんですけどね。   エヘヘ


んで、 「カケアガリ」 も、蓋井島へのもう一艘の船、春日丸との当番で、高い方低い方あるんですが、今日は低い方。
高い方も低い方も好きなんですが、こっちの低い方は高い方に比べて足場が良いからおいら向き。
1回滑って、骨痛めたことあるけどねん。


で、荷物下ろし手伝ってもらって無事に上礁完了。
明るくなるまでのーんびりと準備して、いざ!

最初の暗いうちはラインが見えないんで、重目の電気浮子の3Bで、3ヒロの直結部分のヒゲを残して、なんちゃって
なるほど浮子止め方式。 直結部分下のからまん棒の直下にガン玉打って、3ヒロのハリスをフカセる作戦。

今日は一人なんで誰とも話すことなく、磯の上は静か。

足元はオーバーハングで、巨大な尾長が潜んでいる予定なので、準備の最中やバッカン運びなんかも、物音ひとつ立てずに
釣り座に向かいます。


雰囲気はめっちゃあります。



めっちゃあるんですが・・・



あるのは雰囲気だけでした・・・



午前4時半、辺りがうっすら明るくなり始めた
頃、釣り開始。

午前5時、そろそろ一発出ても良い気配がムンムン。

午前6時、そろそろ出てくれないとやばい気配がムンムン。

午前7時、餌が取られる以外はな〜んも食わねー・・・。  かなりやばい気配がムンムン。

午前8時、さすがにやばいと思い、ハリスを一気に1.25号に落として、狙いを40cmオーバーの尾長から30cmの口太狙いに変更ムンムン。

ポイントに1杯撒き餌を先打ちし、足元に3杯。仕掛けを投げた後、沖に1杯被せようとした瞬間、「バーチバチバチバチー  」 

オープンベールのまま、反射的に合わせを入れ竿は弓なり。 一瞬、「よっしゃ!」と思うも、たった今ハリスを1.25号に下げたばっかり
だったことを思い出します。 ほんでそのことを思い出した途端に



「プツン・・・」        OH・・・



ま、まぁ、よくあることだな。

あるある探検隊風に言うと、

「ハリス落としたら 急に来た! はい、はい、はいはいはい。

 あそれ〜   あるある探検隊。    あるある探検隊。    あるある探検隊     だか〜ら     あるある探検隊」


ってことで、ポジティブシンキングで次いってみよう! 

ほんでハリスを1.75号に変えたところで次は来ないんですけどね。 


これもあるある探検隊。 いつものこと。  よし。  なかったことにしよう。

ってことで、再びハリスを1.25号に。


ほいで、ごく稀〜に手の平サイズの木っ端グロは釣れますが、30cm以上が釣れまへん。

エサ取りはスズメダイが溢れてますが、まぁ、その辺は・・・      


おいらの巧みな撒き餌ワークで〜・・・


丸ごと集団で、沖の本命ポイントへと一直線です。 民族大移動ってやつですな。。
   



そんで、撒き餌の中釣ったり外釣ったり、浅く釣ったり深く釣ったりといろいろやってみますが、じぇーんじぇん食いません。

ってかですねー、潮が全く動かんのですわ。ほぼ1日を通して、フーラ フラ   フーラ フラしてました。  まさに私の人生。


10時過ぎ位からちょっとだけ平瀬の方を向いて流れた時にですね〜、パタパタパタッと手の平から35cm。

ほんでパタパタッとか言っても35cm以外はお持ち帰りは足の裏。計3枚。 

しかもタナも深かったっすわ〜。上から一気にズドンと落としても食わないんで、全遊動でゆーっくりと入れてやってようやく指先で
持っているラインが「コツン」。 アタリも小せーっす。  しかし、1人で釣ってるとね〜、色んな釣りが出来るから、これまた考えることが
多いんですよね〜。あそこの場所は、潮に仕掛けが弾かれるとか、その向こうまで投げると流れてるとか。

あっちだと全然動いてないけど、こっちでは吸い込まれるとか・・・ね。
その吸い込まれる潮にやや張り張りで竿2本位入れて、ようやくアタリ。そのアタリもちっちゃい。クロはおるんでしょうけどね〜。
喰わせきらんです。



にもかかわらず、今日一唯一の35cmが超腹パンやったんで、撒き餌は拾ってたんか?と思って帰って腹裂いてみたら、その腹パンは
全部脂肪。胃袋の中には、餌はまーーーーーーーーーったく、これでもかってくらいに何にも入ってませんでした。

活性低かった中、唯一の捕食タイムで誘った餌に、リアクションバイト的に食ってきたんかなぁと推測します。

回収時の船の中、他のお客さんも釣果は全体的に芳しくなく、皆さん潮が動かなかったと言っておられました。

「威勢」ですら足の裏が2枚とのこと。 潮通しが良いはずの「三角」、はたまた「泉水鼻」でもバリがバリバリ釣れた模様。

おいらんとこ、バリは釣れんやったですが、チャリコはかなり釣りました。やっぱり潮が良くなかったんでしょうな。 

まぁ、日ムラや瀬ムラは当たり前の磯釣りですから、そんな日もありますわな。 潮が動かにゃどねーもならん。

ってことで、小鯵が湧くまで頑張ります!






本日の釣果の一部。 おいら、煮つけが一番好き!



ほんでねー、家に帰ったらですねー、今日は巷では父の日ですやんか〜。


でね、2人の子供が何やらコソコソやってるな〜って思ってたら、プレゼントを作ってたみたいです。







ぱぱ、いつもあそんでくれてありがとうってメッセージ貰ったらさ〜・・・


やっぱり毎週毎週釣りとかって難しいっすよね〜・・・


ってことで、明日は鶴見はやめました。



蓋井に行くことにします。