二日〜酔いで〜 磯釣りすると〜 死ぬ！ あたりまえ体操〜」
ってことでですね〜・・・ 軽く3杯ビール飲んだら帰る予定だったんです。
6月2日（土）、毎年第一土曜日はですね〜、地元の「ほたる祭り」
去年、筏師匠が華麗にダンスを披露したお祭りです。
子供達は、子供同士で遊べるためにやる気満々。
おいら、次の日釣り大会。おまけに子供の風邪をもらって体調不良。 嫁も風邪気味で、付き合いで顔を出して、7時には帰ろうって
話をしてたんですよね・・・。
最初はビールだけちょっと飲んだら帰ろうって感じだったんですけど、永田がパチンコで勝ったとかで焼酎を奢ってくれるってことに・・・
それが2杯3杯と段々エスカレートしてきて・・・ 家に帰ったら7時どころか深夜1時。 う〜む・・・
でもね、そりゃー飲むっしょ。 若い女の子がお酒注いでくれたら飲むっしょ。
煽られたらやるっしょ。 ピロピロ一気。
「お〜さ〜けを〜 注がれたあと〜
お〜もむ〜ろに〜 グラ〜ス持ち〜
小指を立てて〜 お〜さけ〜ピ〜ロ〜ピロ〜
暴走前のサ〜イ〜ン〜」 って感じですかな。
毎度毎度、気が付いたらいつもやっちゃってるんですわ。ピロピロ。
いつもは強めの酒の、生地とかロックでやるんですけど、今日は水割りしか売ってなかったので、それが不幸中の幸い。
なんとか理性は保てました。 普段はこっから大暴走が始まります。
歌ったり踊ったり脱いだりと、リクエストがあればなんにでもお答えします。
ほんで、祭り会場に到着したのは午後4時くらいでしょー。
辺りはまだまだ明るく、子供たちが元気にダンスを披露しています。
それが、だんだん辺りは暗くなり、舞台も子供の時間帯から大人の時間帯へ・・・
最後には辺りは真っ暗。
舞台ではなんか、凄く悲しげな戦時中の劇らしきものが始まっています。
大人の時間を通り越して、お年寄りの時間に突入しています。
ちなみに、ピロピロ一気を知らない最近のヤングメンの方は、下のリンクからの動画を参照
第一人者の松村邦弘の動画を探すも見つからなかったので何となくこんな感じをイメージしてもらえたらいいと思います。
→ セクシーな感じのピロピロ飲み
→ こっちが本物のピロピロ飲みだけど、心臓の弱い方は注意が必要
（この動画のおじさんは私ではありませんが、まぁ、近いことやってます。）
で、まぁ、祭りは午後8時には終わりました。
やっと帰れる。帰って早く寝るべ！ と思っていた私、なんかパパ友のOちゃんが、このほたる祭りの会場からほど近い自宅で、
２次会をやろうとかなんとかおっしゃっておられます。
私「いやいやいやいや、私、明日釣り大会で、朝が早いんです。ってか深夜出発なんです。」
と、まぁ、そんな感じで丁重に２次会はご遠慮させていただいてたんですが・・・ 無論子供たちは行く気満々。
体調が悪かったはずの嫁も何故かあっちでスキップしております。
せ、せめて私だけでも・・・
なんて通じるはずはないですわな。
で、パパ友のOちゃん家で2次会〜・・・ お開き午前0時半の、帰宅は1時〜・・・
午前0時半。 撤収間際の図。 帰宅予定時間、午後7時のはずが、なぜか6時間も超過しております。 ん〜、まったくもって不思議現象だ・・・
で、今回一緒に広島行きをさせていただく予定だった防府市のFさんとの待ち合わせは3時。
幸いなことに、大会のために祭りの途中から酒は飲んでおらず、職場の部署異動の際に餞別としてもらった携帯用アルコール検知機の
数値は0.00。 一応アルコールは抜けてるみたいです。 アルコールは抜けてるみたいなんですが、とにかく眠い。
風邪気味な上に、前日に子供がやっているニンテンドー3DSの「モンスターハンター3ｇ」に思わず私の方がハマってしまい、
明け方4時まで意地になってアルバトリオン（村クエのラスボスのこと。知っている人は知っているかなり強い敵）と格闘しておりましたので
前の日からあんまり寝てないんです。 まぁ、自業自得ですが・・・。
防府まで行って待ち合わせの3時まで寝るか、それとも家で1時間程度仮眠して行くか。確実なのは向こうまで行って寝ること
なんでしょうけど、とにかく眠い。ってことで、念のため寝過ごさないように、電気をつけたままにして、さらに目覚ましのスマホを
部屋の隅っこ（その場に置いておくと、すぐに目覚まし止めて２度寝する恐れがあるため）に置いて仮眠・・・
更には念のためFさんにも、最近私、よくやらかすんで、２時になったら一応ガンガンに電話してくださいねと伝えてはいましたが・・・。
意識を取り戻したのは2時47分のFさんからの電話。
「今どこですか〜？」とのFさんからの問いかけに、「え？ まだ家ですけど・・・。 」 みたいな・・・。
頭の中では、あれっ？ 2時？ んっ？ って思ったりもしたんですけど、Fさん、一応電話はかけてくれてたみたいです。
しかし、通じた後、すぐに切れた（切った？）みたいです。そこでFさん、私が起きたと判断。
しかし実際は・・・ Fさん、だめです。ちゃんと声聞いて、私が自身の声で「起きた！」って言うまでは、
絶対に安心はできないんです。私、そんな人間なんです。 巷ではよく、ダメ人間って呼ばれます。
部屋を明るくして熟睡しないように付けていた電気も、ご丁寧に嫁が消してくれていました。
そして、現実に戻った私が発した第一声はもちろん、
「ド〜ラ〜え〜も〜ん！」 のび太の心境がよくわかります。
大慌てで身支度を整え、車に飛び乗ります。 幸いなことに、荷物はすべてスタンバイ済み。
念のためもう一回携帯用アルコール検知器で呼気を測定。
こちらは相変わらず0.00でとりあえずOKなんですけど・・・ 行くのか？ 俺？
受付開始は午前4時から4時30分まで。
「やれるのか？ おい！」 天の声が私に語りかけてきます。
が、とりあえず申し込みはしてるし、行かないとFさんには申し訳ないし。
果たして、奇跡は起こるんだろうか・・・。
いやいや、奇跡は・・・ 起こるのを待つものなんじゃなくて・・・ 起こすものだった・・・
とにかく動き出さなくちゃ、何も始まらないんだった・・・。 きっと起こしてみるさ。 奇跡ってやつを・・・ さ。
まずは心を落ち着かせるために目を閉じます。
「今〜 わたしの〜 ねが〜いごとが〜 かな〜う〜 な〜 らば〜〜〜・・・」
目をカッと見開き夜空を見上げ・・・
「つば〜さ〜が〜 ほし〜〜〜い〜〜〜〜〜・・・」
「あそれ、ワン、トゥー、ワントゥースリーフォー 今〜 わたしの〜 ねが〜いごとが〜 ・・・・」
名曲は一気にハードロック調へと変化。 タイヤはキュルキュル言いながら、焦げ臭いゴムの匂いと白い煙を出しています。
そして・・・
そこからのことはあんまり覚えていません。 多分、スーパーサイヤ人に変身していたからでしょう。
ちなみにスーパーサイヤ人への変身に必要とされる条件は、一定以上の戦闘能力と、穏やかで純粋な心を持った者が、
極端な危機感、強い怒り、悲しみに苛まれた時。（ウィキペディア参照） まさに今の私の条件ぴったり。
ちなみに変身時の戦闘力は、通常時と比べて格段に上昇します。
黄金のオーラをまといながら、全力で法定速度を遵守していたと思います。
それで、こりゃー4時半には間に合わねー。10分位遅れるな。 と思ったのがどの辺だったろう・・・。
サービスエリアできっちり車を止めてFさんに、
「絶対に出船までには間に合わせますんで、スタッフーの方にその旨説明して、参加費払って磯割りの抽選くじを引いといて
ください！」と告げます。
起きてから全く飲まず食わず。 せめて飲み物位は買っておかないとってことで、大竹IC降りてすぐのコンビニでサンドイッチと
お茶を2本買って、再びロケットスタート（頭の中でのイメージであって、正確には思いっきり地球に優しいエコスタートです。）
会場である小方港までのカーブをタイヤキュルキュル言わせながら（あくまでイメージです。時刻は早朝なもんで、徐行運転です。）
最後にサイドブレーキを引いて「キキーッ」と横滑りで到着（あくまでも私の頭の中のイメージであって、現実は地球に優しく緩やかに
停止です。）した時には開会式が終わる直前でした。事情を知っておられるスタッフーの方に車を誘導していただき、荷物を下ろし、
港に着いたら出船直前。どの船に乗るかも全く分からないまま、「タコさんの乗る船はここから出船です！」と、Fさんに促される
ままに船の前に並ぼうとすると、すでに名前が呼ばれています。船の名前もわからず、ヒップガードやライジャケつける間もなく、
大慌てで荷物積み込み・・・
そして・・・
間に合いました・・・
とにかく無我夢中でした。 行こうかどうしようかぎりぎりまで迷ったけど、気づいたら車に飛び乗り目的地を目指していた。
心境としては、映画 「ボディーガード」 のラストシーン。
飛行機は離陸直前。愛するフランク（ケビン・コスナー）の元へ行こうかどうするか迷うレイチェル（ホイットニー・ヒューストン）。
ぎりぎりのところで、「待って！ 止めて！」と飛行機を降り、タラップを駆け下りてフランクの元へ走り出すレイチェル。
体が勝手に動き出したのは、その心境と同じだと思います。
船に乗って、後部デッキに向かいながら私の頭の中に流れてきた名曲。
胸いっぱいに息を吸い込み、さっき自宅で見上げた夜空をもう一度見上げ、大きく両手を広げながら叫びます・・・。
「エン ダ〜 イヤ〜 イッツ オールウェイ ラブユー ウー」
ってな感じで、ボディーガードのラストシーンにも負けないくらいの感動でした。
ってことで、無事に間に合ったところで本日、現場からは以上で〜っす♪
って、え？ 釣りですか？
あ〜、釣りですか。 結果・・・、 知りたいです？
もちろん釣れてませんよ。 ってゆーか、釣ってません。 ってゆーか、釣りをする気になりません。。
まぁ、一日こんな感じです。
いつも通りっちゃー、いつも通りですわん♪
いやね、竿は出したんですよ。阿田々島のどっかの遠浅で遠投が必要な場所で。
船の上ではですね、わりと大丈夫だったんです。
遠浅の広島湾、前の番号の選手を下ろしている途中、海底にはチヌの姿も見えて、「こりゃー今日はいけるで〜！」って
思っていたのも開始後1時間まで。
磯に上がった瞬間に、間に合ったという安堵感で張り詰めた緊張感から解放されたと言いますか、スーパーサイヤ人(スーパー最悪人
とも言う）になっていた時の疲れが一気に襲ってきたと言いますか・・・
1バラシと1藻ぐられの後は、睡眠不足なのと風邪引いてるのと、検知器の数値は0だったんで酒は抜けてると思うんですけど、
とにかく体調不良で釣りにならんやったとです。
主な諸症状を言いますと、
１、波のゆらめくのを見てるだけで気分が悪くなる。
２、なんか足元の岩が揺れてる気がする。
３、遠投した後、何故か片足が浮いている。
４、撒き餌に水を入れすぎた。
５、頭が痛い。
６、頭が悪い。
７、顔が悪い。
８、屁が臭い。
とまぁ、こんな感じです。
一応ね、前日まではやる気満々でネタを仕込んでたんですよ。伸びに伸びきったワイルドなヒゲをね、カトちゃんが酔っぱらいのネタやる
時のちょびヒゲ風に、持参した電気カミソリでカットした超怪しい格好でね、キザクラTVに10号のカゴ浮子持って
「今日はこのキザクラ遠投スペシャルカゴ浮子の10号にバランサーを貼って0シブに調整したものを、グレ用の2号竿使って大遠投かまして
釣りました。どうだい？ ワイルドだろ〜う？」 ってな感じで登場する予定だったんですが・・・
早い段階でどうでもよくなりました・・・。
せっかく準備したんだからせめて1枚は・・・ って思ってたんですけど、途中から太陽が照りだし、磯の温度は急上昇。
みるみる体力を奪われていきます。
ほんで、「せっかく仕込んだけど、ネタなんてどうでもええ・・・。早く家に帰りたい・・・。」って思ったのが大会開始2時間後の午前8時頃。
立ってることすらしんどい事態に陥ります。
そんで、同礁の島根のベラ男さんのところ行って、色々とお話しさせていただいてました。。
実はこのベラ男さん、去年のこの大会で私に話しかけてきて下さってた方で、今日の朝も船の上で、
「 あれっ？ タコさんです？ 」 みたいな感じで話しかけていただきました。 去年は岡山に住んでらっしゃってたので、最初はピンと
こなかったんですが、後で聞いたら引っ越したとかで、記憶が戻ってまいりました。
最初こそ真面目に釣りしてたんですが、途中からはベラ男さんのところに行って、最近のスロットは勝てないですねーとか、
４号機のスーパーリノとキンパルでは、めっちゃ儲けたんですよ〜とか、釣りに関係の無い話ばかりしてました。
7時間の大会ということで、過去最高に持ち込んだ大量の高価な撒き餌、大幅に捨てて帰りました。
表彰式では多分、死んで腐ったサバのような目をしてたと思います。 もの凄いマイナスオーラを放ちながら・・・
なんとか命からがら自宅に帰ってきましたが、おいら絶対酒で人生失敗するタイプだな〜。
今回ばかりはちょっと反省。 自分のバカさ加減に相当落ち込みました。
それであまりに悔しかったんで〜・・・
家に帰って〜・・・
ヤケ酒を・・・
飲みまくってやりました・・・ とさ。
「全然懲りてね〜！ はい〜。 ちっちゃいことーは気にすんな。 あそれワカチコワカチコ〜」
なお、本日は、一部フィクションを交えてお送りいたしました。。 終わり。
追伸、ベラ男さ〜ん、おいら大会では結構こんな感じなんです・・・。
それでも、「私も嫁もタコさんのファンなんで一緒に写真撮ってもらえますか？ 嫁も喜ぶと思います。」って・・・
あのー、嬉しすぎます。ほんとありがとうございます。
写真どころかあれやったら、こちらはヘアヌード写真でも全然大丈夫ですよ！ ヘアまではいいですか？
山口来るときはいつでも連絡くださいね〜！ 一緒に見島の怪物を退治しに行きましょう♪ それではまた！
